小浜逸郎・ことばの闘い

評論家をやっています。ジャンルは、思想・哲学・文学などが主ですが、時に応じて政治・社会・教育・音楽などを論じます。

ジェンダー平等への疑問

2021年06月17日 11時27分40秒 | 社会評論


 以下の原稿は、6月6日の産経新聞に掲載された記事に、少し手を加えたものです。

「ジェンダー平等」という声がよく聞かれるようになった。でもこれは別に新しい概念ではない。ジェンダーとは人類史を通して作られてきた社会的・文化的性差のこと。そこに偏見や、雇用・賃金などの不平等が見られるなら、できるだけそれをなくしていこうというのが、ジェンダー平等である。昔からフェミニストたちによって唱えられてきた「男女平等」と変わらない。
しかし昨今は、しばしばこの平等原理で男女関係の問題をすべて割り切ってしまおうという、行き過ぎた傾向が目立つ。アメリカなどでは都市部で男女共用トイレが一般化するなど、治安上もあまり褒められない施設が広がっているし、「アーメン」は「メン」(男性)だけで差別的だから「ウーメン」も加えて、「アーメン、アンド、アーウーメン」と唱えるべきだなどという提案が下院議会で大真面目になされている――(アーメンはヘブライ語で「かくあれかし」の意で、もちろん「男性」の意味ではない)。
日本でも、親愛の情を示すつもりで女性に言葉をかけると「セクハラ」と受け取られることを恐れて、若い男性がコミュニケーションをためらう傾向が目立ち、恋愛関係が容易に成立しにくいという。少子化の一因かもしれない。
女性差別とか偏見とか簡単に言っても、どういう処遇や振る舞いがそれに当たるのか、はっきりした線引きができるわけではない。経済的な条件の場合は比較的はっきりしているが、それ以外の場合は、「女性がそう感じたら」というのがとりあえずの基準になっている。しかし多様な個人の感覚を基準にするところには混乱が生まれやすい。混乱を避けるために無理に定式化しようとすれば、究極的には性差そのものを否定するのが良いことだという思想に行き着く。そしてこれに「感覚的に」反発する人たちとの間で、議論にならない分断が生まれるだけである。悪循環だ。

この問題は、次のように整理すべきである。

まず、ジェンダーが根付いてきた根底には、やはり生理的な性差(セックス)がある。ジェンダーは、生理的な性差を根拠としつつ、人間自身が男女共同で歴史的に積み上げてきた性差観念の結果なのである。
その性差観念のスタイルが、政治的、権力的に見て歪んだ非対称なかたち(差別、抑圧)を取ることがある。それは現にあったし、今もあるだろう。
しかし男女の非対称性は、反面、共同生活の役割分担と考えることも可能であって、私的な領域(たとえば家庭)では、はっきりとは明示されない形で男性に対する女性の「実権」の存在をいくらでも確認することができる(女房の尻に敷かれる、財布はかあちゃんが握っている、惚れた女を女神のように崇める等々)。
また、男女の性差があるからこそ、それぞれの性にとっての幸福の可能性も生まれてくる。もし性差が打ち消されて限りなく平等で抽象的な「人間」しか存在しなくなってしまったら、私たちは、心身の合一や感情の交歓のうちに意味や喜びを見いだすことができるだろうか。
もちろん不幸もそこから生まれてくるとも言える。しかし異なる性のあり方を、互いの直接的な交流を通じて深く理解し合うところに、その克服の道も生まれてくるのではないか。「深い川」が間になければ克服の道もない。川は「希望」ではないだろうか。

議論を混乱させないために次の押さえが必要となる。

男と女の関係のあり方を、平等・不平等という概念だけで把握できると考えないこと。
抽象的な「人間」の集合である一般社会の領域は、労働(戦争、政治なども含む)とそれによって生ずる富の分配がその基本的な形成原理となっている。この領域では、明らかに平等・不平等という把握が可能である。男女の問題にこの把握をそのまま適用すれば、そこでは、男が長らく女を支配してきたとか、女は一般社会から排除されて「人間」扱いされてこなかったといった言い方がたしかに成り立つ。
しかし、個別の男女が渡り合う領域、すなわちエロスの領域では、この把握は必ずしも成り立たない。それは労働の領域ではなく、個別の男女が身体や情緒を直接に取り交わすことを本質とする領域だからである。
あなたは、甘い恋のやりとりが行なわれている現場を、男と女の「権力関係」と見なすことができるだろうか。夫婦が食事しながら話している現場を、「対立関係」と見なすことができるだろうか。権力関係や対立関係でないなら、そこに平等・不平等を当てはめることはできないのである。
また一般社会の領域でも、より男性向きの職業、より女性向きの職業といったものもおのずと存在する。前者の代表として兵士や建設業者やトラック運転手、後者の代表として看護師や洋品店主や保育士など。それぞれの職業が男女のいずれかに固定されるべきだというのではない。放っておくと自然と男女のいずれかが多くなる職業が現実に存在するということだ。

