大口をほざいたら翌日に物事をわきまえた識者の解説が新聞に載っていた。昼食で
立ち寄った蕎麦屋に置いてあった新聞の見出しを見ただけで、詳細を読んだ訳では
ないが、どうも昨日の私見に誤りがあるようだ。(実はメガネを持っていなかったから読
めなかった)アメリカは自国利益の誘導を第一義にしており国内で意見を分かつことは
なかろうと述べたが、『米国自動車業界、警戒』『米議員、TPP日本参加に賛否』とあっ
た。昔、貿易摩擦でアメリカへの安い日本車が大問題になり、自動車関係の労働者た
ちがハンマーで日本車を叩き壊すシーンがニュースで流された。政府間交渉や輸出
自主規制なるもので何とかやり過ごしていたが、そうした過激なことがない内に一時的
にせよ日本勢はビッグ3を乗り越えてしまった。
リーマンショックや大震災、トヨタ車リコール、タイの水害など度重なる日本車への逆風
でビッグ3も息を吹き返し、元の鞘に収まったばかりだ。
TPPで車の関税や規制がどうなるのか知らないが、米国の自動車業界に何らかの影響
が及ぶと懸念する声があるのは事実のようだ。
私たちからすれば、そうあるのは当然のことだ。米国には懸念材料がゼロで他国は影響
を減らすために交渉をするのがTPPなら、参加する必要はない。
恐らく調べれば調べるほど深みはまり理解不能を理解することになりそう。もう少し分かり
易い解説を理解した後に『沈黙しない一市民の私見』を述べたい。