KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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オカモトトゲエダシャク20210304

2021年03月10日 | チョウ目
オカモトトゲエダシャク。
何故こんなものが空を飛べるのか?
不思議!?
でも、カッケー!!

出会ってみたかった蛾です。

扇子みたいに翅を畳んで止まるので、標本写真とは全く印象が違います。

似た種にクワトゲエダシャクが居ますが、後翅の赤茶はこんなに鮮やかではないようです。
(養蚕の衰退に伴い、ほとんど見られなくなった。)

腹は赤くて、各節の境目は白い。

①前翅
②後翅
③触角

分類:
チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ:
36~45mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
3~4月(年1化)
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・?
幼虫・・・クルミ科、ブナ科、ニレ科、バラ科、マメ科、クロウメモドキ科、ツバキ科、リョウブ科、ツツジ科
その他:
早春に見られる、茶褐色地に白帯のある蛾。
翅を扇子のように折り畳んで止まる。
触れると飛ばずに下に落ちる。
クワトゲエダシャクに似るが、本種は中横線(黒線)の外側に広く白い帯が出る。
後脛節の距は一対。
(クワトゲエダシャクでは2対。)
また、クワトゲエダシャクは全体に色がくすんでおり、後翅の赤茶は鮮やかでない。
♀はなかなか見られない。
灯火に飛来することも多い。
枝に産卵する。
卵は長径0.9mmの楕円形で平たい。
幼虫は春に見られ、鳥のフンに似た色合い。
身体の中央付近に大きな突起があり、その周りが白い。
頭を腹側に曲げて静止するため、余計に鳥のフンっぽい。
触るとすぐに丸まる。
終齢幼虫の体長は約35~40mm。
1~2週間で土中で蛹化し、翌春に羽化する。
夏・冬を越させるのが難しく、飼育は難しい。
参考:
学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
昆虫エクスプローラ
農研機構
昆虫写真図鑑
蛾色灯

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