食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『トイレのないマンション』

2013年03月01日 18時20分40秒 | 日記

こんな言葉、初めて聞いた。しかも公の場で語られていたとは露知らず、上手く言い

当てたと感心した。何ということはない『原子力発電所』のことを、こう表現するのだと

か。常日頃から原発を目の敵のように、こき下ろしているが、そうした事情や技術的な

ことを熟知していて、『こんな危ないもの』と言っているのではない。

ど素人がど素人の論理でど素人なりの考えを無責任に、つまり放言しているだけと言

われても仕方は無かろう。

私は原発を運転している他の国々では、原発から出る放射性物質、つまり核のゴミは

自国内で、それなりに処理されているとばかり思っていた。勿論、最終処理方法の技

術が確立されていないから、こうしたゴミがクリーンなものに処理されることはないと

理解しながら何とかなっているだろうとの、いい加減な理解をしていた

日本は青森県六ケ所村に最終処理場を作り、ここで処理後に出る始末し切れないゴミ

の行き先は未定、ゴミはたまる一方になるから青森県は今から、そのゴミは青森県外と

布石を打っている。いい加減な計画だし、本格的な最終処理に向けての努力が、どの

ように為されているのかも全く分からない。

その内、何とかなるだろう。この力強い言葉に励まされながら、ゴミを貯め続けているの

はJapanだけではなかったのだ。そうした状況にJapanはより強く励まされてしまう。

原発立地の国で最終処理場(本当の)はどこにもないから、冒頭の『トイレのないマンショ

ン』と有難い別名を頂いているのだ。

安全対策や安全宣言なんか明日にでも発表できる。これを大半の人は信用しないだろ

うが、安い電気がないと困るから、安全でなくても稼働させる必要に迫られていると、早期

再稼働を望む人もいる。

では、ここから排出される核のゴミはどうするのか、一番電気を沢山使う『都会』の何処か

に深い穴でも掘って埋めて貰おうか。それは困るとおっしゃる。

それでは、どうすればいいのか。

沖縄の米軍基地を国内の何処かに移設し沖縄の負担軽減を・・・これと同じだ。受け入れ

たくない、自分さえよければ、それでよい。

TPPの参加に前のめりになってきた。これも、自分のテリトリーさえ良ければそれでいい。

日本中『自分さえよければ、それでいい』

大和民族は他人を慮(おもんばか)ることのできる、優しい民族だったはずだ、それは時代

が代わってもDNAとして受け継がれていくもだと信じていたい。


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