お化けカシマ

他の人の投稿を見てたら思い出した。
「お化けカシマ」が怖かった。
名前の由来は不明。

顔の半分が焼けただれてる？（足のない？）女性の幽霊で、
「足イルカ？」
って訊いてくる。
答えを間違えると、顔半分が高温に、半分が冷たくなって死んでしまうという。
・・・うろ覚え。

それって「テケテケ」じゃないの？　っていう声が聞こえてきそうだが。
それは多分、９０年代からの呼び名でしょうね。

小５位の頃、学校の図書室で読んだ本に載ってた。
「死後の世界をみた」かな？
当時すでにボロボロで、廃棄処分する棚に並んでたから、戦後すぐ位か、高度成長期頃の風聞ではないかと思う。
それが９０年代に、「テケテケ」という名前で一世を風靡するんだから分からない。
分かりやすい名前の方が、憶えてもらいやすい、ってことだろう。

リバイバルしたお化けとしては、別に怖くもないけど、人面犬。
中学生の時のスケッチブックに絵が描いてあるから、１９８０年頃には、風聞があったんだろう。
何かの雑誌の心霊特集みたいなコーナーに載ってた。
（リアルタイムで読んだワケではない。
叔父の所からもらってきた古雑誌の中にあったので。）
サーファーの間で噂になっている、とか。
熊笹の林にいるとか、自動車を時速８０キロで追いかけてくる、とか。
目撃情報が湘南から次第に北上しているので、次は九十九里浜に上陸か？
とか書いてあった。
「熊笹の林」って辺りが、いかにも海岸沿いの環境を思わせてgood.
サーファーの間の風聞なので、温かい南から、次第に北上したんだろうな。

オバケは今や、暗がりや薄明りの中にいるのではなく、電子の流れに乗って拡散する時代なのかも知れない。
それでも、特定の誰かを攻撃するでなく、広く一般に対して怖い思いをさせる。
”ネット”という場所に関わらなければ、被害が少ない辺りは、まさにお化けの本分と言えるかも知れない。