木っ葉の微塵日記

流れ者が日々のあれこれをつぶやきます。当たって砕けるかも~
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国電103系&湘南電車113系の引退

2006-03-17 23:53:03 | Weblog
といったニュースが流されている。

けれども、記事をちゃんと読めば解るように、JR東日本(東京周辺)から引退する、っていうだけであり、JR西日本(関西、岡山、広島等)やJR東海(静岡等)には、まだまだ現役で残るのである。

どうも、こういったニュースを聞く度に思うことは、「東京中心主義」に知らず知らずのうちに慣らされている記者がいるのではないか、ということである。“0系新幹線引退”の騒ぎの時もそうだった(あれはJR東海=東海道新幹線からの引退であって、JR西日本=山陽新幹線では今でも現役であり、一昨日も乗ったのだ)。

NHKの全国ニュースでさえ、「今日は暖かかったですねえ」などと、自分の周りのことだけを言っている場合があるのには呆れるばかりである。

人は誰でも自分を中心に考えてしまうものだというのは、当然のことと思うが、それをちゃんと認識して他のことにも配慮するという心を忘れないようにしたい。マスコミの人たちにも!

乗り継ぎ割引

2006-03-16 17:32:56 | Weblog
岡山まで行き過ぎて、新幹線で戻るのは、もちろん少しでもゆっくり眠るため、でもあるが、在来線特急列車と新幹線の乗り継ぎを行うと在来線の特急料金が半額になる制度(乗り継ぎ割引=例外あり)が使えるのである。

つまり、東京から岡山までの指定席特急券は、3/14夜の場合、本来3660円なのだが、岡山から相生までの新幹線(自由席940円)と乗り継ぐことによって、半額の1830円に割り引かれる。

特急料金の合計額2770円は、もともとの3660円より890円も安くなる、という訳なのだ(もちろん乗車券は相生までではなく岡山まで必要になるので、東京から往復の場合は17200円→18340円で1140円高くなり、総額にすると250円高くなってしまうのだが)。

1時間余分に眠れて、岡山土産も買える?という特典付き。それで、岡山まで行ってきたのだ。

今回の自分の場合は、単に長く眠りたいというだけだったが、新幹線への乗り継ぎは翌日でもOKなので、岡山で1日過ごし、翌日、新幹線で大阪・京都方面に戻る(あるいは東京に戻る)場合でも、この乗り継ぎ割引は使えるのだ。

戻り方向に乗り継ぐというのは妙な感じもするが、規則では方向の制限が無く、全く正当な割引である。これは結構有名と見えて、駅の窓口でもすぐに理解してくれるようだ。“抜け道”のような感じがしないでもないが、それでも半分くらいしか埋まっていなかった“ノビノビ座席”を空けておくよりは半額バーゲンで使って貰った方がJRとしても嬉しいだろう。

そうだ、寝台車だって直前になったらバーゲンセールすればいいのに、と思ってしまった。半額だったら乗りたいかも~。

夜行列車ノビノビ座席

2006-03-15 21:07:13 | Weblog
久しぶりに夜行列車で旅に出た。東京22時発の寝台特急「サンライズ瀬戸・サンライズ出雲」である。

と言っても、日本の寝台車は、人件費がかかりすぎるためか、異常に高くて利用する気になれない。で、1両×2だけ連結されている“ノビノビ座席”という名の「指定席」である。これならば指定席特急料金だけで利用できるので、新幹線より割安だ

今回の利用は岡山まで。朝6:27到着というのは、ちょうどいい時間である。確かに新幹線は速くなったし、飛行機も安い切符が色々と出ている。しかし、茨城県から岡山までを日中に移動しようとすると、どうしても半日くらいがつぶれてしまう。

もちろん移動の時間を有効に使う方法も考えられるが、夜、寝ている間に移動できてしまえば、最も時間が無駄にならずに済むと思ってしまうのだ。

で、この“ノビノビ座席”だが、カーペット敷きのところに完全に横になれるので、枕や毛布は無いが、充分に眠ることができるので重宝しているのだ(以前は夜行バスや“ムーンライトながら”なども利用したものだが、やはり多少倒れるくらいのシートでは、特に混雑している時は良く眠れない)。

実は今回の目的地は岡山より手前の相生だったのだが、サンライズは通過なので岡山から新幹線で1駅戻ったのだ。何故って? 知ってる人は知っている理由があるのだが、それは明日書くことにしよう

