KONASUKEの部屋

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ミヤマオビキリガ?20210316

2021年09月01日 | チョウ目
ミヤマオビキリガ?

テンスジキリガでは腎状紋の下半部が黒くならないし、この個体では翅脈も淡色じゃないし、テンスジはこの辺には居ないと思う。

問題はカシワオビキリガではないか、ということ。
外縁が丸みを帯びているように思うんだけど、どうだろう?
色味は、赤っぽ過ぎるか?
内横線が二重なのは分かるけど、不明瞭で、緩やかに湾曲しているのかどうか?
カシワオビキリガの可能性を否定できず、同定には自信ありません。

①前翅外縁:丸みを帯びる
②前翅内横線:二重、緩やかに湾曲する
③前翅中央線:不明瞭、帯状
④前翅外横線:大きく湾曲する
⑤亜外縁線
⑥環状紋
⑦腎状紋:通常、下半部は暗色

分類:
チョウ目ヤガ科キリガ亜科
翅を広げた長さ:
32~37mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
10~11月、4~5月(年1化)
成虫で冬越し
エサ:
成虫・・・樹液
幼虫・・・サクラ、ノイバラ、リンゴ、クヌギ、コナラ、ヤナギ類
その他:
前翅はテンスジキリガに比べて充分は幅広い。
前翅外縁は丸味を帯びるため翅頂部は突出しない。
カシワオビキリガでは、外縁が丸みを帯びず、翅頂部はやや尖る。)
前翅の色調には変化が著しいが、カシワオビキリガより赤味は少なく、翅脈部が淡色を帯びることはほとんどない。
(テンスジキリガでは、翅脈は多少とも淡色を呈する。)
内横線は二重、明色で明瞭、緩やかに湾曲する。
(テンスジキリガでは一重で前縁以外はほぼ直線的、カシワオビキリガでは二重で波形。)
中央線は不明瞭な帯状。
外横線は明色で明瞭、大きく湾曲する。
腎状紋の下半部は通常、暗色になる。
(テンスジキリガでは黒斑が出ることはほとんどない。)
亜外縁線部及び腎状紋が淡色になる個体もある。
♂の触角は毛束状、♀は糸状(微刺毛あり)。
離島では記録がない。
低丘陵地の二次林や内陸の陽性林に最も普通。
関東地方では主に平地の雑木林で多産する。
(テンスジキリガは関東では山地。)
灯火にも来るが、糖蜜採集が有効。
終齢幼虫の体長は約35~40mm。
幼虫は開花期頃から葉を摂食し、盛夏を土中で夏眠、秋口に蛹化、晩秋に羽化する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
似た蛾の比較図鑑
渓舟の昆虫図鑑
農研機構
北茨城周辺の生き物
フォト蔵


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