KONASUKEの部屋

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ウツギヒメハナバチ230528

2023年06月05日 | ハチ目
ウツギヒメハナバチ。
動き回る上に、撮影時は強風が吹いていて、ブレブレ写真です。
_| ̄|○

ウツギの花も終わりだし、来年への宿題かなぁ?

①後脚:花粉を付けているのは♀
②♀の頭部:角張る
③第2~4腹節後縁:明瞭な白色毛の横帯

分類:
ハチ目 細腰亜目ハナバチ上科ヒメハナバチ科
体長:
♂10~11mm
♀12~13mm
分布:
本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
5~6月
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・もっぱらウツギ、ヒメウツギの蜜、花粉(特にウツギ)
幼虫・・・花粉団子
その他:
黒色でツヤがあり、♀の頭はやや角張る。
(頬(複眼の後ろ)の幅が複眼の幅の1.5倍ほど)
♂は一回り小さく、頭楯に黄緑色の斑紋がある。
♀が花粉や蜜を集めるため、後肢に花粉を付けているのは♀。
第2~4腹節後縁に明瞭な白色毛の横帯があり、第2・3節の帯は中央でつながらない。
近似のコガタウツギヒメハナバチ(♀11mm)は腹節前縁の細い白色横帯が明瞭で、頭もやや丸みがあるが、識別は難しい。
ウツギヒメハナバチは頭楯がほとんど平ら。
(コガタウツギヒメハナバチは頭楯が湾曲する)
有毒だが、ミツバチより大人しいらしい。
ウツギとの結びつきが強く、開花期と営巣時期が重なり、ウツギの樹から半径数百mの範囲でしか生活できない。
地中に穴を掘って単独営巣し、巣は大きくなることがある。
主坑は深さ10~30㎝。
草の少ない日当たりの良い裸地で、通気性のよい土質を好むと言われる。
兵庫県の天然記念物になっている集団営巣地では、営巣期にはたくさんの噴火口型の巣穴が出現する。
早朝から地上を這い、気温が上昇して体の湿り気が無くなると、飛行し始める。
夕方になると、♀は自分の巣穴に隠れ、♂は♀とは別に巣を掘って夜を過ごす(越夜巣)。
育房に、花粉と蜜で球状の花粉団子(直径約5mm)を作り、卵1個を産む。
一つ育房を作って、花粉団子を作り、産卵して埋め、次の育房を作る、を繰り返す。
♂は♀より1~数日早く羽化し、♀が穴を掘り始めた頃から、交尾の機械を狙って穴の周りを飛び回り、時々穴に入って♀を探す。
孵化した幼虫は、花粉団子を約1ヶ月で食べ尽くして蛹化、そのまま越冬する。
参考:
ハチハンドブック(文一総合出版)
学研の図鑑LIVE昆虫新版(学研プラス)
但馬の百科事典
岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室
朝来市
北摂の生き物
廊下のむし探険
房総のハチあれこれ
自然からのたより
そよ風のなかでPart2
ヒゲおやじの蜂類生態図鑑
ウツギヒメハナバチの観察

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