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刀剣乱舞レベルカンスト

小説機動戦士ガンダム00セカンドシーズン最終巻感想

2010-02-25 | Weblog
※後で足すかも

サブタイトルは「再生」
表紙は今泉良一さんによる刹那とリボンズ。
バックにダブルオーライザー。

綴じ込みピンナップはリボーンズガンダムとOガンダム。
原画は海老川さん。
裏面にはイノベイターたち。原画は羽音たらくさん。

描写加筆多数。
ティエリアがリボンズに撃たれるシーンでは
ティエリアがロックオンに
「僕はここまでだ」と弱音をはく描写が追加されている。
心情描写の追加や意外なネタバレもあるので全力で購入をお勧め。
ちなみにあとがきページがなぜか5Pもある。

目だった追加・補足描写は以下。

P59-66
リンダがフェルトにケースに納められた花
(※刹那がもらう花)を手渡すシーンが追加。
リンダがフェルトに「名前まではよくわからないけど
中東でよく見られる花なんだって」と教えて
それを聞いたフェルトが刹那を連想するシーン。
フェルトは花を見ながら白という色は改めて刹那の色だと思う。
羽音たらくさんの挿絵(赤面するフェルト)もあり。

P73
ティエリア・GNHW/B出撃シーン。
「僕を導いてくれ…ロックオン」のシーンではティエリアは
「志半ばで倒れた恩人とも呼べる仲間の遺志を誰よりも強く引き継いでいる
と自負している。そしてそれが果たされることを心から―人間として―
願う」と描写あり。

P111
挿絵。カティvsグッドマン。

P123
リボンズvsリジェネ。
リジェネはリボンズに強制的に行動を読み取られている中で
23通りもの言い訳を考えていたことも看破される。

P124-128
リジェネがリボンズを一度射殺し、リジェネがサーシェスに
射殺されるシーン。
リボンズは一度リジェネの「鉛玉で脳を破壊されている」

P135-136
スメラギとカティの通信。
カティはCBに「この戦いを終えた後、改めて罪を問う」と宣言しつつ
口元にはスメラギしか気づけないほんのわずか、本当に微妙な
角度での微笑を浮かべている。

P167-173
コーラサワーの「オレの大佐にぃぃぃ!手を、出すなぁっ!」
「大好きです。カティ」
コーラサワーの心情描写が大幅に追加。

・コーラサワーは(カティの乗る)輸送艦への激突を回避するため
覚悟を決めていた。
・コーラサワーはカティがクーデター派に参加するからついてきた。
CBに参加すると言っても喜んでついていっただろう。
・「パトリックは自分を知性の高い人間だとは思っていない。
自慢できるのはパイロットとしての技量だけ。
判断は学のある者に任せればいい。そして任せられるだけの
女性に出会ったのである」
・「惚れた女を守るんだ。最高じゃねぇか!」
・「だからさ、惚れた女を守るために一緒に逝こうぜコンチクショウ」
P171にはGN-Xvsガガ挿絵。

P186
ケルディムvsアルケー。
ライルはサーシェスの「また、殺してやるよ。え、ガンダムさんよ」
「また」という言葉で全身の毛が逆立つほどの怒りを覚える。

P188-190
トレミー防衛のアレルヤ。
「マリーを守るのではなかったか。マリーを戦いから遠ざけるために
ここにこうしてガンダムに乗っているのではなかったか。
自分達のような不幸な子供を生み出さないために戦いを決意したのでは
なかったか」と己の信念を思い出しては戦意を復活させている。

P208
ヴェーダでのリボンズとティエリアの邂逅。
リボンズはヴェーダのことを決して分かつことの出来ない
己の半身だと思っている。

P229-235
ティエリアvsリボンズ。
P231にはノーマルスーツの2人の挿絵。
ティエリアの心情描写と銃撃シーンの描写追加。
腹部を撃たれて熱さを感じ、眉間を撃たれたティエリアの
後ろのドアに鮮血が盛大に広がり、遅れて力を失った体が
叩きつけられる。
ティエリアの意識が遠ざかり、記憶が霧散していく。
かすれる記憶の向こうに居る眼帯をした狙撃者に
ティエリアは呟く。
「ここまでだ。僕は、ここまでだ」
そのティエリアにロックオン(ニールが)言う。
『そうじゃねえだろ?』
『おれたちは終わってなんかいねえ。おれたちには仲間がいる。
そうだろう、ティエリア…」
そしてティエリアの意識が途絶える。

P235-246
沙慈とルイス。沙慈視点の心情描写大幅追加。
そしてルイスの握力が恐いことに。
P237で沙慈はルイスの手に気道・大動脈を圧迫されて
喉仏が押しつぶされそうになっている。

P251-255
トランザムバースト解放シーン。
刹那の心情描写追加。
刹那は世界を、未来を変えるためにイノベイターになった。
そして刹那はGN粒子の中、ニールの声を聞く。


P258-261
トランザムバーストによる高濃度粒子の中で
サーシェスの心の声
『だからもっと楽しませろ、俺を震わせろ、
俺をたかぶらせろ、俺をイカせろ!
でねぇとこのままその首へし折っちまうぞ』が
ライルに伝わって「ぶっ殺す」と怒号が返る。

P262-263
ハレルヤ復活。

P279-281
リジェネとティエリアによるヴェーダ奪還。
数刻前に絶命したはずのティエリアの瞳が
金色に輝いていた。それを見たリボンズの背中に
今まで味わったことの無い冷気が駆け抜けた。

