鉄道模型工作記録帳

6年目で何故か模型店をやることになった田舎モデラーのブログ。
工作記は春頃再開の予定。
暫くはお店情報中心。

新製品の発表等々

2016-12-01 23:14:00 | 若旦那の常磐線103系

本日、宮沢模型秋の商売繁盛セールにて
以下の発表をいたしました。

なお、マニ44については国内検品で塗装品質が納得いかなかったため、すべて廃棄として、新たに再生産をしております。
明日より中国にて製造管理をいたしてきます。

帰国日は決まっておりませんが12月20日前の問屋納品を目指して行ってまいります。

143系(一般名称ではありませんが概形として通称致します)は各サプライヤーさんよりご協力をいただいたりして、各社様のパーツを活用可能なよう最大限選択肢を求めて設計中です。

ウェイトはモリタ社様より企画予定、カプラーはアクラス社様より規格を共通化予定、そのた規格の準拠してまいります。




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【コラム】あるお客様と。

2016-11-08 21:35:00 | 若旦那の常磐線103系

先日、壮年の品の良い奥様からお電話を頂戴しました。
「宅の主人が亡くなりまして、趣味のものを引き取ってほしいのですが」

どうも当店にご来店いただいたお客様だったご主人がお亡くなりになられたそう。

お弔いのお引き取り第一日目を終了。
実は大量の書籍があり、明日もう一度伺う。

手前のワゴン車に入りきりませんでした。

手を合わせていただき、ご遺影を見て「あ、あのお客さんだったか・・・。」と直感。

「今までHOの部品などは東京に行かなければならなかったんだよ。でもここにできたからうれしいなぁ。」

と言ってくださったお客様だった。
早すぎるじゃぁないですか・・・。
まだまだ定年後のお楽しみはこれからだったじゃぁないですか。

案の定。お創りになって居るコレクションは想像通りのものだった。

お名前を覚えることは不得意だけど、お顔と何をお話ししたかは覚えています。

揃えるより「創る」お客様らしい作りかけが山のようにあって、故人が長年お使いしていた道具も使い込んだ一部は固辞してご霊前に残させていただいたが、道具を「工作室工作会で今後もお使いさせていただきます」と奥様にご許可をいただいて頂戴しました。。

奥様と少しお話をさせていただいた。

故人の残された模型を出来る限り「こうしたかったんだと思います」と説明したつもり。

奥様も寂しがっておられた。

正直、気分が晴れるものではありません。
焚き上げ様ではないので本業ではないですし、中古をメインに商っているわけでもございません。

でも、ご遺思を少しでもご納得頂けるかもしれない僅かな努力をさせていただこうと思います。

独りよがりなんですけどね。

お引き取りさせていただいたものは、一般に「これは凄い価値!」というものは一つもありません。

商い的に言えば、「がたくた」

でもなんとか次のクラフツマンに引き継げるよう、また組み合わせ組み合わせして整えてお店の皆様にご覧いただこうと思います。

暫く、鑑定と、引き続き作りやすくする各未完の作品の整頓にお時間頂戴いたします。

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HOマニ44最終決戦!?3

2016-11-03 04:43:00 | 若旦那の常磐線103系

帰国してきました。
とはいっても、残務でまだ東京に居ります。
明後日札幌に帰ります。

毎度のことですが、中国は通信状況が極めて悪く「鎖国状態」なので
ブログアップも大変難しい状況なので帰国してからとなりました。
一般には携帯回線で2G回線しかまともに使えません。

現時代は4GはおろかLTE回線時代ですので、数十倍遅いわけですね。
これが中国内回線だと話は別のようなんですが
私たちはあくまでも「自由主義経済圏」の国の人ですから、中国にとっては不都合な自由主義経済圏との通信は「隙間はある程度作ってい居ても、非常に絞った状態」でかろうじてつながるだけなんです。

