「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

「第9次卸売市場整備基本方針」

2010-09-16 20:59:54 | Weblog
「第9次卸売市場整備基本方針」この中で「仲卸機能」について言及してういる、当然その主たる仲卸は青果や水産をにらんでいるが当然花きも含まれる。
「卸売業者および仲卸業者の経営の近代化の目標」仲卸業者に5つの課題を提起している。
①統廃合を積極的に行え ②経営の早期改善 ③仕入れニーズの把握、商品の小分け保管・配送および労務体系の整備により、卸売市場の休日に営業するよう努める ④大型ユーザーとの対等な取引関係の構築、国内産の需要開拓に努める ⑤情報機器の活用、経営管理システムの確立での合理化を進めコスト削減を進める

平成17年度から水産、青果、花きの順で仲卸業者の経営の悪化が際立ってきた、水産にいたっては4割以上が赤字経営、青果も花きも三社に一社は赤字経営、このような状況下で市場整備計画の中で仲卸の健全化を目指す、国の方針を明確にしなければならない必然があった。

「卸売市場および仲卸業者に共通する事項」の中に機能強化や経営の合理化に向けた取り組みを進めるにあたっては、卸売業者と仲卸業者の連携・協働に充分留意すること。
そして互いが農業振興や消費開発の開拓や需要喚起、仲卸業者は需要者や卸売業者と共に取り組むべきだ、と言っている。

卸売市場や仲卸業者は大きな社会的役割と公共性を持っている、卸売市場や仲卸業者が公的支援を受けられるのも、公的支援を要求することも、社会的役割と公共性が高いからにほかならない。
そして卸売市場法でさまざまな規制があるのは、その社会性や公共性を犯す恐れがある事での規制にほかならない。

仲卸は自らの要求実現とその社会的役割と公共性の二つの物差しを持ち、合い矛盾しない活動が求められている。