木っ葉の微塵日記

流れ者が日々のあれこれをつぶやきます。当たって砕けるかも~
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いじめ・ハラスメントによる自殺の報道

2006-10-31 21:31:23 | Weblog
以前にも書いた気がするが、最近目立っているので、もう一度。

いじめられての自殺についての報道で、原因を追及したり、その背景を議論したりしているが、大事な視点が欠けているように思う。

いじめられたとしても、死ぬことはない。逃げれば良いのだ。必ず、他に生きる道がある。ということに気がついてほしい。報道でも、それを気づかせるような話をしてほしい。

報道で「自殺によっていじめを訴える」という風潮を助長しないでもらいたい。

楽しく生きること

2006-10-30 20:03:36 | Weblog
今年のプロ野球「日本シリーズ」の札幌ドームでの3試合をついつい(TVで)観てしまった。

特に出場チームのファンということでもないし、また引退宣言で騒がれたSHINJOのことも、よくは知らない。

だが、見始めると、引き込まれるものがあった。そして感じたのは“楽しく”野球していることだった。

そしてSHINJOは、その“楽しくやること”のリーダーだったのだろう。それが本当に素晴らしいと感じられた。

もう遠い昔のように感じられるサッカーのドイツワールドカップの時にも“楽しむこと”について考えさせられたが、日本代表は楽しむことができずに終わってしまったと思う。

我が身に振り返って思った。仕事(=考えること)でも私事(=愛すること)でも、楽しく生きていけたら、それが最高の幸せというものだろう、と。

ただ、楽しむためには努力も必要だろう。もっと頑張らなければ、と自省するばかりだ。

地域ブランドの知名度

2006-10-29 23:26:01 | Weblog
土曜日の新聞に載っていた「地域ブランド」の52件(詳しくは↓)。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/hiroba/chidan_touroku_satei.htm

記事によると、認可されなかったものは、知名度が問題になったものが多いということらしい。もっとも、今年度から始まった「地域ブランド」では、全国的な知名度は必要な条件ではなく、隣接都道府県で知名度を獲得していれば良いとのことだ。

で、最初に認定されたという52のブランドだが、20くらいしか知らない。自分は東京都の出身だが、「江戸甘味噌」なんて聞いたことがないし、“稲城の梨”は狩りにいったこともあるから知っていたけど、隣接県で知名度があるかどうかは疑問だ。

が、考えてみれば、ブランドなんて知名度を上げるために付けるものではないか? だから勝手に付ければ良いものだろう。お上(特許庁)がお墨付きを与えるという仕組みに胡散臭さを感じてしまう。のは、ヒネクレテイルだろうか。

高校入試に“箸の持ち方”

2006-10-28 08:46:29 | Weblog
少し前のニュースで、どこかの高校が入学試験で「箸の持ち方」を見るという話があった。

確か「基本的な躾が家庭でなされているかどうかを見たい」という趣旨だったと思うが、疑問だ。

もちろん、「箸を上手に使える」ということも一つの能力なワケで、それを試しても良いが、一般の高校で入学者を選ぶときに参考にするというのは解せない。

昔、友だちの家に遊びに行ったとき、夕食を御馳走になったのだが、そこのお祖母さんに「箸の持ち方がおかしい」と指摘されたことを思い出した。多少“美しい”持ち方からずれていたとしても、機能させることができれば構わないではないか。だって、豆をつまむことだって問題なくできたのだから…。

#もちろん悪意があってのこととは思わないが、若かった自分は残りの食事を全てスプーンでいただいたのでした。

話を高校に戻したい。必修科目を履修させていなかった高校が問題になっているが、義務教育でもなし、“高校卒業”の資格に今、必修とされている科目が本当に不可欠なのか?よく解らない。

進学するにせよ、就職するにせよ、資格を問うよりも、そちらの入口で能力を測れば済むことではないか。もし、大学なり会社なりが“箸の持ち方”を見たければ見れば良い、と思うのだ。

「ホームアンテナの無償配布」はどうなったの?

2006-10-27 18:26:52 | Weblog
ナンバーポータビリティー制度が始まったということで、携帯電話会社のCMが盛んだ。

ソフトバンクが直前になって“予想外割引”を打ち出したが、内容をよく検討しないと、本当に得なのかどうか解らない制度だ。

で、あまり宣伝していなかったように思うのだが、以前の新聞記事でソフトバンクがホームアンテナを無償で配布するという話があった。

その時の新聞では“奇策”扱いされていたが、いつも圏外に悩まされている利用者にとっては非常に嬉しいサービスと思う。

実際、自分の場合でも、自宅は問題ないのだが、職場のある建物の中とか、良く行く保養所の部屋の中とか、微妙に圏外になってしまうところがあるもので、それがホームアンテナで常に繋がるようになるのなら、魅力的だ。

とは言っても、今のところソフトバンクに変えるつもりは全く無い。このサービスが好評で、KDDIが追随してくらたら嬉しいと思っていたのだが、“予想外割引”の影に隠れてしまって、どうなったのか解らない。

結婚費用396万円!

