KONASUKEの部屋

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セダカシャチホコ220722

2022年07月28日 | チョウ目
セダカシャチホコ。
普通種ですが、なぜかあまり出会う機会があんまりなかったですね。

①胸背の冠毛は円錐状に直立する
②前翅内横線
③前翅中横線:不明瞭
④前翅外横線
ⓐ前翅内外横線は後縁で距離がある
⑤小さくやや不明瞭な二つの淡褐色紋
⑥前翅外縁:鋸歯状で、縁毛は黄白色

分類:
チョウ目シャチホコガ科ウチキシャチホコ亜科
翅を広げた長さ:
65~83mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
丘陵~山地
成虫の見られる時期:
5~6月、8月(年2化)
※八重山諸島では2~10月
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・食べない
幼虫・・・ミズナラ、コナラ、クヌギ、カシワ、ウバメガシ、アカガシ、アラカシ、アベマキなど
その他:
胸背の冠毛は円錐状に直立する。
翅は橙黄色。
(アオセダカシャチホコでは黄色が目立つ。)
南西諸島、対馬では前後翅とも強く橙褐色を帯び、内外横線は顕著な波状を呈する傾向がある。
内横線と外横線は、後縁で距離がある。
(アオセダカシャチホコではかなり接近する。)
中横線は不明瞭。
中横線のすぐ内側に、小さくやや不明瞭な二つの淡褐色の紋がある。
(アオセダカシャチホコは、黄斑が一つ、白斑が二つある。)
外縁はギザギザ、縁毛は黄白色で縁取り状。
♂の触角は先端部を除き両櫛歯状、♀は糸状。
♀は♂より一般的に大型。
広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、社寺境内、果樹園などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種だが、個体数はそれほど多くない。
幼虫は6~9月に見られる。
強壮で、体は裸出する。
頭部は丸く大きく、灰色がかった緑色で、白い縦線が二本走る。
(アオセダカシャチホコは縦線はない。)
体は緑色で側面に斜条を連ねる。
(アオセダカシャチホコは斜条がない。)
背面は白っぽい。
胸脚は黄色く、気門は赤褐色に白環。
(アオセダカシャチホコは淡褐色に黒環。)
腹端(肛上板後縁)には黄色と赤褐色の筋がある。
(アオセダカシャチホコは外縁が白色。)
刺激を受けると反り返り、体を激しく左右に振り、指でつまむと嚙みつく。
(アオセダカシャチホコは曲がる。)
また、糞を咥えて放り投げる習性がある。
終齢幼虫の体長は50~65mm。
土中に潜って繭を作る。
参考:
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
Digital Moths of Japan
かたつむりの自然観撮記
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
芋活.com
暁の蛾類図鑑
広島大学デジタルミュージアム
YAMKEN明石の蛾達
J-STAGE


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