4月10日から15日までパキスタン、ムシャラフ大統領が訪中している。その最終段階でウルムチに来るのだそうである。
まずはじめに海南島三亜で胡錦涛国家主席と会談した。
中国主席:パキスタン大統領と会談、五輪の安全協力を要請
【北京・浦松丈二】中国の胡錦濤国家主席は11日、パキスタンのムシャラフ大統領と海南島三亜で会談、北京五輪の安全対策への協力を求めた。大統領はパキスタンと国境を接し、分離独立運動がくすぶる新疆ウイグル自治区も訪れる予定だ。
会談でムシャラフ大統領が国内情勢を説明したのに対し、胡主席は「国内の平和・安定維持に向けた措置を支持する」と述べた。
胡主席は同日、カザフスタンのマシモフ首相とも会談し、同国での聖火リレーでナザルバエフ大統領が第1走者となり、成功させたことへの感謝を表明。国境を接する同国との越境テロ対策の協力強化を提案した。
毎日新聞 2008年4月11日 21時01分
http://mainichi.jp/select/world/news/20080412k0000m030089000c.html
パキスタンといえばその中国寄り姿勢がたびたび話題に上がる。最近も中国が軍艦を輸出することが報道された。
ムシャラフ大統領は汚職にまみれていた前政権からクーデターで政権を奪取したがその当時は清廉潔白な人柄も評価され評判はよかった。しかし最近ではカーン博士の核流出疑惑、ブット元首相暗殺、ラルマスジド事件などでその評価は下がりつづけ、先の総選挙でも与党は大敗北した。
大国に囲まれ政権運営に苦渋するムシャラフ大統領にとって中国だけが状況に変わらず支援してくれている国だと映るのかもしれない。
このブログでもパキスタン中国関係がウイグル人に係わった場合を報じてきたが、そのリンクを参考までに。
中巴合同軍事演習
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20061211
在パキスタン中国人技術者殺害事件
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060220
中巴鉄道連絡へ
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060405
パキスタンがイスラマバード周辺のウイグル人キャンプを撤去
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060708
サウジアラビアがパキスタンではウイグル人に巡礼のビザを与えない。
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060930
その後ビザ発行
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20061004
イスラマバードのウイグル人たち
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20061005
パキスタン、中国の要請で巡礼支援活動中のウイグル人を拘束
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20070721