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引越しいたします。

ニューズウィーク誌、ラビア・カーディル直撃取材

2008-04-08 21:34:25 | ニュース

中国にタックル

夜間外出禁止令、ヘッドスカーフ禁止、大規模な逮捕拘束、一人の人権活動家が北京への抗議活動を語る。

Newsweek 4月2日
http://www.newsweek.com/id/130198
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チベットの僧侶が中国の支配に対しての抗議活動で街頭にはじめて飛び出したときからちょうど2週間後に、中国の遠方の新疆地域でイスラム教徒であるウイグル人に騒乱が勃発した。デモの詳細は明らかではない。しかし世界ウイグル会議総裁、ラビア・カーディルさんは少なくとも400人が拘束されていると信じている、ラビアさん61歳はその突発的出来事は地域の企業家で慈善事業家のムタリップ・ハジム氏の獄死を含むいくつかの要素が絡み合って引き金が引かれたという。
シルクロード西域南道のカシュガル、ホータン両地区で3月11日、つまりはチベットの首都ラサでの僧侶の抗議活動が始まったその日の1日後に午後10時からの夜間外出禁止令を中国が課したこと、つづいてのイスラム教徒ウイグル女性にヘッドスカーフの着用を妨げる試み、それら
がホータンでの3月23日、24日の1000人の女性のデモを導いたのである。

35カ国にわたる100万人のウイグル人を傘下に置く組織を代表するラビア・カーディルさんは中国により国家機密を漏洩した容疑で1999年に拘束され、2005年にコンドリーザ・ライス国務長官の訪中に先立って釈放された。今彼女はワシントンに本拠を置く。ニューズウィークのメアリー・ヘンコックに通訳を通じて話す。
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ニューズウィーク:中国当局はは3月11日に外出禁止令を課したとあなたはおっしゃいましたが、その理由は何だと思われますか?

ラビア・カーディル:なぜならホータンはウイグル人が多数を占める地域であるからです。隣接するチベットで起こった悲劇的事件に照らせば、……中国政府はウイグル人が中国の支配に対して立ち上がるのではないかと非常に憂慮したのです。中国政府はウイグルの人々がチベット人の苦しみに同情し支援するであろうと悟ったのです。ウイグル人が街頭に飛び出すと、中国政府は全ての情報を遮断しました、取締りを行い多くを逮捕しました…。中国当局がどのように彼らウイグル人抗議者を取りしまったのか私たちには正確にはわかっていません、そして私たちは中国当局に即時に彼ら拘束者を釈放することを要求し、国際社会に介入することを求めます。

ニューズウィーク:ウイグル人はチベットの出来事をま近くで見ていたでしょうか?どのように見たでしょうか?

ラビア・カーディル:チベットでの悲劇的事件の最初の日、ウイグルの人々はチベット人への同情と連帯を心の中で表したでしょう。私たちの母国にいるウイグル人はチベットの人々の自由と人間の尊厳の為の平和的な抗議活動を支援するでしょう。

ニューズウィーク:チベットでの抗議活動は平和的ではありませんでした。それは明白だと思います。それに対してのあなたの姿勢は?

ラビア・カーディル:チベットとウイグルの人々を引き返せないところまで追いやったのは中国政府に責任があります。その結果として、チベット人とウイグル人は街頭に飛び出して抗議活動をしたのです。何人かは平和的ではなかったかもしれません、しかし中国政府の現在進行中で、長期にわたるチベットの人々への抑圧の結果なのです。

ニューズウィーク:新疆での状況はチベットに比べてどのようであるとあなたは見ますか?新疆では中国政府はより大きな抑圧をしていると思われますか?

ラビア・カーディル:私たちの母国での抑圧はある程度はより悪いです、なぜなら中国政府の常備軍に加え、新疆生産建設兵団と呼ばれるもう一つの組織があります、それはウイグル人を弾圧するための存在です。他の理由としてはウイグル人はイスラム教徒であることが挙げられます、中国は9.11を用いてそのウイグルの人々への迫害をより正当化するための便利な遮蔽物としています。

ニューズウィーク:北京夏季五輪を中国政府に圧力をかけて国際的な注目を受ける機会であると見なしておられますか?

