食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『失敗しない山葵の葉』

2012年12月25日 18時14分52秒 | 日記

一般的には山葵の葉は春先に出て来る新芽を摘み取り、味は別として熱湯をかけた後

に、うまく仕上げると鼻にツーンとくる辛い、山葵漬けを作ることができる。その辛さの点

から言うと、今の時期の方が辛いと思う。夏の暑い時期に哀れな姿になってしまうが、寒

くなると春ほどではないが新芽が出て来る。日照時間も少ないから小さな葉でしかない

、春の様にわんさかとはならない。

だから贅沢品だと思う。

ところが、山葵の葉の調理は失敗することが多く、折角の収穫品も少し苦味のある『ひた

し』になってしまう。これは冬に限ったことではなく、春先の葉でも同じ。

熱湯をかけてタッパーにいれて、強く振るといいとか、強く揉むといいとか、人の意見を

参考に色々とやってみるが、これと言う確定した方法に出会うことなく、確率の低い、辛

い山葵の葉漬けを楽しんできた。

私の作る山葵は清水の中ではなく、畑わさびと言われるものだが、山葵そのものに違い

はないはず。たまにしか辛くならない山葵だから畑特有の事?と思ったこともある。しか

し、私の山葵を人が作ったものでも辛く作られていたから、山葵の良し悪しの問題では

ないと思っていた。

嘘のような『葉わさびの料理方法』に出会い、ダメ元でやってみたら、これが本当に辛く

出来上がり、しかも日持ちも抜群だった。妻が作ってきたものは成功したと喜んでいる内

に辛みがなくなり、おひたし状態になっていた。

師、曰く

1.山葵の葉を5cm位に切る。

2.塩に砂糖を少々加える(これがポイント)

3.葉を手もみして、しんなりとさせる。

4.熱湯をかけた後、手早く絞りビンに詰める。

5.適当な味付けした出汁を入れ、冷蔵庫で冷やす

 直ぐだと味が沁みないので1日くらいしてから食す

葉の量にもよるが砂糖は大さじ1~2杯くらい、塩は葉の繊維を壊して灰汁のようなもの

を出すのだから全体にパラパラとかかる程度。以前は、作る前に1日くらい日陰干しをし

てシンナリさせてから作っていたが,そのような事は不要で、収穫したものを即調理。

春になったら、お試しあれ。私は、正月料理の一品に。


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