八ッ場ダム

　　　三十数年振り行った川原湯温泉。
　　
　　「八ッ場ダム工事で変わったよ」と、

　　聞いてはいたけれども、あまりの変わり様にびっくり。

　　
　　　　叔母が旅館に嫁いだ年に、ダム計画が発表され、

　　反対派・賛成派の対立から、やっとここまで来た歴史・

　　ダムの役割・ダムに沈む地域（水没地域の広いこと）・

　　完成後の模型等が展示がされている「やんば館（八ッ場ダム広報センター）」

　　を従兄が案内してくれました。


　　　　　　　　　　　「やんば館」
　　　　　
　　　　　　　　展示の中にあった「ご来館の皆様へ」の文中で、
　　　　　　　「何世代にもわたる先祖伝来の故郷を守り、
　　　　　　　そこに暮らす人々の土地と生活の犠牲があって
　　　　　　　初めてダム建設が可能になったのです・・・・・。」を読んで
　　　　　　　本当にこのダムは必要だったのかと、考えさせられました。

　　　なぜって、2人の叔母が川原湯温泉にお嫁にきていたので、

　　高校生の頃までは、お客に・お手伝いにと良く来て遊んだ、

　　思い出の場所と懐かしい景色も水没。

　　　それに、関東の耶馬渓と呼ばれている吾妻渓谷が、

　　ダムの湖底に沈み、素晴らしい紅葉・

　　絶景が見られなくなるからです。

　　一度壊した自然は元には戻りません。本当に残念です。


　　　三本橋の一つ　　　　　高台に移転する温泉街の大替地からの景色


　　　3年後には旅館も高台に移転するとか、

　　その前に、叔母に会いに行き、源泉に入ってのんびりしたいです。
　　
　　　ちなみに、私の叔母は新聞・テレビで一番前に位置する全国版です。

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