KONASUKEの部屋

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トガリハチガタハバチ230617

2023年06月22日 | ハチ目
トガリハチガタハバチ。
「ビオトープ天神の里」で撮影。
この一枚を撮っただけで、逃げられてしまいました。

かなり暗い状況で撮ったので、その時には何者か分からず。
プレビュー画面でみた時も、ムモンホソアシナガバチかと思っていました。
色味がとても良く似ていたので。
しかし、パソコンの画面で見ると、何か違和感。
腰が細くない。
これはハバチなど太腰亜目の何かではないか?
そこで調べ直し、トガリハチガタハバチという結論に至りました。

近似種にハチガタハバチがいますが。
本種は触角の先が淡色。

暗い所で撮ってノイズが強いせいでしょうか?
まるでハエ目のメバエやハチモドキハナアブのように、触角の根元が融合して見えますが、実際には離れています。

同じハチ目に「蜂型」というのもおかしな話のように思われますが(笑)
ハバチ(太腰亜目)なのに細腰亜目のように見える、ということでしょうかね?

幼虫はサルトリイバラなどの葉を食べますが。
成虫は他の虫を襲って食べる獰猛な肉食です。

成虫が見られた、ということは、このコたちもトガリハチガタハバチの幼虫かも知れません。
ハチガタハバチと迷って、決め手がなくて保留していた画像です。
(23/06/04ビオトープ天神の里)
もう少し成長すると、特徴がハッキリ出たと思うんですけどね。
トガリハチガタハバチもハチガタハバチも、幼虫はお尻を高くして丸まるようです。

分類:
ハチ目 太腰亜目ハバチ上科ハバチ科ハバチ亜科(コンボウハバチ科とするサイトも多い)
体長:
12~17mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
4~6月
越冬態?
エサ:
成虫・・・小型の昆虫
幼虫・・・サルトリイバラ、シオデ、ヤマホトトギス、ウバユリなどの葉
その他:
体色はムモンホソアシナガバチに似る。
触角の先端は淡色。
(ハチガタハバチは先端まで同じ色。)
幼虫は6~7月に出現。
若齢幼虫は体が灰白色で、静止する時は体を巻き、尾端を立てる。
(亜?)終齢幼虫の体長は23~25mm。
頭は眼板より頭頂にかけては黒く、額及び触角線以下は淡黄褐色。
体は気門上線より背面は黒く、各節気門上線に特に黒い紋を持つ。
気門線以下は白黄色。
各気門下片に1黒紋、腹節の足上片に1黒紋を持ち、気門下線に2黒紋を持つ。
胸脚基節基部外方は暗色。
また、背面に各3対の小白紋を有する個体がある。
この形態から一度脱皮して橙赤褐色の前蛹となり、3日間の絶食後、蛹化した旨の観察もあるようだ。
土中で蛹化する。
参考:
岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室
多摩の生き物たち
いきものはおもしろい!
晶子のお庭は虫づくし
DAYLIGHT RAMBLER
自然となかよしおじさんの”ごった煮記”
てんとう虫の歳時記2
幼虫図鑑
山はいいなあ
三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ
昆虫エクスプローラ
新ひむか昆虫記
花鳥風枝「昆虫」
そよ風のなかでPart2
Kosukeの昆虫記
ishida式

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