鉄道模型工作記録帳

6年目で何故か模型店をやることになった田舎モデラーのブログ。
工作記は春頃再開の予定。
暫くはお店情報中心。

HOマニ44走行テスト報告

2016-07-27 04:26:00 | 若旦那の常磐線103系

テストショット2で到着した4台分をすべて組立まして
(発注数の1/3しか到着せず、困りました)
延べにすると10時間くらい走行させて、各部確認をしました。
一応考え付くままのパターン全てテストしましたので
その結果は以下の通りです。
・S字スラローム
・カント付きS字スラローム
・ダブルクロス2連をS字走行
・勾配2度の繰り返し
・牽引の際して4両を当製品連結し、その後ろにプレーン軸受けの金属車体客車3両を死重として連結。(牽引ばね係数で450g)
の悪条件を最低条件にして、
更に
・全車製品プラ車輪
・金属車輪置き換えや、一部置き換え、連結位置変更
・可動台車固定しての挙動試験
・悪条件・雑組立組み立ての各種実施による走行
・フランジ削りによる低フランジ車輪の装着テスト
など、条件をどんどん悪くしてテストしました。

「プラでの可動式台車」という形になりますので、在来あまり例がありません。
目的は走行時の車体挙動の安定と、軽量なままでの挙動の安定を目指しています。

テスト台車を作成しまして、プラ製品では主流の完全固定台車で走行、その際、ウェイトを載せないままでは挙動は若干不安定になりましたので、可動式が安定すること証明されました。
3点支持構造になるため、軽量なままでも挙動が安定することを確認。

金属台車の低フランジでも良好だったので、「フランジで走行する」より良いのではないかと思います。
構造は複雑になりますし、正直なところ、コストも上がってしまいましたが、店頭でお話を聞くに「牽引定数を邪魔しない軽量な客車がほしい」という要望は多くあることから、精度の良いピボットの方向も一つあるかと思いますが、当社のなかでは可動台車の金属工法の導入と相成りました。
最終的には、キットとして台車を毎回高価なスライド金型に頼らない方法の開発が急務でしたので、当社なりにはこの方法で行く腹つもりです。

その中で、実は不挙動がみつかり、繰り返しテスト走行を様々なパターンで行っていく道のりで、脱線パターンが明らかになり、更に手加工などでパーツの修正や試験切削で調べていきましたら、普通に組み立てただけでは解らなかった金型のわずかな歪みを発見できたので修正となりました。
僅か0.15mm程度の金型のゆがみだったのですが、挙動に大きく影響しました。

推進運転座屈テストについては、500gの荷重がかかるとカーブで座屈しました。
プラ車輪での内容です。

金属車輪にすると700g程度まで耐えられまして、他社様と同等の成績になりました。

台車がバリだらけで組み立てが雑にしたパターンでは350gくらいでも座屈することもわかり、キットですので、お客様にゆだねる部分が多く、悪条件を重ねたテストを実施しています。

ウェイトはけん引に事関する限り必要はないと判断。

推進のときに必要な要素はあるけど、座屈条件のまま推進するとKDカプラーのばねが飛びまくるのはうちのせいじゃない。

手作りでドローバーを作成しましたら、座屈強度が上がりました。
さらに研究して、ドローバーも今後検討オプションを考えてみようと思います。

日本ではドローバーは支持が少なく。カトー様の客車用ドローバー的な伸縮連結器も大変優秀なのですが。。。。

台車の重要部分を接着しないではめ込みだけで走行させても問題は少なかったのですが、やはりねじ止めを推奨方針のままで行くこととしました。

ひそかに13mm改軌は「上級者程度の加工」で改軌可能を確認。


さらにテスト走行を重ねたのち、現ショットはサンプル展示店様に移送いたします。
(サンプルショット数が非常に少なく苦慮してしまいました。)

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マニ44テストショット2

2016-07-26 02:05:00 | 若旦那の常磐線103系

テストショット2回目の状況です。
多数のご予約を賜りありがとうございます。
現在最終の詰め作業、並びに可動部や走行状態の耐久テストを開始しております。

それでは現状をご覧ください。

全景です。
マジックインキで印をつけている部分が、まだまだボディディテールで修正を加える部分です。
2回目ですが結構ありますね。
また第一回目の修正が完全ではない部分もあり、妻面はこれから作り直しになります。












現状はかなり大枠が出来てきました。
微調整部分がまだありますが、台車はさらに改良を重ね、動作確実な台車になります。

走行テストは、のべ10時間程度を実施し、
通常組み立て、プラ車輪での動作も走行が可能でした。
車軸さえ振れなく組み立てられれば、プラ車輪のままでも走行が可能です。
(車輪組み立ては圧入のみで接着しないこと推奨)
金属車輪についてはネジの調整などでほぼすべての10.5mmピボット車輪が使用可能ですが、エンドウカツミ軸寸のものを推奨いたします。
(10.7mmサイズは適合しません)

