昨年3月トルコに出掛けた際、またどこかに出掛けることがあろうからと円安に乗じて、
予備の円をドルに換えておいた。交換の際に手数料を取られるからボードなんかに
表示してあるものより少なくなるが、悪くて2~3円の差が生じる。
先日、その時のことを調べてみると1ドル83円で交換している。本日のレートは93円だ
ったから10円近くも円高になっている。ドルを多く買っておれば多いだけ為替差益が
生じるから、あの時にもっと変えておけば良かったと嘆いても、もう遅い。
為替は1ドル360円の時代から色々な外圧に耐え兼ねプラザ合意以降、レートは市場
にまかされることになった。世界一の貿易国になった中国は固定相場を取り続け、外
圧にも知らん顔、『未だ発展途上国』だとさ。
初めて行った海外(1991年)のアメリカ、当時のレートは1ドル140円ほどだった。海外へ
の輸出も絶好調の時代だったから、この額からしていかに貿易収支がよかったか分か
る。私なんぞでも83円だったものが92円と驚くのに、大企業は1円でン億円の損得がで
るというから、想像もつかない世界だ。
『訳の分からない季節』
季節は節分を過ぎたとはいえ、今は2月の半ば、れっきとした厳寒な時期であるはずだ。
それなのに暖房がないと少し寒い程度、本格的に暖房すると暑くなる。天気がいいから
外仕事に出てみても厚着する必要はなく、身体を動かせば来ているものを1枚脱いでも
いいくらいだ。蕗の薹はすっかり開いてしまい彼らの世界は春爛漫の状態。余所の畑で
は早生の大根だろうか、蕾をつけようと背伸びしている。花が咲かれては困ると先端の葉
っぱを切ってあるものも混在。こうした風景はもっと春めいてからの風物詩なのに・・・
一体全体、今の季節をどう表現していいものだろうか。小春日和は晩秋頃の状態をいう
のだが、今の時期こんなにポカポカの陽に当たったりするとついつい『小春日和だなー』
と言ってしまいそうになる。今日と言う日は晴、時々曇り、時々雪交じり、これの繰り返しの
中、残り物のザーサイ、ブロッコリーを収穫、山の果樹に肥料をやったり、小屋で一休み、
バタバタした割には何の達成感もない一日だった。