無論、能力が低いのに地位や給料が高く仕事をしない男性と、能力が高いのに地位も給料も低く、きつい仕事に耐えている女性。そういう現実もある。私自身、そうした仕事の現場を何度か見たことがある。こうした社会状態は明らかに存在して、しかもこの格差の構造を企業社会は自社利益のためにあえて温存しようとする。これは解消されるべき差別である。

ただ一方、公的な職業への女性の進出度の高低、たとえば国会議員や政治家に女性が何割いるかによってその社会の進歩の度合いを測るといった考え方がある。これは欧米由来の粗雑なイデオロギーであって、けっして正しい見方とは言えない。なぜなら、ある仕事にどちらの性がどれくらい配分されるのがよいかという問題は、その仕事が要求する適性と能力とによって決定されるべきだからである。
女性が国会議員に向いているかどうかはわからない。向いている人もいれば向いていない人もいるだろう。また女性が国会議員や政治家に多ければ女性一般の声がより反映するといった単純論理は成り立たない。これは、実際の国会議員や政治家を思い浮かべてみればわかるだろう。
 
繰り返すが、男と女の関係は、平等・不平等では測れない部分を大きく抱えている。法的な用語としての「平等・不平等」が適用できるのは、まさに人間を法的人格として把握できる領域でだけなのだが、人々の全生活領域は、それよりもずっと広い。そしてこのことは、常識的な男女なら、だれでも感覚でわきまえていることである。
問題は、その常識的な感覚に基づく議論が息を潜め、それと正反対の議論だけが政治やマスコミの場で賑わっていることだ。しかしだれもが社会的発言を駆使できるわけではない。
たとえばあなたが、「これからは男らしさ、女らしさなどの古い思い込みを捨てて、一人の人間としての自由や人権を大切に」といった言葉に出会ったとしよう。仮にあなたが「こんなの、なんだかピンとこないわ」と感じたとしても、それにうまく反論できるとは限らない。実際にはそのままスルーしてしまうことが多いだろう。するとこの理屈が表通りでまかり通ってしまうことになる。

でもちょっと立ち止まって考えてほしい。男らしさ、女らしさを捨てなければ自由や人権を守れないだろうか。そういうことを言う人たちは、変に浮き上がった考え方をしているのではないか。男らしさや女らしさを日常生活の中でうまく活かすことこそ、自由や人権を本当に守ることにつながるのではないか。
なぜなら、あなたは、男または女という条件を生きることを通して、自由や人権の問題に具体的に出会うのだから。


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ワクチンについて家族にメールしました

2021年06月10日 14時16分24秒 | 社会評論


小浜家のみなさま、涼子、治朗さん、悟、まどかさん、祥子ちゃん、結ちゃん(以上仮名)

私の遺言と思って聞いてください。

などというとおどろおどろしく聞こえるけど、
要するに、ワクチンを決して打たないでほしいということです。

すでに打たないことに決めている場合は、以下の言葉は読まなくてもけっこうです。

私は1年以上にわたって、コロナ騒動に対して「これはおかしい」と感じ、
ブログやFacebookへの投稿など、いろいろな方法でそのおかしさを指摘してきました。
一人の言論人、情報発信者として真剣な努力を注いできたつもりです。
これについて改めて関心を持った場合は、facebookでの私のタイムラインを追いかけてみてください。
また、ブログのURLは以下の通りです。
https://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo

ほとんどすべての人が、ワクチンさえ打てばコロナパンデミックから解放されると信じてしまったようです。
厚労省は、12歳以上のワクチン接種を認可してしまいました。
これを受けて、すでに全国のいくつかの市町村では、小中学生のワクチン接種を決めています。
祥子ちゃんはこの年齢に該当しますね。
そのうち、該当年齢が下げられ、結ちゃんにも当てはまるようになる可能性があります。

ここにどんな力学が働いていたのか、詳しいことはここでは説明しません。
以下、コロナ-ワクチン騒動がいかに狂ったものであるか、その要点だけを記します。
すでに知っている情報も数多くあるかも知れませんので、それは読み飛ばして。

