ヒメカマキリモドキ!♡
ついに、ついに来ましたよ!(笑)
例の公園のトイレ(一晩中、灯りが点きっぱなし)を見つけて以来、密かに期待していたのが、カマキリモドキ類との出会いでした。
前脚がカマ状で、頭も逆三角形で、首(実際には前胸)が長い。
カマキリっぽいので、「カマキリモドキ」。
実際には、ウスバカゲロウなどと同じくアミメカゲロウ目です。
従って、蛹になる完全変態です(カマキリは蛹にならない不完全変態)。
カマキリに擬態しているのかと思いきや、どうやら違うようです。
あまりにも体が小さくて、威嚇の効果はないでしょうね。
キカマキリモドキ ・・・体長約20mm
ヒメカマキリモドキ・・・体長8~14mm
背中側から。
黄色と茶褐色の縞模様は、どちかと言うと、アシナガバチなどに擬態していると思われます。
翅は透明で網目状。
カマキリに似た上半身の形態は、捕食者として有利な形に進化した結果、カマキリに似てきた、というのが真相なのでしょう(収斂進化)。
この昆虫は、幼虫の生態が面白いです。
詳しくは下記のデータをご覧下さい。
分類:アミメカゲロウ目カマキリモドキ科カマキリモドキ亜科
体長:8~14mm
翅を広げた長さ:23~24mm
分布:北海道、本州、四国、九州
丘陵~山地
成虫の見られる時期:6~9月
エサ:成虫・・・小昆虫
幼虫・・・エドコマチグモなどの卵
その他:体は黄褐色で、茶褐色~暗褐色の紋がある。
体色には個体変異がある。
翅は透明で網目模様。
前脚はカマキリに似た捕獲脚。
顔は逆三角形。
ハチに擬態していると言われるが、効果の程は良く分からない。
キカマキリモドキに似るが、ずっと小型で、葉上で生活する点が異なる。
♀は♂より大きい。
♂の腹端には二股に分かれた器官がある。
雑木林の林縁などで見られる。
灯火に良く飛来する。
偶然見つけるか、ライトトラップなどの灯火に飛来するのを待つしかなく、出あう機会は少ない。
卵は、クサカゲロウの卵の柄を短くしたようで、葉裏などに多数産付する。
孵化した幼虫は細長く、六本の脚を持つ。
エドコマチグモなどを待ち伏せ、体に取り付く。
産卵する機会を窺い、卵嚢に入り込む。
脱皮してウジ状になり、クモの卵を食べて育つ(過変態)。
終齢幼虫は3齢。
繭を作って蛹化する。
蛹は、口で繭を丸く切り開いて脱出し、ぶら下がれる場所に移動して、羽化する。
※このように歩き回ることが可能な蛹を「ファレート成虫」という。
成虫になるのは、ほんの僅か。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
ムシミル
ishida式
昆虫ある記
一寸の虫にも五分の魂
Wikipedia
ついに、ついに来ましたよ!(笑)
例の公園のトイレ(一晩中、灯りが点きっぱなし)を見つけて以来、密かに期待していたのが、カマキリモドキ類との出会いでした。
前脚がカマ状で、頭も逆三角形で、首(実際には前胸)が長い。
カマキリっぽいので、「カマキリモドキ」。
実際には、ウスバカゲロウなどと同じくアミメカゲロウ目です。
従って、蛹になる完全変態です(カマキリは蛹にならない不完全変態)。
カマキリに擬態しているのかと思いきや、どうやら違うようです。
あまりにも体が小さくて、威嚇の効果はないでしょうね。
キカマキリモドキ ・・・体長約20mm
ヒメカマキリモドキ・・・体長8~14mm
背中側から。
黄色と茶褐色の縞模様は、どちかと言うと、アシナガバチなどに擬態していると思われます。
翅は透明で網目状。
カマキリに似た上半身の形態は、捕食者として有利な形に進化した結果、カマキリに似てきた、というのが真相なのでしょう(収斂進化)。
この昆虫は、幼虫の生態が面白いです。
詳しくは下記のデータをご覧下さい。
分類:アミメカゲロウ目カマキリモドキ科カマキリモドキ亜科
体長:8~14mm
翅を広げた長さ:23~24mm
分布:北海道、本州、四国、九州
丘陵~山地
成虫の見られる時期:6~9月
エサ:成虫・・・小昆虫
幼虫・・・エドコマチグモなどの卵
その他:体は黄褐色で、茶褐色~暗褐色の紋がある。
体色には個体変異がある。
翅は透明で網目模様。
前脚はカマキリに似た捕獲脚。
顔は逆三角形。
ハチに擬態していると言われるが、効果の程は良く分からない。
キカマキリモドキに似るが、ずっと小型で、葉上で生活する点が異なる。
♀は♂より大きい。
♂の腹端には二股に分かれた器官がある。
雑木林の林縁などで見られる。
灯火に良く飛来する。
偶然見つけるか、ライトトラップなどの灯火に飛来するのを待つしかなく、出あう機会は少ない。
卵は、クサカゲロウの卵の柄を短くしたようで、葉裏などに多数産付する。
孵化した幼虫は細長く、六本の脚を持つ。
エドコマチグモなどを待ち伏せ、体に取り付く。
産卵する機会を窺い、卵嚢に入り込む。
脱皮してウジ状になり、クモの卵を食べて育つ(過変態)。
終齢幼虫は3齢。
繭を作って蛹化する。
蛹は、口で繭を丸く切り開いて脱出し、ぶら下がれる場所に移動して、羽化する。
※このように歩き回ることが可能な蛹を「ファレート成虫」という。
成虫になるのは、ほんの僅か。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
ムシミル
ishida式
昆虫ある記
一寸の虫にも五分の魂
Wikipedia
アミメカゲロウ目には、他にもヘビトンボとかツノトンボとか、変わった名前、生態のものが多くて、面白い分野です(笑)