夜行バスは隆盛を極めているが、夜行列車は衰退の一途のように思う。夜の移動は時間が有効だと思うので、ノビノビ座席やゴロンとシートが増えてくれると良いと願っているのだが…

国語を愛する心

2006-03-13 18:24:35 | Weblog
フランスにあるアメリカ企業の子会社が、社内文書をフランス語にしない(全て英語としている)のは違法であるとして、全てフランス語に直せという判決が出たという。

もう10年以上も前にフランス語の使用を義務づける法律ができていたとは知らなかったが、この話を聞いて、いかにもフランスらしいと思った。偏見かもしれないが、フランスの人は自国語にプライドを持っているように思うのだ。

自分が初めてフランス(パリ)に行った時、駅の窓口で切符を買おうと思って英語で質問したのに、フランス語でしか答えてくれなかったことを思い出す。向こうは英語を理解しているようなのだが…。

さて、この国はどうであろうか。アメリカ企業の子会社でも社内文書は日本語の使用を義務づけると決めるなんて、まず考えられないが、もしそういう話が出たら「国際化に反する」等々、大反対に遭いそうである。

もっとも、今回のフランスの訴訟は、英語が不得意な社員の業務に支障があるという理由で、労働組合が起こしたということだから、同じ理由なら日本でも訴えられそうだ。たとえ義務づける法律が無くても…。

ということで、国語を愛する心とは別の話なのかもしれない。

大豆イソフラボン

2006-03-12 15:08:19 | Weblog
大豆イソフラボンについて、あまり摂り過ぎるのは宜しくない(特に妊婦や子供の摂取は好ましくない)という“安全性評価”のレポートが「食品安全委員会」から出されたという。

一方で、大豆イソフラボンを含む食品が“特定保健用食品(トクホ)”として厚生労働大臣から許可を受けて販売されている。

一般消費者には極めて解りにくい話である。

どうやら、大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)に似ているため、生体に作用をもたらすということで、適当な量であれば、それが骨粗鬆症の予防などに有効である、けれども、多過ぎると体に異常をきたす虞があるということのようだ。

それでは、どれくらいを摂取するのが最適か、という話になるが、それは良く解っていないということで、当面の結論としては「大豆製品を含め、バランス良く食事しましょう」というだけのことである。

そう言われれば解ったような気になるが、どれくらいでバランスが良いのか、それが解らなければ、バランスの良い食事になっているかどうかが解らないではないか

もちろん、科学的に解明されていないから、どれくらいとは言えないのだろうが、であるとすれば、トクホの認定などは早まったということだと思う。

まあ、自分は敢えてサプリメントなどの錠剤で栄養を補助しようとは思わない。だって、普通に料理で食物をいただいた方が、美味しいに決まっているから…。

と言いながら、ついつい「コレステロールを下げる、体に脂肪が付きにくい油」を買ってきてしまうのであった

火災予防運動

2006-03-10 22:19:38 | Weblog
もう先週の話だが、全国春の火災予防運動が行われていたという。

と言っても、職場の掲示板に、また新人タレントのポスターが貼り出されているな~って思うだけで、何も変わったことがある訳ではない。

だが、ふと考えた。こういった「全国ほにゃらら運動」というのは、日本以外の国でも行われているのだろうか? そもそも、こういった“運動”に何がしかの効果があるのだろうか? と。

今や、何でも検索できる時代であるが、これが意外と調べられなかった。何か「みんなで一緒にやりましょう」というのは、いかにもこの国らしい気もするのだが…。

と思っていたら、それこそ意外なことに、火災予防運動はアメリカの火災予防デーに倣ったものだというのだ。デーが運動と同じようなものかどうかは解らないし、70年も前の話のようだが…。

いずれにしても、今や火災の原因の第1位は放火だそうで「放火されないように気をつけましょう」という運動が盛り上がりにくいのもやむを得ないところだと思った。

常磐線にもグリーン車

2006-03-09 23:54:11 | Weblog
首都圏を走るJR東日本の中距離電車で、来年春から常磐線にもグリーン車が導入されるというニュースがあった。

グリーン車は東海道・横須賀・総武線からずっと遅れて東北・高崎線に導入されたけど、それは湘南新宿ラインで東海道方面に乗り入れるからだと思っていたので、常磐線へのグリーン車導入は意外な気もする。