P289
ライルvsサーシェスの挿絵。

P292-296
ヴェーダにたどり着いた刹那がティエリアの死体と対面。
(※死体と表記されている)
部屋の中に響くティエリアの声
(※脳に響く声ではなく部屋の中に反響する空気を伝播して
鼓膜を刺激する声と描写)を聞いた刹那が
「どこだ、どこにいる、ティエリア?」と彼を探す。
ティエリアの「イノベイドでよかったと思う。
この能力できみたちを救うことが出来たのだから」

これを聞いた刹那「いまの彼(刹那)には、ティエリアの
言っていることがよくわかる。己の変化を自覚している、
いまの刹那ならば」と心情描写。

ヴェーダと同化したティエリアから刹那にイオリア計画が語られる。
計画を聞いた刹那はダブルオーライザーに戻りセラフィムを見て
「搭乗者の居ないその機体が宇宙空間に両腕を広げて佇立している。
仲間を守るために。未来のために」と感慨に浸り
「……ティエリア」と呼びかける。

P304
トレミーブリッジにいるビリー。
スメラギたちへの協力を申し出ている。
ラッセにじろりとにらまれるがビリーをかばうように
スメラギが前に出る。

P313
リボーンズガンダムと刹那の挿絵。

P314
リボーンズキャノンモードはガンダムヴァーチェと同じ
基礎データが使用されている。

P319-330
ハレルヤ復活の詳細描写とvsヒリング。
ケルディムvsリヴァイヴ。
超兵復活。国連軍との戦い以降神経回路にもやがかかったようだったのが
振り払われてすっきりとクリアになっている。
アレルヤはもう一つの人格(ハレルヤ)が覚醒していることに
本来の自分に戻ったような嬉しさを感じていて、ハレルヤに
「なーに甘っちょろいこと考えてるんだよ」と叱咤されている。
P327ではアリオスガンダムは銃で狙撃するのではなく、銃を
棍棒のように振り回してガラッゾの顔面を殴打する。
「ははははははは!右の頬の次は左の頬だろ、出せよ!」
アリオスガンダムの肉弾戦。

P342
リボンズがオリジナルのGNドライヴを必要としたのは
来るべき対話のために刹那のような純粋種イノベイターを
リボンズの支配する箱庭の中で大量生産するため。

P350
リボーンズガンダムとの戦闘で気絶した刹那の意識が戻る。
刹那はフェルトから手渡された花へと手を伸ばし、
「たった一輪の花を死なせずにすんだことを」
それが何より大事な事に感じた。

P358-359
見開き挿絵。OガンダムvsエクシアリペアⅡ。

P361
刹那、OガンダムのGNドライヴ壊す。

P366-367
アザディスタン再建に至るエピソード。
・マリナは暫定政府の解体で無政府状態に陥りかけた本国へ
乗り込んで遊説を重ねて正常化につとめた。
・連邦政府に正式に自治権承認を要請する書面を送り
報道機関に対しても自分がカタロンに保護されていたことを発表。
・カタロンは解体宣言を発表。マリナの構成員疑惑も否定。
・マリナと一緒にいた子供達は再建の象徴として迎えられる。

P373-375
クラウスとシーリンの描写。彼らは選挙で選ばれた連邦議員。
シーリンのお腹にはクラウスの子供がいる。

P378-381
カティとコーラサワーの結婚式と前後のエピソード。
・コーラサワーが無傷で生還した時、どのようにして生還したのか
のちに聞いた者たちは全員首をひねった。

・2人が結婚すると聞いたとき彼らの知人達は
「何の冗談だ」「またパトリックがふいてるんじゃないか」
「ユーモアにしてはあまりセンスが感じられない」とささやきあった。

・結婚が真実だと知れ渡ると今度は
「どうしてカティは結婚を決意したんだ」
「母性本能を刺激されたのか」
「手のかかる子供をほうっておけないのと同じか」
「いやいや、存外カティの方が心を奪われたんじゃ」
とささやきあった。

・結婚式の手配をてきぱきこなしたのはカティで
コーラサワーは「大佐に任せます」とにこにこ命じられるままに
動いているだけだった。


P382
連邦軍に残った元・アロウズのビリーを連邦軍はもてあました。
そのためビリーは辺境の研究棟にいる。

P383
ビリーとスメラギのツーショットはCBクルーが撮影した。
頼んだのはスメラギ。

P389からはエピローグ。
ライルのお墓参りに続いてアレルヤ・マリーの巡礼補完。
・アレルヤが旅に出たいと言った時トレミーメンバーは翻意を促した。
しかしアレルヤはヴェーダから届けられた彼の過去のデータと
出身地を見て抑えきれなくなって旅に出た。
(※このエピソードは限定版コンプリCDBOX参照)

P395-398ではヴェーダの中で眠るティエリアの描写。
ティエリアの次の言葉は再会を願って、だが再会しないことを祈って。
(※再会する時は新たな戦いを告げる合図かもしれないから)
「さようなら…みんな」

P400-401は見開きの描きおろし挿絵。
刹那、スメラギ、フェルト、ミレイナ。
アレルヤ・マリー、墓の前のライル、ぽんぽんすーのティエリア。
(※アレルヤ・マリーは巡礼姿、ティエリアは胸の前で手を組む)

リボンズ・アルマークの死亡描写は一切ありませんでした。

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