食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『♪まあるい地球はだれのもの♪』ブルーハーツ

2013年02月22日 18時29分48秒 | 日記

ここのところ島の領有権を巡って穏やかなはずの海峡は波浪警報の連続だ。国土の

四方を海に囲まれている日本、小さな島国なのに北に北方4島、中間の竹島、南に下

がれば尖閣諸島と3か所も問題を抱えている。問題化した背景や、今までにとられてき

た措置(実質的な支配権)はいずれも大きく異なり、どこの言い分も『自国のもので1cm

たりとも譲れない』と言い続けてきたし、今後も言い続けるに違いない。

問題が発覚してから50年も60年も経過しても、解決の兆しは一切見ることは出来ず、

それよりも緊張感の方が増している。人類は太古の昔から陣地合戦を繰り返してきた。

血を血で洗う悲惨なものばかりだった。霊長類の頂上に立っていると自負する人間は、

歴史や過去を振り返り『こんな悲劇は御免だから、話し合いで解決』

こんな知恵すら浮かばなかったのだ。時が経ち文明や文化がいくら飛躍的に向上して

も、地球上のどこかで同じような過ちを繰り返している。

私は外国であれ日本であれ『国家』なるものが大嫌いだ。外国であれ日本であれ、そこ

で暮らしている人たちの殆どの人はいい人たちだ。だが『国家』を背中に背負った途端

に『日本と外国のいい人たちが感情をむき出しにしていがみ合い、時には諍いを起こす』

いい人たち同士なのに何故だろうと単純に疑問を持つ。

  ♪まあるい地球は誰のもの

   砕け散る波は誰のもの

   吹き付ける風は誰のもの

   美しい朝は誰もの ♪

アフリカの国境は直線が多くなった。人が陣地合戦を繰り返し勝手に国境を作った結果

だ。地球上の土地を自分のものだと言う。元は誰のもので、誰が譲り受けたのだ。日本周

辺のちっぽけな島の取り合いは序の口で、人間の強欲は留まるところを知らない。南極や

北極も自分のものだと平然と言い出す国も出てきそうだし、あの美しい星空の向こうも自

のものだと言いかねない。

黙ると負けになるから主張し続ける。それでも解決はしない。いつまでも真の仲直りはで

きない。プーチン大統領の『引き分け』これにしても『損得』を天秤にかけて判定を先送り

にする。これらが無限ループを繰り返す、嗚呼馬鹿らしや。


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