ラビア・カーディル:私は当然オリンピック大会を私たちの懸念を声を上げていく機会であると見ています、しかし私の希望は国際社会がまた、中国の広範で酷くかつ組織的なウイグル人に対する人権侵害に対してより注意を払ってくれることです。国際社会はチベットと東トルキスタンの人々を救うためにあらゆる可能なことをするべきです、なぜなら彼らは中国からの直接的な脅威に直面しているからです。そして中国当局はオリンピック前に人権状況を改善するとした彼らの公約を尊重するべきでもあります。

しかし同時に中国当局がオリンピックをウイグルの人々への迫害を正当化しより高度な段階にする絶好の機会としても見なしています。中国当局はオリンピックのための安定の名のもとに[その行動を]の正当性をを主張しつつ、[そして]さらなる収監と逮捕を正当化しています…、私たちは情報の厳しい管制により正確な数を知りません、しかし私たちの母国で毎日人々が拘束され逮捕されていることを知っています。

ニューズウィーク:先月(08年3月)中国当局は新疆において、ウイグル人女性が爆発性液体を航空機に持ち込み、オリンピックへの攻撃計画と関連させたテロ計画を阻止したと発表しました。

ラビア・カーディル:私は何が起こったのか正確には知りません私たちはそれは中国当局の主張であり証拠はないと思っているだけです、しかし私は二つの見方があると思います。一つは中国当局によりウイグル人を非難するために何かが行われた。もう一つは中国当局がその若い女性に思ったとおりのことを自白させるために拷問を行った。ということです。

ニューズウィーク:その理由は何かありますか?

ラビア・カーディル:なぜなら中国政府は国際社会に介入され、全てのウイグル人を支援されることを望まないからです、彼らができることはウイグル人をテロリストと描写しその種の感情を創出することです。中国がウイグル人をテロリストであると言い張るからです。中国はテロリズムの旗をいつも振り回します。

ニューズウィーク:中国とアメリカ合衆国は両方とも東トルキスタンイスラム運動(ETIM)がアル・カーイダと連結したテロリスト組織であると言っています。あなたはその運動は実在し、また暴力を用いていると考えますか?

ラビア・カーディル:私の釈放後、私はそのような組織を報道で知りました、しかしどこにあるのかは知りません、そして実際にその組織と活動は存じません。

ニューズウィーク:新疆での解決方法は何であると見なしますか?

ラビア・カーディル:チベットと新疆は民族自決の権利を持つべきです。中国当局はチベット人とウイグル人の要求を聞き、二つの領域の将来のためチベット人とウイグル人両方の指導者たちと交渉するべきです。

ニューズウィーク:あなたは中国はダライラマと公開の話し合いを持つべきであると考えるとおっしゃっていますか?

ラビア・カーディル:中国の指導者たちはダライラマと公開で話し合いを持つべきです。ダライラマは単に基本的な要求を中国にしています、ゆえに中国指導部にとってダライラマと話し合いを持たないのは損失です。事実、もし中国当局がチベット人との対話を遅らせる戦術を取らなければ、今日のチベットの状況はなかったでしょう。それはウイグル人とも同じ状況です。

ニューズウィーク:どのようにですか?

ラビア・カーディル:中国当局はウイグルの人々をお手盛りの指導者を使って迫害しつづけてきました。中国当局は真のウイグル人の代表者と対話を始めてはいません、そして更なる抑圧、更なる問題が起こるでありましょう。
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ニューズウィーク:あなたはダライラマやそのダラムサラ在住の顧問団と連絡を定期的にとっておられますか?

ラビア・カーディル:はい、私は私の母国とチベットの併合されたまさにその日から直接にチベット人と連絡をとっています、ウイグル人とチベット人はいつも緊密な連絡と協力をしています。

ニューズウィーク:最近は緊密な連絡はありましたか?

ラビア・カーディル:ええ、もちろん。明日[木曜日]トルコ[イスタンブル]でオリンピック聖火リレーがトルコに来ることで大規模なデモがあります。ウイグル人はとても大規模で平和的な抗議活動を展開します。チベット人への支援のためでもあります。

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TBSニュースホータン取材「ウイグル人にもチベットの波紋」

2008-04-08 20:09:00 | テレビ番組

昨年11月に来日した世界ウイグル会議総裁ラビア・カーディルを唯一長く特集したTBS報道部だが、今回もまた健闘した。08年04月07日付ニュースでホータン取材を報道している。

「ウイグル人にもチベットの波紋」
http://news.tbs.co.jp/20080407/newseye/tbs_newseye3822458.html
1週間ぐらいで削除されるようなので早めにご覧ください。
TBSサイトでは削除されましたので、You Tube でどうぞ。

ホータンでデモをしたのが「独立派」であるという中共当局の発表に沿ったそのままであるという問題点はあるものの、現地の住民を取材しており、中身がある報道となっている。

森本さんの情報によるとイギリスのザ・ガーディアンなども記者を送り込んでいる。合同取材班なのかもしれない。

この虚心坦懐に取材する姿勢が大切なのだ。自由なものではないにしても。

いくらカシュガルから生中継をしてもプロパガンダまがいのことしか放映できない東京渋谷の放送局もあったことを思い出す。


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