毎出張も「香港という出島でだけ買えるSIMを刺して、大陸本土でローミングする」状態しかなく、そこで最大2G回線なので、大変遅い。
ほぼ実用にならないわけです。

香港SIMと言われるこれがなければ、日本のほとんどのSNSもつぶされていますし、グーグル各サービスもつぶされています。
何かあっても連絡手段がほぼ絶たれるので、生命維持装置状態で毎回香港SIMを買うわけです。

結論から言うと、全ての製品は中国を出ました。
送料は莫大にかかりますが、飛行機輸送便で入国させました。
送料だけで数十万円かかる計算です。

船便と船の入り口である税関でいままで時間的に痛い目に合っていますので、お届けを正確にするために飛行機を使用しました。
何故か飛行機を使うと税関がまともに機能します・・・。

中国の問題だけではなく、日本の税関も何故にこのようにムラがあるのか・・・。


中国工場現地では何をやっているかというと、
出荷前検品です。
基本的に中国工場は最終的に高度には信用しておりません。
更に言うと、日本人的に甘い考えで行くと一度日本に入れたものは、全部引き取ったとみなされて、ダメなものは返品や返金してくれる・・・なんて甘い世界ではなくそれっきりになります。
だから、こうして出向いて検査をするわけです。

それでも日本国内に到着しても駄目なものが発生すると予想されます。
リカバーできる範囲外を跳ねるくらいが関の山かもしれません。

恐らく、他社さんもこのようにしているものと思われます。
またはコストをかけて違う体制で検品しているものと思われます。
私たちは、毎回出向いて検査する方式と国内で検査する二重化をして対応しております。



ダメな例。


ダメな例。

まだまだダメな例を発見していきます。


うっわ、変形です。
これが結構多かった。
原因を探るとある理由が。
それを禁止して再開してもらう。



完全にダメな例。




これも駄目な例ですね。


ダメダメ。

しかしながら、日本で現在、こういった作業が可能かというとかなり難しいと言わざるを得ません。
今回の製品も、日本で製造したら1台1万5千円とかそういった設定になる気がします。そしてもっと莫大な在庫を抱えての製造になると思われます。
正直、今回は相当価格を抑えてみました。
思いがけない費用は相当出ましたので、企業努力っていうか・・・。
やせ我慢価格でなんとかお届けできそうです。
そのためにも製品の発売を今後多めにして、出張費用やあらゆる費用を製品シェアして組み合わせることでより低廉な製品を続けられるように努力を開始しなければなりません。

だって、お高い商品なんて、それだけで魅力がなくなっちゃいますでしょ。



印刷風景です。
塗装品の文字は、一か所一か所すべて分離して印刷することでゆがみを抑えております。
だから一車体で22回、印刷機に嵌めて印刷しています。

結構な手間をかけております。



印刷もようやく安定してきました。






バラバラに状態で日本に出発です。

箱詰と検品は日本で行います。


最終的には28日から出荷を開始して、4日出荷まで分離して発送です。
全部で18立米・・・・。
梱包を厳重にしたら、予想の倍の容積になりました。
おおよそ10畳のお部屋を天井まで積み上げた容積です。
写真に写っているのは20分の一くらいの状態。

さて、作業場含めてえらいことになりそうです。
箱詰したらこの容積の4倍になるはずですから・・・。


未塗装品本生産第2陣の出荷風景
車に入り切らないので、もう一台手配しているところ。


そしてすぐさま、次の製品の打ち合わせを。
早ければ来年2月に発売したいという意気込みです。
玩具工場グループオーナーと今回の組立塗装工場総経理と打ち合わせ。
総経理・・・社長さんですが
左の若い女性が総経理(社長)です。
中国は、本当に若い人の活躍が目立ちます。
70名もの行員を率いる若き総経理です。

