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新疆公安 レビヤ・カディール一家を弾圧 真綿で首

2005-09-01 23:03:42 | ニュース
北京では世界女性会議10周年の記念行事が行われたと言う。しかし、その一方で女性会議代表であったウイグル人女性の一家が弾圧に苦しんでいる。
新疆警察、亡命反体制派の家族に特捜隊結成
RFA(ラジオフリーアジア 8月30日) 
中国のムスリムが大多数を占めるウイグル地区の首都ウルムチの警察は亡命ウイグル人反体制派レビヤ・カディールの親族及び事業を捜査する為に特捜隊を結成した。これはカディールの息子たちと地方警察からの情報である。
アクダ貿易公司の支配人アリム・アブディリイムAlim Abdiriyimはラジオフリーアジア、ウイグル語サービスににウイグル人の多いウルムチのNanguan地域の警察は「307番オフィスレビヤ・カディール捜査室」として知られている特捜隊を結成していた、と話した。匿名希望の警察官はRFAにそのような部隊がウルムチ市で結成されていると話した。
307部隊の警察はカディール家の一員がウルムチ市を離れたいと思ったときには前もって届けることを要求した、とアブドリィイムは言った。
 今週、警察はカディールの2人のいとこを拘束し、丸一日警察にパスポートを渡すよう圧力をかけたが、警察はパスポートを見つけることができなかった。
「これは最もひどい圧力である。警察は表立って私たちに嫌がらせはしない。私たちは警察が表立って妨害できるような悪いことや不法なことはしていない。中国ではただ一つの政府しかない、そしてもし政府の支持を失えば、人々は係わり合いを持つことを恐れるようになる。」
資産凍結
アブディリイムは「脅迫は巧妙である」と言う。「この政府の代理人である警察が『レビヤ・カディールはあれだけの負債を抱えている、レビヤとその息子のビジネスや会社とかかわるな』と言えば、他の実業家は政府が将来警察の後に出てくると心配する。彼らは私たちと取引関係を持つことを恐れている。」
アクダ貿易公司の近年の収入はウルムチに所有する2つのビルの商業スペースの賃貸及び売買からのものであった。
 「彼ら(警察)は私たちの評判を落としてしまっている。」アブドリィイムは言った。「この種の風説のあと、私たちの事業は基本的に止まってしまった。私たちはキャッシュフローの問題に直面している、そしてこのことで私たちは市場以下の値で売ることを強いられている。私たちには銀行借り入れ返済用の100万元の金が必要である。私たちが返済金をつくれなくなって4ヶ月が経つ。」
 アブドリィイムへの申し立ては、今年早くに監獄から保釈されアメリカに亡命した、中国のイスラム教徒ウイグル族の主導的な一員たる彼の母に対する最近の公的な告発と一致していた。
新たなる告発
 先週、平穏でない新疆ウイグル自治区の共産党書記、王楽泉はレビヤ・カディールは脱税をし、詐欺行為をはたらき、負債を急にため込んでいた。と述べていた。
 「彼女は海外に出たならば、国家利益を侵害するようなことは何事も絶対行わないと言った。」王は記者会見において話した。「しかし国境を越えたと同時に彼女は約束を破った。」王はカディールが分離主義者と「どのようにテロ攻撃を計画して、1999年10月1日の中華人民共和国50次国慶節を危機に陥れるかについて」共謀した、と非難した。(注、1999年ではなく2005年の自治区成立50周年祝賀行事の間違いではないだろうか)
 カディールは1999年に国家機密の海外への漏洩をとがめられて投獄され、今年はやくに医療的な保釈で解放され、夫のヴァージニア在住シディク・ラウジと合流した。
 カディールのウルムチに残る息子アブドリィイムは王の告発を否定した。
 「私たちは政府の税金のことで一角も負っていることはない。私の母レビヤ・カディールは中国政府に負債はない。もし政府に借金を負っているならばもっと以前に言及されているはずだ。」と彼は言った。
 「彼らが私の母を拘束したとき、レビヤ・カディールは一銭も国家に負債はなかった。1999年に彼らが母を拘束したとき、50人から60人の警官が私たちの家にやってきて100日以上財務記録を調査した。彼らはその時何も悪いことを発見できなかった、なぜ今になって、私の母はアメリカにいるのに彼らは母が税金を負っているなどと言うのか?」と彼は言った。
 今年5月13日、アメリカに本拠を置く人権団体ヒューマンライツウォッチによれば100人以上の警察がアクダ貿易公司を急襲し、15袋もの書類を押収していった。他のソースによれば警察は会社の金庫を開け、この会社は税金のごまかしがあるといいながら現金3万5千元を奪っていった、という。
 アブディリイムによれば、レビヤ・カディールは多くの中国当局、天山地区当局、ウルムチ税務局、そしてウイグル自治区ウルムチ市場管理局から事業活動及び、税金遵守の功で16の感謝状をもらっているという。
押収された書類
 アブディリイムは彼は2003年、彼の母親が投獄されているときであったが、900万元の合法的な銀行借り入れを受けていたが、警察が5月に会社の事務所を捜索した後月額9万元の返済をすることができなくなったと言った。
 警察は「私の会社のすべての書類、メモ、ファイル、」を押収した。「それゆえ、政府は私たちに思うがままの負債の額で私たちを告発可能である。」
中国の監視下で
 アメリカに本拠を置く人権団体ヒューマンライツウォッチは、北京政府の大ウイグル独立の援助を鎮圧する強力な実力行使の一部分としての、中国の新疆における抑圧を「宗教活動への、何層にも及ぶ監視、管理、および圧力システム」と表現した。
 北京政府は何十人ものウイグル人やウイグル人団体をテロリズムに加担しているとして、2001年9月11日以来この地域をきびしく弾圧している。

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