2006-10-26 18:32:04 | Weblog
今週初めにリクルート“ゼクシィ”が発表した「結婚トレンド調査」による数字だ。

今や最大規模になった結婚情報誌が、実際に結婚したカップル6100人から集めた数字ということで、かなり信頼性があるように思える。

だがしかし、こんな数字だって疑ってかかるべきだ。「400万も貯めないと結婚できないのか」と思う必要など全くないと思う。

もちろん、人生の記念なのだし、余裕があればお金をかけることも構わないと思う。でも、やっぱりココロの方が大事なワケで、お金をかけなくたって、いい結婚はできるだろう。

この数字で気を付けたいのは、こういう情報誌に積極的に回答した人の平均だということだ。あまりお金をかけられなかった人は、回答に消極的だったかもしれない、って考えた方がいいと思うのだ。

だから、きっと実態よりも高めの結果になっていると思う。結婚サービス業界としても、高めの数字が出た方が嬉しいだろうし、ね。

内閣府の世論調査その2

2006-10-25 07:32:52 | Weblog
昨日に引き続き、内閣府の世論調査について気になることである。

本報告書を読む際の注意
http://www8.cao.go.jp/survey/h18/h18-douro/chuui.html
の最後に“過去の世論調査”として1980年から2001年までの過去5回の「道路に関する世論調査」を引用することに触れている。

そこに「過去の調査では主体(内閣府または総理府)を提示せずに調査したので、結果の比較には注意を要する」といった注意書きがあるのだ。

過去の調査で主体を秘密にしていたというのも驚きであるが、誰が調査しているのかを秘密にするか明らかにするかで、結果がどう違うというのだろうか。いっそのこと、今回の調査で、半分の人には主体を秘密にしておき、主体を明示した場合との違いを明らかにした方が面白かったのではないかって思った。

もう1点。表紙に「報告書の内容を引用したときは,その掲載部分の写しを内閣府宛に送ってほしい」と書かれているのだが、送られた掲載記事をどうしたいとは書かれていない。これまた不誠実なのではないか。

こんなブログでも、送ったら読んでくれるのだろうか

「高速道路料金は高過ぎる」という世論調査

2006-10-24 08:15:48 | Weblog
の結果が報道されている。その元ネタは、内閣府にある「道路に関する世論調査」
http://www8.cao.go.jp/survey/h18/h18-douro/index.html
だ。

自分も高速の通行料金は高いと感じる。が、しかし、では「適正な料金」はいくらなのか?と訊かれても答えられない。だって、何にどれくらい費用がかかり、それをどうまかなうのか、という全体像が見えていないからだ。

さて、世論調査の設問はこうだ。
高速道路の通行料金は新たな道路の建設や適正な維持管理をまかなうために必要な水準に設定されていますが,その料金水準についてどのようにお考えになりますか。

前提部分(…設定されています)が疑問である。本当にそうなのか、具体的に明示してほしいものだ。そうでなければ、答えられない。

この後にETC割引の設問もあるのだが、条件によって3割引きないし半額になる割引というのは、設問の前提が正しくないということを証明しているような気がする。それだけ割引しても大丈夫ということは、現在の正規料金が高過ぎることを自ら示しているのではないか、と思う。

この世論調査については、もっと気になることがあるのだが、それはまた明日にでも。

最高速度を見直す検討会

2006-10-23 10:46:59 | Weblog
が27日から始まるという。

現在の法定速度(高速100キロ、一般60キロ)が、いかに現状と合っていないか、については、99%以上のドライバーが認識していると思うし、このブログでも以前に書いたと思う(もう忘れたけど)。

実際、一般道の60キロというのは1947年に決めた数字だそうだ。戦後の道路事情や自動車の性能が今とは全く違う時代だ。

検討会は3年かけて見直すらしいが、そんなに時間をかける必要があるのだろうか 最も条件の良い道路での最高速度を、高速120キロ、一般90キロくらいに引き上げ、制限する必要があるところには制限速度を設定すれば良いことだろう。

ただ、今、規制標識の立っていないところで、そんなにスピード出されたら困るという場所には標識を立てないといけないので、それには時間がかかりそう。

国道6号線のように、利根川の橋の上でも50キロ規制なのは、すぐに見直ししてほしいが…。

温泉の更新制

2006-10-22 09:25:31 | Weblog
が導入されそうだ、という記事を先週の新聞で読んだ。

環境省の懇談会が、今月中にも「定期的な再分析を義務づける」という提言をまとめるとのことだ。

ただ、記事によれば、28年前にも当時の環境庁から「10年ごとの再分析が妥当」という通達が出されていたという。が、強制力がなかったそうだ。

考えてもみれば、温泉は自然現象なのだから、長い歴史の中では成分や温度が変わることは当然であり、ある程度の期間で再調査することは必須だと思う。

なので、このニュースは、何だか“今さら”という感じがした。