食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『収穫されない野菜』

2013年03月13日 17時34分29秒 | 日記

この時期は冬物野菜の終わりと春野菜の切り替わり時期で、畑は年中何でも揃うスー

パー等と違い端境期である。特に私のようなど素人で割と大きめの畑をしている者に

は、無駄なことをしたと懺悔の時期でもある。

自分たちが食べる分だけを作るにしても、種から作ると発芽率、苗の生育具合に左右

され10粒の種から10本の苗にすることは難しいから沢山の種を撒く。

食べるだけのつもりでも沢山の苗ができ、食べる以上の野菜ができる。親しい人たち

に裾分け用として余分に作っているが、定期的に裾分けする訳ではないから、そうした

ものが今の時期に残り物として畑に鎮座している。

今年の冬は大根にとって温かかったらしく、長く太く『大根足』の見本のようになっている。

ここのところの温度上昇で花をつけるものもあり大量に残った場合は廃棄という悲しい道

をたどる。私の所も聖護院大根と煮付け用の大根の残り物が20本くらい残っており、意を

決し一昨日から干し大根づくりを始めた。

未だ花芽は出ていないが上の方は若干、固めになっているから干し大根にするとしても今

が限界のようだ。

キャベツは中央に段々と割れ目ができ、そこから花芽となる茎が出てくる。まさにその前兆

だが、こんな風になると裾分けとして配るのも気が引けてくる。未だ食べるところは沢山ある

から、もったいない気はするが廃棄は免れない。

水菜も春菊も小松菜の類も黄色の花芽が出かかっており、暫くすると黄色い菜の花畑に変

身してしまう。私のところは大したことはないが、近隣の方たちは上手に作られるから残り物

にしてもとても立派なものばかりだ。しかも、お隣同士にしろ近くの人にしろ、そうした人たち

も作っておられるから、裾分けするところも少なかろう、と要らぬ心配をしている。


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