KONASUKEの部屋

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コフキトンボ20190915

2020年02月09日 | トンボ目
コフキトンボ。
和名の由来は、成熟した個体が全身に粉を吹くことから。
(「帯トンボ型」と言われる翅に褐色の帯模様のあるメスは粉を吹きません。)
でも、顔は粉を吹かなくて、アカトンボみたい。
この個体では、まだ胸は粉を吹いておらず、複雑な模様が見えますね。

こっちの個体は、胸も完全に粉を吹いています。
複眼は黒化しているようですね。

「平地の池沼に普通」と言われますが、KONASUKEはしかと確認したのは、今回が初めて。
あるいはシオヤトンボなど、オスが粉を吹くトンボと間違って、見逃していたのかも知れません。

場所は菅生沼(すがおぬま)。
場所はこの辺↓

「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」によると、「帯トンボ型」のメス(翅に褐色の帯模様があるメス)がいるそうですが、この時は確認出来ませんでした。

分類:トンボ目 不均翅亜目トンボ科アカネ亜科コフキトンボ属
体長:37~48mm
分布:全国
   平地~丘陵・止水~緩流
成虫の見られる時期:6~9月初旬(4~10月?、年1~2化)
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・飛翔昆虫など
   幼虫・・・ミジンコ類、水棲の昆虫の幼虫、オタマジャクシ、小魚など
その他:和名は成熟すると全身に白い粉を吹くことから。
    複眼は未熟な内はアカトンボと同様だが、成熟すると黒化する。
    (シオカラトンボではオスが青色、メスが緑色)    
    通常、メスもオス同様、粉を吹くが、「帯トンボ型」(翅に褐色の帯模様のあるメス)は明るい褐色で、粉を吹かない。
    (ミヤマアカネに似るが、本種は胸に複雑な模様があり、ミヤマアカネはほとんど無紋なので区別がつく。)
    帯トンボ型の出現率は、地域や池によって異なる。
    (東北~関東地方では10~20%、中部~九州では10%未満)
    北海道と沖縄では帯トンボ型のみが出現するが、沖縄では消失傾向にある個体がいる。
    粉を吹いたメスは成熟シオヤトンボ♂と紛らわしいが、本種のメスは翅の付け根が褐色にならないので区別できる。
    メスの尾毛は下に曲がっている。
    ♂♀共に未熟な時から腹部の先に粉を吹く。
    平地の池沼に普通。
    比較的広く開けた抽水植物や浮葉植物の繁茂する池沼を好む。
    有機物の多い、やや濁った、あるいは濁った水質を好む。
    水面に突き出た枝先などに止まっていることが多い。
    昼行性だが、盛夏には夕方、盛んに飛び回る。
    羽化は黄昏時に始まり、夜半には終わり、明るくなるのを待つ。
    羽化水域を遠く離れることはない。
    栄養飛翔を行う。
    産卵はメス単独で、打水産卵。
    卵期6~16日
    幼虫期最短90日
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   かたつむりの自然観撮記
   神戸のトンボ
   近畿地方のトンボ雑記

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