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KONASUKEの部屋

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アオモンイトトンボ♂240706~アジアイトトンボとの比較

2025年02月21日 | トンボ目
2024年の画像から。
アオモンイトトンボの♂。

こっちは類似種のアジアイトトンボの♂。

アオモンイトトンボの♂も

アジアイトトンボの♂も、
①眼後紋は2個で左右が離れること
②後頭条はないこと
③全長が21mm以上であること
は共通。

一方で・・・

アオモンイトトンボ♂は、腹部第8節の背面が青い。

アジアイトトンボ♂は、腹部第9節の背面が青い。
・・・という違いがあります。

小美玉市で撮影。
笠間市ではあまりアオモンイトトンボを見かけないように思いますが。
アジアイトトンボとの違いが良く分かっていなかったからかも。
気を付けてみてみよう。

RDB:
絶滅危惧Ⅱ類:栃木県
情報不足:長野県
分類:
トンボ目イトトンボ亜目イトトンボ科アオモンイトトンボ亜科
体長:
♂30~37mm
♀29~38mm
腹長:
♂23~29mm
♀23~29mm
後翅長:
♂14~19mm
♀15~22mm
分布:
本州(岩手県・新潟県以南、北陸・関東の一部を除く)、四国、九州、南西諸島
海岸~丘陵/止水
成虫の見られる時期:
4~11月(茨城県5月下旬~9月初旬)
幼虫で冬越し
エサ:
小昆虫
その他:
アジアイトトンボに似るが、やや大型。
北海道には本種に酷似したマンシュウイトトンボが発見されているが、分布は重ならず、前胸背後縁の中央に大きな突起があること、♂の尾部上付属器が、四角で大きいことなどで区別できるという。
眼後紋は小さく、前肩条も細い。
♂は胸部が青色。
♀は♂と同じ青色と橙色の2型がある。
異色型では、未熟な内は地色が鮮やかな橙赤色で、背隆線に太い1本の黒条を持ち、肩黒条を欠き、第1・2腹節の大部分も橙色であるが、成熟すると地色は汚れた緑色に変色する。
胸の前肩条が消失した黒色型がある。
♂は第8腹節背面が青色。
(アジアイトトンボ♂では第9腹節背面が青色。)
尾部下付属器はアジアイトトンボより長く突き出る。
♀は第2腹節背面の黒色条が、節の途中で途切れ、第1腹節に達しない。
(アジアイトトンボ♀では第2腹節背面がすべて黒色。)
平地の挺水植物の豊富で開放的な池沼に生息するが、関東・東海では比較的海岸に近い暖かい水域を好む。
汽水域でも繁殖でき、ヒヌマイトトンボを捕食することが多い。
底質は泥で、水質はやや濁った陸水。
水辺の草間に多く、幅広い環境に適応している。
アジアイトトンボとの混生地では、初春にアジアイトトンボが多数出現、のちにアオモンイトトンボが出現し、一気にアオモンイトトンボが優勢になる。
飛翔は緩やかで移動性は低いが、羽化直後は水辺を離れ、雑木林の林縁などで栄養飛翔を行う。
成熟した♂は水辺に戻り、抽水植物の茎などに止まって縄張りを作り、♀を待つ(静止占有型)。
交尾(静止型)は長く、6~7時間続く。
産卵は単独静止型で、水面近くの植物組織内に行い、潜水産卵も見られる。
午後に産卵することが多い。
卵の期間は1~2週間程度。
幼虫期間は1か月半~8カ月程度
幼虫は、形態・色彩ともにアジアイトトンボに極めてよく似るが、やや大型で体長15~18mm、側尾鰓長6~9mmに達する。
体は割合細長く、後頭部はよく膨らむ。
下唇はの腮刺毛は5対、側刺毛は6本、尾鰓は柳葉状で先端が細く尖り、中央分節はハッキリしない。
(アジアイトトンボのヤゴは尾鰓の」幅が狭く、先端がとがる)
尾鰓には特に目立つ模様はない。
気管の分枝は細かい樹枝状で、全体に広がる。
夏に採れる終齢幼虫は、冬から春に採れる終齢幼虫より、一回り体が小さくなる。
主に抽水植物や沈水植物の水中部分にしがみついて生活する。
羽化は直立型。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
学研の図鑑LIVE新版昆虫(学研プラス)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅱトンボ編(保育社)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
神戸のトンボ
おおさか環農水研
ヤゴペディア
てんとうむしさんの昆虫漂流記
ムシミル
日本のレッドデータ検索システム
ウィキペディア
広島大学デジタルミュージアム
名古屋市におけるクロイトトンボ属イトトンボとアオモンイトトンボの衰退
神戸のトンボ
ラムサール条約登録湿地ひぬまの会

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (kazuyoo60)
2025-02-22 05:52:50
酷似のトンボが要るでしょう。アオモンイトトンボ、水色の部分が有って綺麗です。
返信する
kazuyooさんへ (KONASUKE)
2025-02-22 17:22:16
コメントありがとうございます。
アオモンイトトンボとアジアイトトンボは良く似ていますよね。
♂が飛んでいる時は、青い点が飛んでいるように見えます。
返信する

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