KONASUKEの部屋

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ヨスジノメイガ20210705

2021年08月19日 | チョウ目
ヨスジノメイガ。
以前掲載したマタスジノメイガや、同属のフタマタノメイガに似ています。
ヨスジノメイガは、地色が淡黄色で、横線が細いこと。
静止時、前翅内横線・中横線・亜外縁線が、後翅の横線と繋がることが特徴です。

①前翅亜基線
②前翅内横線
③前翅中横線
④前翅外横線
⑤前翅亜外縁線
※②~⑤は細く明瞭
※静止時、②③⑤は後翅横線と繋がる
⑥地色:淡黄色
⑦腹端に黒い筋:縦長(画像では角度の関係で形が不明)
⑧前脚ふ節:白色

別名:
ホソヨスジノメイガ
分類:
チョウ目ツトガ科ノメイガ亜科
翅を広げた長さ:
19~26mm
前翅の長さ:
10~12mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地(~低山地が中心)
成虫の見られる時期:
5~6月、8月(年2化)
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜など
幼虫・・・ムラサキシキブ、オオムラサキシキブ、コムラサキ、ヤブムラサキなどの葉
その他:
マタスジノメイガ、フタマタノメイガに似る。
淡黄色の地色に黄褐色の筋模様がある。
(マタスジノメイガでは地色が白っぽい。)
マタスジノメイガよりも横線が細く明瞭。
止まった時、前翅・後翅の内横線・中横線・亜外縁線が繋がって見える。
(マタスジノメイガでは繋がらない。)
後翅の外横線は太くない。
腹端近くに、縦長の黒い筋がある。
(フタマタノメイガでは横長。)
♂成虫の腹は細長く尖る。
前脚ふ節は白一色。
(フタマタノメイガでは橙色が混じる。)
樹林と林縁、公園などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
同属三種(フタマタノメイガ、ヨスジノメイガ、マタスジノメイガ)の中で最も普通。
幼虫は、新葉に糸を張って綴り合せ、中に潜みながら生育する。
5月頃から見られる。
終齢幼虫の体長は約35mm。
黄緑色の体に、規則的に黒点があり、体側に黄色の縦帯がある。
葉を綴り合せて、中で蛹化する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
病害虫・雑草の情報基地
我が家の庭の生き物たち(都内の小さな庭で)
YAMKEN明石の蛾達
北茨城周辺の生き物
多摩蛾廊


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