このような人がうようよいます。

私は現在、43歳にもなってしまいましたが、43歳で私より年上の現場リーダーや総経理、営業マンをまだ3名しか出会えておりません。
すっかり爺なわけです。

日本ではまだまだ若造とは言いませんが、中堅年齢ですが
中国シンセンでは爺でございます。

中国はエネルギッシュですね。
「いつかは会社のボスになる!」ってことを口にする作業員やメンバーが非常に多いです。

日本と中国の色眼鏡なしの目線で何が違うと?いうと

・工場労働者たちは、それぞれ「今の生活を改善するために働いてる」
 →だからすぐいい求人に反応してさっさと不満に思う会社から出ていく
 →案外将来に向けて貯金してる
・働くことの時間が、割と長い。代わりに飯の時間だけはかなり重要視してる
 →働く時間が長くなるより飯の時間が削られる方が不平不満がわきます
 →午後5時に会社が終わったら、しっかり飯と休憩をとって午後7時にまた集まって10時くらいまで働いてます
・給与差がものすごく大きい
 →工場労働では日本円で4万円程度の月給(それでも10年で倍以上になったらしい。物価もそれ以上に上がっているらしいけど)ですが、同じ会社のサラリーマンでもなぜか700万円くらい稼ぐ社員工員がいる。
・うじうじ立ち止まったり悩んでいたら、あっさり置いて行かれる
 →セーフティネット?なんて無いっぽい。
 →健康も壊したら終わりっぽい。
 →自分で体調も首になっても自分次第っぽい。
・ほとんどは一部屋4人の相部屋で集団生活している
 →飛び出す機会を伺っている

あれ?っと思うことが。
これ、40~30年前の日本そのものじゃない・・・。
まだ、なんだかんだ言っても中国は普通に崩壊しそうにもないです。

ただ、グループオーナーとも結構話をするのですが、中国の少子高齢化はどうも日本より数倍の速さで進んでおり、危機感はあるとのこと。
若い都市は、見ている一部だけの様子。
田舎は高齢化がとても進んでいるらしいです。

国は一人っ子政策を翻して産めよ増やせよを大奨励しておりますが、この政策を日本でやったら、一部市民団体が大騒ぎしそう。
そこは、社会主義国家の強みでしょうかね。

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HOマニ44最終決戦!?2

2016-10-28 23:57:00 | 若旦那の常磐線103系

工場に入りました。
塗装印刷工場では、まさに表記類の印刷作業が少し遅れながらもたけなわです。


抜き打ちにての工場突撃ですから、工場が驚くのも無理は無いのですが。
ロス品を隠されることも無いので、格好をつけられることもありません。


ロス品や手修正をしようとしていったものを引き抜いていきます。


配置区板部分に塗装ムラがありますね。
手直しさせずに油性マーカーでバツを書いて潰して再利用を防ぎます。


梱包状態も全て洗います。


表記印刷工程です。
一個一個印刷します。
側面一面刷りをしていたのをやめさせて、レタリング一つ一つ版を変えさせて、片面8回打ちます。


テスト印刷。


固定ジグの具合が悪い部分を見つけましたが、その失敗例
100個にひとつくらいミスりやすいジグだったので、修正指示をします。


適正印刷が安定するようになりました。


印刷版です。


妻面印刷の工程です。


印刷状態を確認していきます。


一日かかって不良品で跳ねたものです。

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HOマニ44最終決戦!?1

2016-10-27 07:18:00 | 若旦那の常磐線103系

未塗装版を鉄道模型ショウで先行発売をさせて頂き、多数のお客様に見ていただけました。
まことにありがとうございます。

イベントがオワリ、翌々日火曜日に塗装済み製品を確認すべく、中国に飛んでおります。


香港からスタートしています。


今回は設計ギルド仲間も同行しています。


ちょっと大陸本土突入まで時間があるので香港トラムを見に行きました。


香港トラムは面白いですねぇ。
これ、実際に見ていないと面白さが沸かない物ですが、実に面白いし、こんなにたくさん走る電車は実に興味深い。
北海道と東京を跳ぶのと同じような費用で見られるんですから、本当に近いと感じますね。
国内に閉じこもるよりいいもの見られました。