①新型コロナ陽性を検出するPCR検査はいろいろな意味で、確率の低い、いかがわしい検査です。
多くの専門家が、これを認めています。

②マスメディアは、一貫して、そのいかがわしい検査による「陽性者」を「感染者」と偽って報道してきました。

③コロナの流行を「パンデミック」と呼ぶことには、根拠がありません。
日本だけでなく、世界的に見ても、コロナの死者は1年半を経て、人口1万人あたり4人ほどで、それも基礎疾患持ちの
高齢者に限られています。(日本は1人未満)
しかもこの数も、各国とも、他の死因をすべてコロナ死に書き換える操作によって大幅に水増ししています。

④WHOは、2009年までは「パンデミック」を、感染者数、重症者数、死亡者数によって定義していましたが、
2009年以降、その定義を捨て、感染者数だけで「パンデミック」と呼ぶことにしました。
これによってWHOは、ある程度流行が蔓延すれば、恣意的に「パンデミック」を宣言することが可能となったのです。

⑤新型コロナによる感染症が、伝染力は強いけれど普通の風邪程度で治ってしまうことは広く知られています。
特にアジア人の場合、無症状か軽症のまま免疫を獲得できている場合が多いと考えられます。

⑥以上をまとめると、そもそも「パンデミック」と呼ぶにふさわしい事態は存在せず、したがって、ワクチンを
老若男女すべてに打つなどという必要性が存在しません。特に若者や子どもにはもってのほかです。

⑦1人の武漢肺炎の発症に対して、WHOはすぐにcovid-19と命名しましたが、このウイルス遺伝子が正しく分離・同定
されたのかどうかについても、一部の専門家の間で疑問が持たれています。

⑦ファイザー、モデルナ、アストラゼネカなどが開発したワクチンは、普通の開発期間に比べて異常に短く、
しかも動物実験段階で実験動物が死んでしまった多くの事実が隠蔽されています。

⑧これらのワクチンの有効性90%という触れ込みには数字のマジックが隠されています。

⑨その成分にも毒性の強いもの、自然免疫をかえって抑えてしまうものが多く、それらが肝臓、脾臓、副腎、卵巣などに
長期的に滞留してしまうメカニズムも知られています。

⑩今回のワクチンは、コロナウイルスのmRNA(アストラゼネカではDNA)を体内に埋め込む初めての試みであり、
これが数年後に体細胞のDNAを変えてしまう可能性が懸念されています。

⑪ワクチンを接種した人々の中で、強い副反応で苦しんだり死んでしまったりする例が続出しています。
アメリカのCDC(疾病予防管理センター)発表では、ワクチン接種者のうち、すでに死亡者は5000人を超えていますが、実際にはこの10倍以上といわれています。100倍という説もあります。
日本の死者195人という数字も全く当てになりません。

⑫私たちの身の回り(妻の知り合いなど)でも、ワクチン接種をした人が40度以上の熱を出したり、
人事不省で救急車で運ばれたという例をいくつも聞いていますが、コロナで苦しんだという例は聞きませんね。

⑬これは世間から上がってくる情報でも同じで、twitterに投稿されたものを集めた記事を例示しておきます。
https://ameblo.jp/sunamerio/entry-12678158714.html?fbclid=IwAR05cR1o1nFm-LSJxYygMBo4KDbenVuYrazCs2pozvNYUHLtEhnLKfT2Aug
https://ameblo.jp/sunamerio/entry-12679426194.html?fbclid=IwAR1syv15ZV9ZoMmnqm5H2xWhV-r2d5lPs2UutNQqyQ2Iag6jWDw6IFPRjBA

⑭欧米では、激しい反ワクチン運動が起きており、ドイツでは、1000人の弁護士、10000人の医療関係者が結束して、
WHO、CDC、ダボス会議を「人道に対する罪」として提訴し、7月に公判が開かれる予定です。
「新ニュルンベルク裁判」と呼ばれています。
イギリスでのBBCに対するデモの様子をコピペしておきましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=i4NP8HI1WTE

⑮最後に、ファイザー社元副社長の痛切な告発の動画をコピペします。
https://ameblo.jp/tony-9/entry-12678863832.html?fbclid=IwAR1J7aC5XEXnS3QgSGcUA7lYF2i7Gp4hckE4VvXwBq_XvkaKuhLKIZy0WQU
https://www.facebook.com/motoki.takagaki/videos/3931757990277732

ワクチン全体主義に抵抗せよ!

