わたしにとって「絵を描く」とは冒険の旅です。
(いつも遊びに来て下さる方はもう聞き飽きたかも?
)
冒険でありますから常に危険が待ち受けています。困難・苦難は当たり前です。
困難・苦難を楽しむのが冒険の楽しみです。
(入門書・技法書のガイドに従って安全な遊園地に遊びに行くのは冒険ではありません。
)
わたしは、苦しくて弱音を吐くことも多いですが、それでも冒険が面白くてやめられません。
(冒険をやめるならいつでもやめられます。入門書・技法書などを見れば、そこで冒険は終わってしまいます。たまに心が揺らいで、安全な方へ流されそうになることもあるので危険です。)
中学生の時、少しだけ美術部に所属したことがあります。3年生のときの半年間だけです。
美術の先生が「絵を人に教えるのは犯罪行為である」という方針でしたので、美術部でも何も教わることがありませんでした。
備品の絵の具や道具は自由に使うことが出来て、人の迷惑にならなければ何をしても自由でした。
そこで初めて油絵というものに挑戦してみたのですが、知識ゼロからの出発は困難を極めました。
道具の名前や使い方も、何をどうしたらよいのか一切わからず、他の人のやり方を見ると、全員やり方が違うのです。
もし、間違った使い方をしたとしても、誰も指摘することはありません。
それが適切かどうか、すべて自分が判断するのです。
なんとか1枚だけ描きましたが、未だに油絵の正式な描き方を知りません。
(同じような意味で「水彩の描き方」も知らないのです
)
この体験が極めて貴重なものであったと今にして思います。
なぜこんな話になったかと言いますと…
水無月さんにパステルで描くことを勧められましたので、ぜひとも挑戦してみようと思い立ちました。
今は水彩に力を入れているので、もう少し水彩を極めてからとも思いましたが、水彩を極めるには今のペースだと500年くらいかかりそうなので、そんなことは待っていられないと気が付きました。
それから、someさんのところで美術部の話をしたことで、前記のことを思い出しましたので、冒険心が湧いてきました。
そういうわけで、明日パステルなる物を購入してさっそく始めてみたいと思っています。
知識ゼロから始めるパステル…一体どういう事になるのか、今からドキドキしています。