最近ちょくちょく記事になっている香港の模型店に行ってちょっと目の保養をします。


で、既にこの写真で国境を越えて大陸本土です。
豪快なご飯ですが、普通の屋台飯です。
これで1000円してません。


気温見てください。
30度。
暑いです。
札幌を出たときは7度しかなかったので、もう豪い気温差です。
汗を噴出している暑さです。


で、中国新幹線に乗るわけですが


乗って判った事。
「中国新幹線」とか言いますが
ここは区間的に低速度で
実際には1980年代の485系特急に乗っているのと大差ありません。
下駄履き特急で、速度も大して高くなく、駅間もそれなりで
・・・中国「新幹線」なんて言ったところで日本ほど在来鉄道と差があるわけではなく
そんな特殊な物ではなかったです。
日本の新幹線のように、異次元の高度輸送システムではないんですね。
普通の「特急電車」でした。

流線型タイプ快速電車を新幹線というのは違うナァと。
日本が標準軌だったら、普通に汎用高速度鉄道が平易な技術で実現できた移転だろうナァ。
日本は狭軌と標準軌で、レールの幅以上にシステムも盛り込んでいるから圧倒的な「違う鉄道」と意識しすぎなんだろうナァ。


ドンガンという駅まで20分ほど乗りましたが
「中国新幹線」というイメージの感動まるでなく
「せいぜい、スカイライナーに乗った乗車感覚」でした。
ホント。
あれと東海道東北新幹線とはそもそも鉄道としての何もかもが違うものですね。
「新幹線っぽい車体の私鉄特急」と言う感じ。

ちょっと拍子抜け。


迎えの車に乗り、どんどんと田舎のほうに向かいます。
今回は新しい工場を紹介してもらう日も設定しました。


精密ダイキャスト工場を見学します。


2件目に紹介してもらった工場は・・・違うナァ・・・。
古い体質の工場で、うん、いかにも中国工場のイメージそのもので粗悪だな。


3件目の工場は「作る」ことに対する姿勢が良かったので、ゆくゆく採用できそうな技術と姿勢がありました。
ここは少し頼めるかもしれない。
日本の製造したくても、日本で作ってくれるところや模型技術が無いってのもしんどい物です。
本当、日本だといざ話をすると「それは出来ない」と断られること数十件・・・。


変な話ですが
中国工場のほうが「お金が回っている」ので、貧乏臭くないんです。
頼んでいるこっちのほうが遥かに経済的には貧乏です。
本当に誤解無く書きたいんですが難しいですね。
「作ることで豊かになっている」んですね。
日本はなぜか「作る人々が豊かにならない国」になっている。
それじゃ、物作りする気にもなりませんよね・・・。
ある程度儲かっていると、ルールがちがちでコンプライアンスがちがちになっちゃっていて、模型なんて作れない。
町工場は何時までも儲かってない。

中国はまだ、町工場が儲かるんですね。
なんだかんだ言っても。

ちょっと悔しいですねぇ。

ちなみにここの社長、32歳です。
私は43歳ですが
現状、私より年上の社長や工場長はまだ片手数しか会ってないです。
みな、若いです。
成功を目指してエネルギッシュに働く姿があるんですよねぇ・・・。
なぁにか、日本の閉塞感と違う部分はあります。

いま、日本でプレス工場はじめ、工業工場を立身するような人、居るんだろうか・・・。
未来が見えない・お金も回らないから誰も出来ない物になっている気がする。

日本の模型人口なら、趣味人が立身して素人芸的なガレージメーカーじゃなく、工業工場を建てるってのもありえなくないという雰囲気でしょうかね・・・。

1件目は30年目の工場で2代目社長が30歳。ハイエンド志向だけど図体でかくてちょっとどこまで出来るか・・・
2件目は20年以上の工場で50代社長。いかにも接待で何とかしようとする中国工場。
3件目は7年目で32歳の社長で、明らかに西欧諸国の目線のものつくりの意識。

3件目は、ちょっと注目します。
ちなみに、ダイキャストと金属加工の工場となります。


飯は、まぁ、受け付けない物もあるんですが案外どれもうまいんです。
ええ。

さて、マニ44はどうしたって?
2日目のコレからが本当に本番。
あと1時間後に工場に出ます。

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