逆に「やっと」と思っている人もいるかもしれないが、常磐線と言えば、従来は平行・競合する私鉄がなく、そのために緑の通勤電車も全て15両をぎゅうぎゅう詰めにしていたところだ。

「グリーン車2両を連結」といっても、それはエクストラではなく、きっと普通車を2両減らすことになるので、結局は“格差”の導入ということになるのだろう。

自分の場合は、去年開業したつくばエクスプレスが使えるので影響はあまりないが、常磐線に乗らざるを得ない人にとってはバッドニュースなのかもしれない。

23億円

2006-03-08 20:46:06 | Weblog
宇宙旅行の代金が23億円だという。旅行者の訓練から始めなければならないとしても、実際の経費と旅行会社の儲けはどれくらいなのだろうか。

23億円を払って宇宙旅行に行こうなどとという人は、なにかで当てて大儲けした人に違いないので、金銭感覚が我々とは違うのかもしれないが、そういったコスト意識は強いのではないだろうか?

とすれば、何らかの見積もりの上での23億円ということに納得して行くのだろう。うっかりすると3という数字で細かな計算があるような気になるが、おそらくは23億円=2千万ドルなので、実は大雑把な数字なのかもしれない。

旅行でトラブルがあった場合の保険とか、どうでもよいようなことも気になる。でも一番気になるのは、宇宙線による被爆がどれくらいになるのだろうか、ということだ。

自分は、金を払ってまで放射線を浴びに出かけたくはない、と思う。

パクリ問題

2006-03-07 22:50:25 | Weblog
入試の話題をもう1丁。

どこかの高校の入試問題が、ほとんど他の学校の過去問のパクリだったというニュース。何が問題なのだろうか。

過去問を勉強していた人に有利? でも他のいろいろな学校の問題から集められていたらしい。

著作権を尊重していない? 問題の詳細が明らかでないので、もとの問題に創造性があったかどうか、それも不明。

そもそも日本全国で高校入試の問題は何種類作られているのだろうか? 県立は1つとすれば、それで47種(でも独自に問題を作っているところもあるだろう)。後は私立だが、適当にぐぐってみると1300余りあるらしいから、大変な数だ。

入試問題は中学までに教えることになっている範囲から出題しなければならないので、どうしたって似通った問題ができてしまうだろう。それに、受験生の能力を量れれば良いので、良い問題であれば何回だった使ってよいものではないか、と思う。

教育委員会のコメント「作成の姿勢に問題はあるが、試験をやり直さないといけないほどの不公正さはない」が妥当なところであろう。それを取り立ててニュースにしてしまう必要もないように思う。

もっと大事なニュースがあるでしょ、と思うのだ。

連帯責任

2006-03-06 22:12:02 | Weblog
最近、考えさせられたのは責任の取り方、特に連帯責任についてである。某政党のガセメール問題ではなく、卒業式の夜に酒を飲んで騒いでしまった野球部員の高校生の話だ。

卒業式を終えても、その日の内は高校生の身分だとか、3月いっぱいまではそう扱うとか、いろいろな話がある。以前は「退部届」というものがあって、それを出した後は部員でないから、後輩に影響を及ぼすこともなかったとも聞く。

そういう形式的なことで「罪の重さ」や「責任の取り方」が変わるものなのだろうか? むしろ、ある部員が違法行為を行った場合に、その本人とは無関係な他の部員が試合に出られなくなるということ自体を考えるべきではないか。

何か建前に縛られて出場辞退という道を選ぶこと、それは学校側に辞退しなかった場合に非難されるのではないかという逃げの心があるように思えてならない。だって個人の飲酒という行為が部活動に影響を与える必然性が理解できない。

飲酒の結果として騒ぎが通報されてしまったから事が明るみに出て、それで辞退になったとすると、では通報されずに済んでいれば何事もなかったことになったのだろうか。

今、気になっていることは、他に飲酒した(けれども通報はされなかった)野球部員のいる出場校が無いのか、ということだ。その部員が真面目な性格であれば、きっと“良心の呵責”を感じているかもしれないと思うのだ。

建前の国では「卒業式の夜に酒を飲んで羽目を外すくらい構わないではないか」と言える人は少ない。何か建前の前に口を閉ざすばかりになることが怖い。