走行テストでは牽引に対してはウェイトなしで充分と判断されました。
(金属車体プレーン車輪3両の動きが渋い車両を死重扱いとして、当製品4両を機関車側に連結して実験。カントねじれS字・ダブルクロスS字わたり、登坂・下りなどをプラ車輪状態・雑組立車輪など悪条件設定も実験)
推進については、座屈耐荷重500gまで確認。
推進運転が多いと想定される場合は、適度なウェイトを車内に搭載してください。
長編成が見込まれる形式ですので、必要以上のウェイトは牽引力低下に結びますのでご注意ください。

当製品からの採用となる特有の機構である台車ステア(金属台車と同様の3点支持イコライズ構造)により、組み立て台車でも安定した走行が楽しめます。(雑組立なども実験しておりますが、予想を超える雑な組み立てになると安定性が著しく下がります)

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マニ44(HO)4両セットのナンバーについて

2016-07-09 07:14:00 | 若旦那の常磐線103系

過日よりご予約を開始したマニ44HOの4両セット
表記全入れ版ですが、
一部資料に錯綜していた部分が発見されたため、
不明瞭な番号については訂正し、より確実な印刷済み番号に修正することとしております。

現状の再調査状況はご覧のとおりです。

記載は10日に記事内容更新されております。

今回のプロトタイプは、
2038-2112の形態となり
1979年製造のものとなります。

異なる部分は

2001-2037
昭和53年製造ロットで、乗務員扉が前後ともHゴム支持であり、扉寸法もことなるものです。当該はドアの全周が以降のバージョンと異なっており、外見が大きく異なります。
改造にしてもちょっと苦労する部分かと思います。

2038-2112
今回のプロトタイプです。
1979年晩夏から1982年秋にかけて一斉に落成したグループです。
メーカー設定差は加味いたしません。
一部溶接するライン取り場所が異なるようですが目立った違いは模型的にはほぼ変わらないものであります。
8非アップロードの記事ではここがもう一段不明瞭な部分がありましたが、お客様から賜りました資料、写真により明確な区分が可能となりました。
中間不明域のロット割が確定いたしました。

2113-2161
1982年秋以降に落成したグループです。
前グループとはほぼ出場日が違わないのですが、電池箱の形状が異なることが確認されております。
活躍僅か4年弱の超短命グループゆえにはっきりとした形式記録がたいへん少なく、ステップの変化も見られるものが一部あるなど、不明瞭のためモデルプロトタイプからは外させていただきます。


運用の記録をネットや書籍を紐解いても、
盛岡車が岡山駅で記録されていたり、広域な運用が見られますが、
今回はお客様のお声で最も多い「東海道急行荷物に4両以上で入っていた光景」に合致する配置区に設定しなおします。
(伴いましてEF62時代の大井配置の南タミは、EF58時代EF62時代も共用できる汐留区の南トメに設定変更しております)
また、対応年代も1984年1月~4月を再設定し、
東京・浜松・米原・宮原・広島各区のEF58が下関に集約される直前より下関区EF62に一斉に交換された時期を再選択して、配置表期の見直しをいたします。

製品発表は以下のように設定変更させていただきます。

マニ44 2063 南タミ → マニ44 2040 北スミ

マニ44 2075 北スミ → マニ44 2069 南トメ

マニ44 2114 北スミ → マニ44 2075 大ミハ

マニ44 2059 南タミ → マニ44 2090 大ミハ

 
なお、そのほかのナンバーや配置区につきましては現在、サードパーティパーツとしてレボリューションファクトリー様に対応インレタを発売していただく段取りでございます。
当方と印刷データ規格は共有いたしますので(当方提供の資料を採用するか否かはレボ社に判断を委ねております)
ナンバー改編の際にはぜひご利用ください。

ご質問がありました対応品ですが

KDカプラー #153(ウィスカーカプラーであれば他の長さやナックルも対応可)
車輪 エンドウ・カツミ10.5車輪(日光車輪も一部工夫で可能)
テールライト 他社にて開発中

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JNMAのみで発売するアイテム

2016-06-30 15:46:00 | 若旦那の常磐線103系

JNMAで恐らく「間に合いそうな」
ちょっと経路の違う製品があります。

「KATO社HOオハ14をはまなすカーペットカーに加工するために用具一式」
説明書もなく、15個しか作りません。
再販も致しません。
個人用治具に近いものです。

レーザーカットを用いた紙と、特製ブリッジレスエッチングパーツのキット・・・というか「きれいに切り出した紙定規とエッチング窓枠」
というものです。
いわゆる「キットとも呼べないものですが」個人的にほしいので作りました。

そのおすそ分けのようなものだと思ってください。

お値段も当日まで分かりませんが、贅沢にエッチングしたり、紙カット代がそれなりにするので3000円~4000円くらいになるかも。
安いもんではありません。
そこは本当に申し訳ありません。


これが内容です。(試作品)

