このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#996 ガラパゴスの怪(16)医学部研究室

2010年01月08日 | 夢日記
昨年12月29日に見た夢の内容の続きです…
これまでの内容はこちら…[][][][][][][][][][10][11][12][13][14][15]
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わたしは医学部のペレス博士のもとに運び込まれました。

ペレス博士「いくら信頼できる君の言うことでも、話を聞くだけでは信じられなかった。しかし、実物を目の前にした以上、信じられないとは言っていられない」


ペレス「体中にたくさんの銃弾が食い込んでいる。命からがら必死に逃げてきたんだろう」
ベラスコ教授「中のモミジの状態はどうなんだ?」
ペレス「今わかっているだけでも、かなり深刻だ。
 血液中には少なくとも3種類の遺伝子が含まれている。人間の遺伝子と、人間の遺伝子を変異させたもの、そして全く別の遺伝子だ。どういう技術か見当も付かないが、人間の組織と翼竜の組織が、拒絶反応も起こさずに結合し共存している。移植した際の境目は、両者の組織細胞が混ざり合い、完全に一体化している。単純に切り離すことは無理だ」
教授「人間に戻せないのか」
ペレス「絶望的だ」


ペレス「最もひどいのが脳神経系の組織だ。彼女の脳からさらに、翼竜の脳まで神経を分岐させてつないでいる。翼竜の脳は成長を続けているようだが、彼女の脳は萎縮が進んでいる。最終的には、彼女の人格は失われ、翼竜の意識だけが残るようになっているのだろう」
教授「モミジは『時々意識を失って、体が勝手に暴れることがある』と言っていたが、今は翼竜の意識と闘っていると言うことか。勝ち目のない闘いだが…」
ペレス「おそらく完全に人格を失うまでは生きられないだろう」
教授「どういうことだ?」
ペレス「消化器系は翼竜部分に新たに移植した臓器があるが、そのほかの主要な臓器はモミジの体のものをそのまま使っている。彼女の内臓は元々丈夫ではない上に、この移植された肉体が大きな負担をかけている。特に心肺機能はもう限界に達している。じっとして息をするだけでも相当に苦しいはずだ。もう長くは生きられない」
教授「そうか…。我々が彼女に何かしてやれることは無いのか?」
ペレス「今のところは、酸素を吸引させ、栄養剤を打ってやることくらいしか出来ない」
教授「あとは政治上の問題を何とかしてやりたいが…、どうしたら良いか皆目見当がつかない」

次回につづく…

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