KONASUKEの部屋

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ナラメリンゴタマバチ虫こぶ230505

2023年05月08日 | ハチ目
ナラメリンゴフシ(楢芽林檎五倍子)。
ナラメリンゴタマバチの虫こぶです。

本来、コナラの葉が出る所に、リンゴ状の虫こぶが出来ます。
まぁ、美味しそうではない(笑)
何と言うか、冷蔵庫の隅っこで乾燥した、スッカスカのヤツな(笑)

分類:
ハチ目タマバチ上科タマバチ科
体長:
両性世代2mm程度、単性世代4mm程度?
分布:
北海道、本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
両性世代5~6月
単性世代12~1月
エサ:
成虫・・・?
幼虫・・・コナラ、ミズナラ、カシワなどの虫こぶの内部
その他:
両性世代と単性世代が1回ずつ交互に出現する。
世代によって成虫の形態、虫こぶの部位、形態が異なる。
単性世代の♀は、真冬に若いコナラ等の新芽に産卵する。
これが直径4㎝程の、リンゴのような形の虫こぶとなる。
(ナラメリンゴフシ:楢芽林檎五倍子)
黄白色~淡緑色だが、日の当たる部分は赤味を帯び、よりリンゴらしい。
イギリスでは同様の虫こぶをオークアップルと呼ぶ。
内部はスポンジ状で多汁質。
中には幼虫室が放射状に多数並び、それぞれ1頭ずつ幼虫が育つ。
5~6月、有翅の両性世代が羽化する。
体色は黒色、触角と脚は赤褐色、翅は透明で基半部が薄く色づく。
根に産卵し、地中で小さい虫こぶができる。
この際できる虫こぶをナラネタマフシ(楢根玉五倍子)という。
1個の虫こぶに1匹の幼虫が入っている。
12月に単性世代の♀が羽化する。
体色は全体に赤褐色で、腹は濃色、触角は長く、無翅。
オナガコバチの一種に寄生される。
参考:
はなもく散歩
喜登牛山彩々
自然観察大学ブログ
TAMABACHI JOHO-KAN
国立科学博物館
森・樹・花・実の自然誌
メンバラ&身近な自然
マッシーの四季折々Ⅱ
晶子のお庭は虫づくし

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