「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

民意を無視した続投

2007-08-01 06:11:07 | Weblog
選挙前々日、森元総理、青木参議院議員会長、中川総務会長の会談は自民過半数割れを前提に安部総理の続投を確認しました。
選挙当日も麻生外務大臣、安部総理の会談で「どんな状況でも総理を支える」ことを確認しました。
選挙中安部首相は「私と小沢さん、どちらが首相にふさわしいか、国民に聞きたい」と何度も演説しました。
タレ目で坊ちゃん風で、ちょっと見は優しそうな自分と、強面で、悪人面の小沢さんに勝っている、いや、そればかりか頭脳やマインドも勝っていると思ったのでしょう。
残念?ながら結果は歴史的敗北を喫しました。
1989年参議院選挙自民党36議席の敗北、宇野宗佑首相退陣
1998年参議院選挙自民党44議席の敗北、橋本竜太郎首相退陣
2007年参議院選挙自民党36議席の敗北、安部晋三首相続投
2000年までの自民党であれば明らかにこれだけの不信任を突きつけられれば、党内外からの批判が湧き出て、国民の民意に正しく反応したでしょう。
残念ながらこれだけの批判を浴びても尚且つ敗北の要因がわかってないのだから付ける薬がない。
民意不在の永田町に更なる批判が湧き出ることは確実です。
政治は結果責任です、政治家は進退によって責任を明らかにする。
今回の結果国民は明らかに「やめなさい」という意思表示を行なった。
「続投」に失望、疑問、不信がつのることに間違いない。