#1320 新色と廃番と密かなる顔料変更(2)

前回の続きです…

主力で使っていた絵の具が廃番になっていたり、こっそり顔料が変更されていたりして、すっかり気が動転してしまったようです。
気が付いたら新色１１本を買ってしまっていました…。

これはメーカーの策略にはまってしまったというのでしょうか？

新しい絵の具に興味や期待があるので、これはこれで良いでしょう。
実際に使ってみないとどんな物か分かりませんし…。

特に黄色（名前難しい、イミダゾロンイエロー、PY154）は英国製高級絵の具で試して気に入ったものと同じ顔料を使っているので期待大です。
高価な舶来品はコスト的に買いにくいですが、安価な国産絵の具なら主力として活躍しそうです。


そうしたわけで、今まで積み重ねてきた色の研究はほとんど無駄になってしまうことになります。
研究自体は好きなので新しい色を探求するのは苦になりませんが、好きだった色が無くなってしまうのは淋しいです。

インディアンイエローはわりと妥協した黄色でしたし、すぐに代替絵の具も見つかりそうなのであまり悲しくないですが、マースイエローの廃番は悲しいです。あのすばらしい絵の具の代わりになる物は無さそうです。

でも、悲しんでいても仕方がないので、明日から新しい色の研究を始めることにしましょう。前進あるのみです。