食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『宿命となった逆流』

2013年02月28日 17時40分13秒 | 日記

ここ暫くは温かい日が続き、以前は敬遠していた外仕事にも出かけることもある。昨日,

今日といつもよりは1枚軽くして畑で草取りをしたり、山裾の小木を切ったりの仕事も可

能になった。これからの注意としては昼食後、直ぐに畑の草取り作業など下を向いての

仕事はご法度ということだ。胃の吻門部は食後に消化のため口を閉じて逆戻りしないよ

う制御している。手術でそうした機能は失われているから、嘘のような話だが食べてから

余り時間が立っていない内に、下を向いた姿勢でいると食べた物が戻りかける。

そうなると困るから立ち上がったり、顔を正面にしたりの姿勢をとるから戻ることはないが、

そのまま仕事をしていると多分、戻ってくる。

どれくらいの時間を過ぎればいいのか今でも分からないが食べた直後、横になるなんて

ことは以ての外だ。こうしたことは、いつ起こるのか、はっきりしているし防御方法もはっき

りしているから対処は可能だ。最悪は寝ている時の逆流で突発的で本格的に起きるもの

は、以前にも紹介したように強烈でひどい目に遭う。私の場合、幸いにも割と早目に気付

くので軽いものだと思っているが、それでも胃酸の恐怖を十分過ぎるほど教えてくれる。

そうした症状が現れなくても逆流の余波は毎日のように現れている。朝、歯磨きをし、うが

いをすると黄土色の痰のようなものが出て来る。

先述のように食べた後に胃の口を閉鎖する機能がないから、理屈では横になると胃の高

さと同じ位置まで食べた物は移動することになる。寝た後の寝相は不明だから夕食に食

べた物が、何処の辺りでうろついているのか予想できない。

恐らく、そうしたことで喉に痰のようなものとなり、うがいをすると排出されるのだと思う。極、

当たり前だと思っているから先生に聞いたことはないが、私の推察は正しいと思う。明確な

流はなくても、こうしたものもあり、生涯の伴侶と思い付き合うしかなさそうだ。


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