鉄道模型工作記録帳

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三菱大夕張炭鉱スハニ6

2010-11-01 06:46:00 | 北海道廃車体めぐりレポ

元美唄鉄道の客車で、更に辿ると3軸木造客車のこの車。
TR71の台車はなかなか御目に掛かることができません。


その概観から、オハフ61に良く似ているとされますが


やはり『まったく同じようなところが見当たらない』独自の構造がたくさん見られます。

既に国鉄とはまったく異なる隅柱。
もともとここに扉は無かったと記憶しています。
シルヘッダーが隅まで届いております。
テールライトの痕がありますが、鉄板で塞がれているだけです。
幌釣りの痕は見えますね。


扉の縦横バランスは最も見慣れた雰囲気ですが、やはり一致せず。
また扉もきわめて薄く簡素なものです。
で、ステップの高さに注目。後述。


奥まっているバッテリー


荷物扉。
これは移設されてここにあと付けされたものです。


先ほどのステップ。
実は前後で微妙に高さが異なっており、こちらは約5cmステップが下がって取り付けられております。
ドアの設置時期が違うのではないかと考える一端です。
模型で表現することは大変微妙ですけれどもwww


扉は割りと新しくふさがれています。


真ん中に写る窓の下になにやらありますが、ここにもと荷物扉がありました。
後年、荷物室を移動したのです。



元の荷物室区界はここ。
内装の木目から判断できます。
窓柱中心ではありません。


便所もちろん?ありません。


またも台枠の形状は異なります。




普段あまり見られない逆サイドにも荷物扉移設跡があります。
こちらのほうがハッキリしています。

こちらから見ると、オハ1の幅が一致しているように見えるのですが、おそらく傾いているのでしょう。




こちらがオハ1
違いますね。
胴受の関係から台枠の高さも違うかも知れません。


一見、オハ61系に見えなくも無いのですがねw


煙突の位置がわかる写真です。


判定する写真。


黄色のスポットは現役時の煙突場所。
赤線左は現在の仕切り、右は過去の仕切り場所。
どれも窓や窓柱とはオフセットしています。


スハ二のみ室内に入ることができます。
座っても汚れないくらい綺麗です。

保存会の方の努力が少しづつ実ってきています。



  ↑
ここまで良く綺麗になったものです。


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