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引越しいたします。

中国は事件真相究明国連代表調査団の受け入れを:1.27ウルムチ銃撃事件に関して在米ウイグル人協会の緊

2008-02-22 21:12:09 | ニュース

2008年2月19日 UAA在米ウイグル人協会
http://uyghuramerican.org/articles/1449/1/Uyghur-American-Association-calls-for-independent-inquiry-into-Urumchi-quotterrorquot-raid/index.html

中国国営メディアは、1月27日に中国の公安権力が東トルキスタン(新疆ウイグル自治区と称されている)の首都ウルムチでの「テロ」への急襲で2人の人を殺害し15人を拘束したとつたえた。
そのレポートでは殺害された人々は東トルキスタンテロリストグループで、増大していた政府の抑圧に平和的に抵抗したウイグル人が残酷に中国当局に弾圧されたグルジャ(伊寧)大虐殺の11周年の日に事件を起こそうと計画していたとしている。

香港の星島日報によるより以前のレポートは中国本土の新聞の記事と一致していない、すなわちウルムチの天山区幸福路公安局派出所の職員が急襲に参加した一員として、その事件は2月4日に起こり18人が殺害されたと語っていた。
星島日報はまた地域メディアはこの事件を「春節の幸福な雰囲気を台無しにすることを避けるために」報道しないことを指導された、と伝えた。

現在までこの事件の公式発表を確認するどんな独立した報道元もない。ラジオフリーアジア(自由アジア放送)は2月15日この急襲があったこと伝聞した地域住民の声を引用する形で報道したが、証言者によると死亡したのはすべてウイグル人であったという。幸福路公安派出所の所長はその事件で発砲していた、と彼女(証言者)は語った。その派出所の公安官とウルムチ公安局のある副部長はラジオフリーアジアの記者に質問されたがその事件についてのコメントを避けた。

「私たちはあらゆる形の暴力を憎んでいます。中華人民共和国政府の現在進行中の蛮行への応答はいつも平和的なものでした。」ウイグルの民主リーダーで在米ウイグル人協会会長のラビア・カーディルさんは語った。
Rk0712
ラビア・カーディル氏

「しかしながら、私たちは中国政府がウイグル人を迫害し脅迫するために『テロリズム』の恐怖を利用することを知っています。」


「中華人民共和国当局はその主張するいかなる証拠に対してをも、独立した綿密な調査を許可しなければなりません。」

「私たちは北京の指導者に対して、東トルキスタンにおいて(北京によって)主張されているテロリスト活動に対する、たとえば国連からの代表団のような独立した外部の委員会の調査を円滑に進めさせることを求めます。」

中華人民共和国はその支配に対するウイグルの全ての反対勢力を「テロリズム」に等しくしようと長期にわたり試みてきた。東トルキスタンは中華人民共和国においての中国国家への政治的反対の非暴力的主張に対していまだに人々が処刑されるただ1つの地域として残っている。中国政府当局はそれらの(テロリズムの)主張を裏書するいかなる証拠も提出していない。映像の証拠も全くない、独立した証言者の陳述も全くない、いかなる他の情報源からの傍証する証拠も全くない。

中華人民共和国の公式文書や声明はしばしばあいまいで総称的な「東トルキスタンテロリスト組織(東突恐怖組織)」あるいは「東トルキスタンテロリスト勢力(東突恐怖勢力)といった用語を使い、統一され強力なテロリストグループが存在するようにほのめかしてきた。何百もの東トルキスタンを論ずる公式演説、報告書、そしてニュース記事が「テロリスト」の称号を利用してきた。
しかし、全ての独立したオブザーバーはそれらの政府の種々の主張の正当性の認証の試みを拒否されてしまう。

2007年1月8日中華人民共和国当局はパミール高原の山間地域にある新疆ウイグル自治区キジルスキルギス自治州コスラップ郷近郊の「テロリスト基地」を急襲したと報じた。この急襲は18人の人々の死亡の結果をもたらしたと言われている。中華人民共和国当局はいまだにこの推定されたテロリスト基地の文書を提供していない。
(カッコ内は訳者)


在米ウイグル人協会は今回の事件?にたいしてほぼ即座に声明を出した。中国が独立調査団を受け入れることはほぼありえないが、こういう主張を出すことが重要なのである。
国連の調査団と言えばダルフールが連想される。



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毎日上海支局、環球時報に尾ひれをつけて垂れ流し?

