「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

「花は人を幸せにできる手当」

2010-09-02 06:59:20 | Weblog
私は昨年10月の全国花卸協会の社団設立のレセプションの挨拶の中で「花は人を幸せに出来る、花を贈られた人や花を買った人が幸せになるには花を作っている人や花を売っている人が幸せでなければならない」このようなスピーチをしました。
はたしてフローレの社員やパートさんは花の魅力や花の力を日常的に感じながら生活をしているのか、不安になってきまいた。
今年の決算も決して良いとはいえない中身だったのですが、思い切ってこの4月から「花は人を幸せに出来る手当」を創設して給与と一緒に支給しています。
社員3000円パート1500円、この手当で社員は花を買い、花を飾り、花の魅力や花の力、花の良さを再認識する事、そして自らが感じたことを人々に伝える。

花に従事しながら花のない生活を送っている人も沢山います、私達自身がもっと花のある生活をおくらなくてはならないと思った中での施策です。
3000円は決して多くない金額ですが、フローレの社員が何処かへお邪魔する、誰かの誕生日、何かのお祝い、お見舞いやお悔み、いつも花を贈る、このことが花の魅力を伝える事だと思っています。
出来るだけ花屋さんで買う事も大切だという事も伝えました。

私は花の仕事について40数年たちますが一度もこの仕事をやめたいと思った事がありません、辛いと思ったことも、続けていて良かったと思ったことは、数え切れないぐらいありました。
それはきれいな花を見るたびに、花の仕事に携わってよかったと思います。

この手当てを創設して五ヶ月が過ぎました、はして社員は花のある生活を送ってくれているでしょうか?
フローレにはパチンコの好きな社員も沢山います、花手当てがパチンコの玉に変わっていないよう願っています。
9月30日の世田谷店のブログである社員がこの花手当てで花束を贈ったということが書かれていました、たった一人でも花手当てをこのように使ってくれた社員がいたことで「自分が行ったことが間違えでなかった」私の願いが通じていることを嬉しく思い、この手当てを続けたいと思っています。

フローレで働く一人一人が少しの余裕、少しの安らぎ、少しの楽しさ、少しだけ癒される、こんな生活が少しでも「花」で送れるとしたら、フローレの大切なお客様にもそのお裾分けが出来るように思います。
そしてたった一人でなくフローレの多くの社員やパートさんが「花は人を幸せにできる手当」を有効に使っていただければと願っています。