食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『木質バイオエネの活用』

2013年02月17日 18時44分35秒 | 日記

昨今の新エネルギーの開発や活用は化石燃料に頼らないことが第一義になっている。

しかし技術的にも未熟な分野であるため、具体的に取り組もうにも、どこから手を付けて

いいのか分からないから、普及には程遠い状況にある。

先進的に取り組もうとしても専門知識やノウハウを持った人がいても、人と人のチャンネ

ル不足でそうした人からのサポートを受けることができない。何もこの分野だけに限った

ことではないが今日、参加した先進地の『木質チップボイラ設備』の見学で、そのことを

つくづく感じた。今日は大学の先生や研究している生徒さんに一緒させて貰った形だ

った。出掛けた施設で、現状報告を聞かせて貰い、いい話ばかりではない所のことも忌

憚なく聞かせて貰った。こうした施設の抱える問題は個々の事情が多いだろうが、私が強

く感じたのは『サービス提供業者やこうした事業を支援する**法人』などは設置しようとし

ている顧客のニーズに合ったものを納入することに力点を置かず、納入ありきの姿勢で

やっているとしか思えなかった。

事業を計画したのは自治体が先なのか、業者のプレゼンによるものなのか、納入の目的

が『経費の節減』なのか『環境保全に資するため』なのか等々、分かりかねるから、明確に

その背景を言い当てられないが????は拭えなかった。使用者は種々の悩みを抱え

ながら運用しておられるが、先生の意見としてある課題には、『こうした設備にはXXXXを

設置すれば改善が可能。それにかかる費用も数十万円もあればいい。納入時にこうした

提案がないのは信じられない』と斬られた。また別のケースでも具体的な改善提案をされ

ていた。

今日の見学は先進地と言うことで出掛けたが、もし導入するならばいいことばかりではない

し、こうしたことも含めてよく研究して導入された方がいいとのアドバイスを頂いた。こういう

内容で書くと『木質バイオエネの活用』は惨々な結果のように見えるが、荒廃する山林に眠

る、化石燃料に代わる燃料素材がこんなに沢山あるから、もっと研究開発を進め普及させる

べきとの意を強くした。先進地は技術的に未熟なことを人の労力や不効率で補いながら運

せざるを得ない。パイロットの宿命かもしれないが、そうしたことを参考にさせて貰いなが

ら、産官学でこの分野の『Excellent Japan』を育てて頂きたい。

日本のエネルギー政策は完全に失敗している。原発に傾き過ぎるがため、別のエネルギー

発は進まず、おまけに原発は絶対安全などと世界では通用しない恥ずかしい理論で安

対策も怠ってきた。原発の安全性追求と対策は研究し続け、確たる技術を開発すべきだ

と思う。そうしたことが為されず万が一も考えない愚か者が利用するから神の逆鱗に触れる

のだ。外国には絶対的な神が信仰として存在する。日本にはあっても非常に希薄なものだ

から『平気で神の教えを破る』


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