2008-02-21 22:36:45 | ニュース

毎日新聞が1月27日に起こったとされているウルムチ銃撃戦事件に環球時報を引用する形で報道している。

<中国>新疆ウイグル自治区でテロ拠点を摘発、2人射殺
中国紙「環球時報」は18日、中国西部の新疆ウイグル自治区ウルムチ市で1月27日、治安部隊がテロ組織の拠点を摘発し、テロリスト2人を射殺、15人の身柄を拘束したと報じた。組織名は明らかにされていないが、自治区からの独立を綱領に掲げる「東トルキスタン・イスラム運動」などの組織とみられる。拠点だったアパートには手製の爆発物のほか、訓練道具、外国のテロ組織と連携を取っていた証拠などを押収した。【上海支局】

http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20080220k0000m030025000c.html
 

毎日は投書欄でラビア・カーディルさんのことを取り上げているにもかかわらず、上海支局はこれだ。
いったい何を根拠に「東トルキスタンイスラム運動」と毎日はみなしているのだろう。
確か、ワシントンの中島哲夫記者は05年3月のラビア釈放時には唯一その名前(当時レビヤ・カディールと表記)を日本に伝え、またその背景としてライス国務長官の訪米と当時のアメリカの国連人権委員会での中国非難の回避を開設していたのだが。
今回、現地の中国人社員が環球時報発表をそのまま記事にしたのだろうか。上海支局の大谷麻由美記者などは新疆発の情報を比較的取り上げたほうで注目はしていたのだが彼女の見解なのか?

これに比べると中国の宣伝の下請けっぽいRecord Chinaのほうがまだましである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080219-00000011-rcdc-cn

2008年2月18日、中国網が伝えたところによると、新疆ウイグル自治区の地元警察はウルムチ市で「テロリストの拠点2か所を摘発、2人射殺、15人逮捕」と発表した。
それによると、摘発は1月27日夜。作戦実行時には相手の反撃により警察側にも数人の負傷者が出たという。拠点からは銃器1丁、爆発物、テロ訓練設備、原理主義的な宗教宣伝資料などが押収された。
新疆ウイグル自治区では、ウイグル人の独立を目指す東トルキスタン独立運動が続いており、中国政府は警戒を強めている。(翻訳・編集/KT)
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WUC代表団とラビア総裁、シドニー空港に到着

2008-02-19 23:50:10 | ニュース

15日にオーストラリア訪問へと出発されたラビア・カーディルさんら世界ウイグル会議代表団がシドニー空港に19日到着されたようである。

東トルキスタンオーストラリア人協会
http://www.eastturkistan.org.au/en/news/20080219001.htm

ウイグル人の人権と民主運動のリーダー、ラビア・カーディルさんは、世界ウイグル会議代表団とともにシドニー国際空港に19日9時5分に到着した。
(中略)
代表団はシドニー、キャンベラ、アデレードを訪問し、人権団体に組織された会合に参加し、オーストラリアの議員とも面会する予定。

ネット上の情報ではアデレードでは23日にSan Giorgio La Molara Community Hallで講演することが予定されていると言う。
http://sant.amnesty.org.au/home

他のWUCメンバーとの合流との関係か、19日になってシドニーにラビア・カーディルさんが到着されたようである。
日本講演と同じようにかなり長い滞在になるみたいである。
最近発見した東トルキスタンオーストラリア協会のサイトより転載しました。WUCに加盟しているウイグルオーストラリア協会とは別の組織がアデレードを本部として存在しているのかもしれない。

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ラビア・カーディルWUC総歳、オーストラリア訪問へ

2008-02-18 00:21:07 | ニュース

この2月16日に、ラビア・カーディルさんがオーストラリアを訪問されると報道された。

2月15日世界ウイグル会議日本語サイトより転載
http://www.uyghurcongress.org/jp/news.asp?ItemID=1203146305
ウイグル民族運動のリーダ、世界ウイグル会議の主席ラビヤ・カーディルさんは、2週間にわたるオーストラリア訪問のため2月15日にアメリカ・ワシントンから出発した。これは、ラビヤ・カーディルさんの初めてのオーストラリア訪問であり、オーストラリアウイグル協会の招聘で行われた。

