ツマキリウスキエダシャク20200429

ツマキリウスキエダシャク。
すでに掲載していますが、翅を開いた画像があったので再録。

褄（つま）が切れたような前翅で、切り口は褐色。
外横線は濃く、内横線は薄い。
前翅・後翅ともに、内横線・外横線の間に黒点があります。

翅を半開き～立て気味で止まることが多いようです。

いつものトイレで撮影しましたが、冒頭の個体以外は、このような止まり方でしたね。
腹の横には、黒点が並びます。

分類：チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ：♂２５～３３ｍｍ、♀２６～３９ｍｍ
分布：本州（東北北部以南）、四国、九州
　　　平地～山地（平地～低山が中心）
成虫の見られる時期：４月下旬～１０月初旬（年２～３化？）
　　　　　　　　　　幼虫で冬越し？
エサ：成虫・・・花の蜜など
　　　幼虫・・・エゴノキ
その他：全体的に淡褐色で、細かい黒点を散布する。
　　　　褄（つま）が切れたような前翅で、切り口に三角形のこげ茶色の斑紋がある。
　　　　外横線は濃く、内横線は薄い。
　　　　前翅・後翅ともに、内横線・外横線の間に黒点がある。
　　　　翅の濃淡や斑紋に個体差があり、南方では濃色になる傾向。
　　　　前翅・後翅とも、M３脈で突出する。
　　　　腹の横には、黒点が並ぶ。
　　　　触角は♂♀とも糸状
　　　　翅を半開き～立て気味で止まることも多い。
　　　　広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、寺社境内などで見られる。
　　　　普通種で個体数も多い。
　　　　夜行性で灯火に来る。
　　　　終齢幼虫の体長は約４０ｍｍ。
参考：みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
　　　かたつむりの自然観撮記
　　　虫ナビ
　　　暁の蛾類図鑑