KONASUKEの部屋

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ミヤマオビオオキノコ220531

2022年11月18日 | コウチュウ目
ミヤマオビオオキノコ。
ヒメオビオオキノコ、タイショウオビオオキノコという類似種がいます。

3種の識別ポイントは、「複眼の径:複眼間の距離」の比率。
ミヤマオビオオキノコ   1:2.0~2.5
ヒメオビオオキノコ    1:1.5~2.0
タイショウオビオオキノコ 1:3.5

2倍以上離れているので、ミヤマオビオオキノコとしました。

旧名:
ゴーラムオオキノコ
分類:
コウチュウ目ヒラタムシ上科オオキノコムシ科オオキノコムシ亜科
体長:
11~15mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
丘陵~山地
成虫の見られる時期:
4~10月
成虫で冬越し
エサ:
枯木のカワラタケなどの硬質菌
その他:
体は黒褐色から黒色で、光沢がある。
上翅の上部と端部に細めの橙赤色の斑紋が4つある。
肩部の橙赤色の斑紋内に黒紋は入らない。
(カタボシエグリオオキノコは黒紋が入る。)
体型はやや太短く、紋はやや黄色味がかる。
(ヒメオビオオキノコはやや細長い。
タイショウオビオオキノコはやや太短く、紋は赤味が強い。)
両眼間は眼径の2.0~2.5倍。
(ヒメオビオオキノコでは1.5~2.0倍、タイショウオビオオキノコでは3.5倍。)
複眼の前縁に縁取りがある。
(ヒメオビオオキノコは複眼の前縁に縁取りがない。)
複眼は突出しない。
(ヒメオビオオキノコは突出する。)
背面に微細毛が疎らに生えるが目立たない。
(ヒメオビオオキノコは短毛を密生する。)
前胸背板側縁は弱く弧状。
(ヒメオビオオキノコは直線状。)
♂は特有の発音器官があり、頭部を上下に動かしながら「ジュ・ジュ・ジュ・・・」と発音する。
(前胸に隠れている頭部にヤスリ状の器官があり、前胸の内側と擦り合わせて発音する。)
主に広葉樹林で見られる。
普通種だが、ヒメオビオオキノコよりは少ない。
昼間はキノコの隙間に隠れている。
灯火に飛来することがある。
樹皮下で越冬する。
幼虫もキノコを食べる。
全体に黒色。
頭部、胸部の側縁、腹部後方の側縁は橙褐色。
腹部端にキバ状の黒い突起がある。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
学研の図鑑LIVE新版昆虫(学研プラス)
原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社)
虫ナビ
自然観察雑記帳
Wildlife Research Society
広島大学デジタルミュージアム
たきぽろりん
長池公園生き物図鑑
明石・神戸の虫 ときどきプランクトン
あおもり昆虫記
こんちゅう探偵団
虫の音WORLD
北河内昆虫記
Kazuの昆虫写真日記
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