ウイグル語がわからないので詳細については知る由もないが、オーストラリアにもウイグル人コミュニティが存在する。そういえば一昨年に成立したという(今はどうなっているのか知らないが)東トルキスタン亡命政府の大統領はオーストラリア在住だった。

オーストラリアについては「壊れる前に」さんによると、最近ケビン・ラッド首相がオーストラリア先住民族のアボリジニに対する恐るべき「民族浄化」政策に対して「謝罪演説」をしたという。
このことは高く評価されているが、キャシー・フリーマンのように創氏改名され、発展する文明としては消滅しているようなアボリジニは実際複雑な思いなのではないだろうか。それでも現在進行形で民族浄化をしている中国よりは謝罪するだけまだましなのかもしれない。
中国は国連の先住民条約に入っているらしいが、おそらくはウイグル人をモンゴル高原からの移住者と見て先住民とは見ていないのではないかと思われる。

こういうオーストラリアの政策をラビアさんがどう思うか、興味深いところである。

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ウルムチ天山区銃撃戦!

2008-02-17 00:04:56 | ニュース

一昨日から香港の星島日報で報道されている、ウルムチでの「新疆独立勢力」と人民武装警察との銃撃戦のニュースは、日本で産経と読売が報道したがいまのところ英語系メディアではネット上で報道されていない。

【香港=吉田健一】14日付の香港紙・星島日報は、中国の新疆ウイグル自治区ウルムチ市で今月4日、警察部隊が、同自治区でウイグル族中心の「東トルキスタン」建国を目指す独立派勢力の拠点を急襲、活動家少なくとも18人を殺害したと報じた。Click here to find out more!

 銃撃戦で警察部隊に2人の死者が出たとの情報もある。

 中国当局は、北京五輪の保安上、新疆独立派によるテロ活動を特に警戒しており、五輪を8月に控え、同派の摘発を一層強めるものとみられる。

 同紙によると、警察部隊は、新疆独立派の拠点があった同市内の新興住宅街で銃撃戦の末に制圧、複数の拠点から銃器や爆発物などを押収した。活動家らは今月5日に爆弾テロなどを計画していたという。
(2008年2月14日19時01分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080214-OYT1T00522.htm

詳しい解説はいつもお世話になっている中南海の黄昏さんのリポートを参照お願いします。

中南海の黄昏:ウルムチ銃撃戦
http://ihasa.seesaa.net/article/84050839.html


確かに元公安部長の周永康が新疆考察(査察)を1月末に行っているが、この事件とのかかわりは定かではない。

このニュースに対しては世界ウイグル会議も懸念する声明を出しているので転載させてもらいます。

世界ウイグル会議サイトより

星島日報の報道は完全に中国独裁政権寄りの内容であり、事件を一方的にテロと結びつけて報道している…。

1997年2月5日に起きたグルジャ大虐殺以来、中国当局は毎年春節前後に抑圧を強化し、数々の無実のウイグル人を虐殺・投獄し続けている…。

中国独裁政権にとっては、自分の当たり前の自由や権利を求めたウイグル人全員が『テロリスト』『3悪勢力』であるが、国際社会はこのような卑劣な政治レッテルを認めていない…。

オリンピック前に国際社会の人権問題をめぐる非難やオリンピックボイコットの声に直面している中国政府は、国際社会の目を騙すために「オリンピックの保安」を口実にウイグル民族運動に対する攻撃を激化させており、「ウイグル」と「オリンピックの保安」の間で偽装の結びつけを作り上げ、国際社会でウイグルの評判を悪くするためにあらゆる卑劣な手を使っている…。

世界ウイグル会議は今回の事件を非常に重く見ている。しかし、中国当局がこの件に関する情報を厳しく制限しているため、正確で詳細な情報を入手するのが困難な状況にある。世界ウイグル会議は全世界のウイグル人に対して(あらゆる連絡方法を使って)正確な情報の提供を呼び掛ける…。

事件の詳細を把握でき次第、世界ウイグル会議はこの事件に対して適切な反応をする…。

http://www.uyghurcongress.org/jp/news.asp?ItemID=1934445438

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