
2024年の画像から。
キアシナガバチ。
国内最大級のアシナガバチです。
性格はアシナガバチの中で最も攻撃的とされますが、巣に不用意に近づいたり刺激したりしない限り、積極的に攻撃してくることはないようです。

①触角の先は橙色
②前伸腹節背面:一対の黄色の縦筋
③第1腹節背面:黄色の帯は、真ん中で途切れる

分類:
ハチ目ハチ亜目スズメバチ上科スズメバチ科アシナガバチ亜科
体長:
働きバチ17~23mm
女王バチ24~26mm
♂18~25mm
分布:
北海道、本州、四国、九州、南西諸島
平地~山地
成虫の見られる時期:
4~11月(年1化)
女王4月~
働きバチ6~9月
新女王・♂7~10月
女王バチが冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜(ノイバラ、ウツギ、イボタノキ、ヤブガラシなど)
幼虫・・・チョウ目の幼虫など昆虫類、小型のクモなど。
外役のハチが肉団子にして与える。
その他:
黄色部が多く、頭部・前胸・小楯板、前脚の大部分は黄色。
その他の斑紋や腹部の波型の帯も黄色。
セグロアシナガバチに似ている。
大きさもセグロアシナガバチと並んで、国内のアシナガバチの仲間では最大種。
前伸腹節背面(胸~腹部第1節)に一対の黄色い縦筋がある。
(セグロアシナガバチは全体が黒色となることが多い。)
腹部第1節背面の黄色の横帯は、中央で途切れる。
(ヤマトアシナガバチでは途切れない。)
♂は触角が♀よりやや長く暗色となる。
林縁、公園、社寺林、畑地、庭、都市周辺にも適応する。
昼行性で、活動は比較的活発、飛翔は敏捷。
アシナガバチの中では攻撃性が強く、毒性も強い。
民間療法のアンモニアは全く効果がない。
基本的には穏やかだが、巣に近いたり刺激したりすると襲ってくる。
巣は木の枝や軒下などに作られる。
初期の巣は釣り鐘型だが、そこからすそ野を広げるように発達する。
営巣規模は比較的大きく、育房は50~800程度。
真社会性昆虫で、1頭の女王と多数の働きバチ、秋季に羽化する♂で構成されるが、複数の女王が営む多雌巣が比較的多く見られるという。
繭は灰色~褐色で、巣の色とほぼ同色。
夏の終り頃から巣は空になる。
新女王と♂が集まり、交尾をする。
女王バチは、朽木の樹皮下や砂地の崖などで単独越冬する。
越冬から覚めた女王は、盛んに吸蜜したのち、営巣を行う。
巣材は主に植物の茎やその表面の毛など。
創設期は枯れた植物体や樹皮などを用いることもある。
幼虫はウスムラサキシマメイガ、ヒメバチ科の一種、ヤドリバエ科の一種などに寄生される。
時として働きバチが他の巣に入り込む「ドリフティング」が見られる。
防衛や造巣などの利他的行動を示す一方で、巣内で無精卵を産み、♂がホスト巣内で養育される。
これは天敵や台風等の自らの巣が廃絶するリスクに対し、非常時用の繁殖戦略として機能すると考えられる。
参考:
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
ハチハンドブック(文一総合出版)
学研の図鑑LIVE新版昆虫(学研プラス)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
きらほし写真館2
玉川大学
東京ズーネット
キアシナガバチ。
国内最大級のアシナガバチです。
性格はアシナガバチの中で最も攻撃的とされますが、巣に不用意に近づいたり刺激したりしない限り、積極的に攻撃してくることはないようです。

①触角の先は橙色
②前伸腹節背面:一対の黄色の縦筋
③第1腹節背面:黄色の帯は、真ん中で途切れる

分類:
ハチ目ハチ亜目スズメバチ上科スズメバチ科アシナガバチ亜科
体長:
働きバチ17~23mm
女王バチ24~26mm
♂18~25mm
分布:
北海道、本州、四国、九州、南西諸島
平地~山地
成虫の見られる時期:
4~11月(年1化)
女王4月~
働きバチ6~9月
新女王・♂7~10月
女王バチが冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜(ノイバラ、ウツギ、イボタノキ、ヤブガラシなど)
幼虫・・・チョウ目の幼虫など昆虫類、小型のクモなど。
外役のハチが肉団子にして与える。
その他:
黄色部が多く、頭部・前胸・小楯板、前脚の大部分は黄色。
その他の斑紋や腹部の波型の帯も黄色。
セグロアシナガバチに似ている。
大きさもセグロアシナガバチと並んで、国内のアシナガバチの仲間では最大種。
前伸腹節背面(胸~腹部第1節)に一対の黄色い縦筋がある。
(セグロアシナガバチは全体が黒色となることが多い。)
腹部第1節背面の黄色の横帯は、中央で途切れる。
(ヤマトアシナガバチでは途切れない。)
♂は触角が♀よりやや長く暗色となる。
林縁、公園、社寺林、畑地、庭、都市周辺にも適応する。
昼行性で、活動は比較的活発、飛翔は敏捷。
アシナガバチの中では攻撃性が強く、毒性も強い。
民間療法のアンモニアは全く効果がない。
基本的には穏やかだが、巣に近いたり刺激したりすると襲ってくる。
巣は木の枝や軒下などに作られる。
初期の巣は釣り鐘型だが、そこからすそ野を広げるように発達する。
営巣規模は比較的大きく、育房は50~800程度。
真社会性昆虫で、1頭の女王と多数の働きバチ、秋季に羽化する♂で構成されるが、複数の女王が営む多雌巣が比較的多く見られるという。
繭は灰色~褐色で、巣の色とほぼ同色。
夏の終り頃から巣は空になる。
新女王と♂が集まり、交尾をする。
女王バチは、朽木の樹皮下や砂地の崖などで単独越冬する。
越冬から覚めた女王は、盛んに吸蜜したのち、営巣を行う。
巣材は主に植物の茎やその表面の毛など。
創設期は枯れた植物体や樹皮などを用いることもある。
幼虫はウスムラサキシマメイガ、ヒメバチ科の一種、ヤドリバエ科の一種などに寄生される。
時として働きバチが他の巣に入り込む「ドリフティング」が見られる。
防衛や造巣などの利他的行動を示す一方で、巣内で無精卵を産み、♂がホスト巣内で養育される。
これは天敵や台風等の自らの巣が廃絶するリスクに対し、非常時用の繁殖戦略として機能すると考えられる。
参考:
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
ハチハンドブック(文一総合出版)
学研の図鑑LIVE新版昆虫(学研プラス)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
きらほし写真館2
玉川大学
東京ズーネット
アシナガバチは害虫も狩ってくれるので、むやみに怖がらないで、うまく共存したいですね。