使用法の説明をいたします。


この用紙をまず、ABS1mm板かプラスチック1mm板に弱粘着スプレー糊で張り付けて、
この穴のあいたとおりにカットします。
これが、車体の窓埋めパーツとなります。
そのための切り出し定規です。


こちらは、紙製着替え側板にも使用できますが、個人的には「イメージ型紙」です。
側面を切ってこれに嵌め変えてもいいのですが、「ああ、こういうイメージだな」という見本になります。
あと元プラ車体を生かす場合は、上に映っているものが穴あけのガイドとなります。
弱粘着スプレー糊で車体に貼り込めば、そのまま穴あけ開始できます。

最後に下に映っているほうを、今度は透明ガラス材(プラ板か窓フィルムかアクリルか、お好きに・・・)に弱粘着スプレー糊で張り付ければ、窓ガラス切り出し定規になります。
定規ごとカットしていけば、ピッタリきれいな窓ガラスが切り出せます。


その最後に切り刻みそうな紙定規がこれですが、
マスキングイメージもケガいてあります。


ドアはボナファイデ製を使ってください。
この車両にだけ設計者が異なるドアが付くというのが面白いものではありませんので、ほかの車はボナドアになりますでしょうから、それでいいと思いました。

元車体の窓を埋めるにしても、ペーパーを使うにしても、窓枠を正確に張り付けられないと、みっともないので
ここで定規が活躍します。



ひっくり返っていますが、わかりますか?
交互に紙定規を重ねると「窓枠を張り付ける高さと位置が決められるようになっています」

この場合、2F窓枠を加工してから1F窓枠を張り付けましょう


元喫煙室窓もこのように位置決めができます。
定規は弱粘着スプレー糊を吹いて張り付けた方が良いですね。

そして、窓枠はこちらになります。

ブリッジレス窓で、デリケートですから、これごと薄め液に浸して、糊を溶かしてからフィルムをはがすと歪みなく剥がせます。

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HO マニ44発売予約まもなく開始

2016-06-29 23:18:00 | 若旦那の常磐線103系


「お写真提供:配給電車様 http://jnr-oldtimers.at.webry.info/」

大変長らくお待たせいたしました。
モデルアイコン設計・発売
HO マニ44(国鉄仕様) キット がようやく発売日が見えてまいりました。
7月中旬より、ご予約承りいたします。


製品仕様は以下の通りです。

8月末~9月出荷予定

1両未塗装キット 7000円(本体)

JAN4580346120465

1両塗装済みキット 7500円(本体)

JAN4580346120410

初回限定・番号入り4両塗装済みセット 28000円(本体)

JAN4580346120472

1両発売分は、ナンバー部分が未印刷となっております。

初回限定4両セットは、ナンバーが記入済み。

マニ44 2063 南タミ

マニ44 2075 北スミ

マニ44 2114 北スミ 

マニ44 2059 南タミ

いずれも国鉄時代に除籍となった番号です。

番号一部検証中 初回限定4両セット版はご予約分と少数のみの製造の予定です。
モデルは5パターン以上にも及ぶ形態分析の中から、中期番号の仕様とし、お写真と異なりますが車掌室窓が開閉式のものとなります。
Hゴム支持のものは扉寸法や周辺寸法が一部異なるため対応する予定はございません。


車体はABS一体成型
その他パーツはPSおよびPOMおよびABS樹脂を使用します。
基本仕様が車体塗装済み。
ナンバーのみ空欄として別途他社製品番号を使用いただいてナンバリングしていただきます。

想定仕様は2030~2120前後の仕様となっており、一部製造所や落成前後で異なる仕様もございます。

床下機器は黒成型無塗装を組立ていただく仕様となっております。
そのほかにネジやナット、一部接着剤を用いて組立いただきます。



電装関係は弊社ではご用意しておりませんが、サードパーティプロダクトで開発進行の予定が計画進行・計画中です。


プロポーションはプラを生かして低床化。
ご覧のプロポーションでR600・6番ダブルクロス分岐S字スラローム・カント付きR860S字スラロームを試験走行クリアいたしました。
(プラ車輪実走。今後テストを継続して実施する予定です。)


さらなるグレードアップをお試みのお客様には無塗装キットもご用意いたします。


床下機器はすべて別パーツとして、正確に再現を目指すほか(一つの小さな機器箱のみ、構造構成上2~3mmずれた場所にモディファイとなります。)、床下機器については接着不要の精度を目指しております。


モデルサンプルテスト実物展示は
京都ボークス・グリーンマックス秋葉原店でご依頼をしております。
またJNMAフェスティバルでも展示いたします。
※先着何店かの店舗様になりますが、店頭にてテストショットをお飾りいただけるならば弊社メールまでご連絡ください。(次のテストショットとなります。)

金属車輪につきましては、既製品利用を可能なように鋭意進行中です。
なお、対応カプラーはKADEEカプラー153を設計指定としております。
写真はKADEE153を取り付けた例です。

但し、カプラーポケットに対応するカプラーであれば対応幅はまだございます。

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