2021年06月04日 17時14分54秒 | 社会評論


客:6月20日まで緊急事態宣言が延長されたな。うっとうしい梅雨空にさらにうっとうしさが覆い被さる。一体いつまでこんなことを続けるつもりなのかね。それにオリンピックは無観客だろうと何だろうと、何が何でもやる気らしい。アメリカのメディアが決定権持ってるからな。日本じゃ中止すべきが60%以上だってのに。

主:まあ、政府がやってることは問題ごとにその場しのぎで長期見通しなんか何もないからな。ここんところ東京は検査件数減らして陽性者数も減ったかのように見せてる。緊急事態宣言とワクチンのおかげでこれだけコロナが鎮静しました。さあ、世界の皆さん、来てくださいってつもりかね。統計数字の操作なんていまや慣れっこだからな。

客:ボランティアも相当ボイコットしてるらしいぞ。ボイコットっていやあ、防衛省の発表によると、ワクチンの大規模会場の予約キャンセルが1週間で7500に上ったそうだ。

主:この壮大なインチキに気づき始めた人が少しは増えてきたのかな。

客:いや、それよりもワクチンについての危険情報が出回ってきたってことじゃないか。俺の身近な範囲でも、死者はまだいないけど、もう4人がきつい副作用で苦しんだと聞いてる。コロナの時は、周りに罹ったなんて人は全然いなかったのにな。

5月21日時点で、日本じゃ866万回接種で死者85人、アメリカじゃ5月7日時点で死者4400人、ヨーロッパじゃ12000人近くが死亡。CDCが、「ワクチンを受けたにもかかわらず、10000人以上がコロナに感染」と発表したニュースもある。。
https://www.rt.com/usa/524795-cdc-vaccinated-catch-covid/
実際はとてもこんなもんじゃないだろう。

主:その100倍はいるという説もあるな。ただ、感染者数ってのは当てにならないし、第一、ワクチンはもともと病原体の一部を体内に埋め込んで抗原にして、免疫抗体の形成に期待するんだから、ある程度感染者が出るのは当然とも言える。

「にもかかわらず」っていうよりは、接種したからこそ、という部分があることは知っておかなくちゃな。だけど、死亡や重篤な副作用や不妊や半永久的な障害となると話は別だ。

客:しかし、コロナによる死者と比べたら、接種数に対する死者の割合は少ないから、やっぱりワクチンは有効だって論じるやつがいるな。これはどう思う。

主:それは全然ダメだよ。まずコロナ死者はものすごく水増しされてるから、実際にはずっと少ない。ある医者が重症者のその後に焦点を当ててそこから死者数を割り出していったら、日本では公式発表の10分の1くらいという試算結果が出た。

この通りじゃないとしても、この方が実態に近いんじゃないかと思う。それに、コロナは1年半、ワクチンはまだ半年。これからワクチン死者がどれくらいになるか未知数だ。

それより何より、そういう考え方、つまりリスクとメリットを比較してメリットが上回ればそっちを取るっていう経済合理主義みたいな考え方をこの場合に当てはめることそのものが根本的に間違ってる。

コロナの流行は、一般の人にとって、選択の余地のない、降って沸いた災難だけど、ワクチンは、コロナの感染から免れるという大義名分のもとに、製薬会社、政府、自治体、医療機関を通して救済手段として提供されて、一般の人は選択することを強いられている。

そこで重症者や死者が生ずれば、提供主体に重大な責任が発生するのは明らかだろう。たとえ重症者、死者の数や割合がどんなに少なくても、このワクチンが不適切でなかったかどうか、深刻な反省をするのは、提供主体にとって当然のことだ。

これと、コロナ流行による重症者や死者の数とを比較して何か言うという論法は、ナンセンスとしか言いようがない。

これはたとえていえば、100人の人が海に放り出されたので、絶対救えるという触れ込みの助け船を出したのに、その船に乗せたら、船の欠陥によって、泳いでいれば助かったはずの人まで溺れ死んでしまった、というのと同じだ。船を出した人の責任が問われないはずがない。

厚労省は「今のところ重大な懸念ではない」などとうそぶいてるが、国民が国策によって何人も死んでるのに、因果関係を認めずに見殺しにするとは、なんたる倫理的退廃だろう。

客:しかし、これまでの話からすると、国家は今やDSの下僕に成り果てているわけだから、ある意味、彼らは確信犯で、そういう風に振る舞うのは当然とも言えるんじゃないか。

主:そりゃそうだな。課長や係長が専務や部長の言うことを聞かなきゃならないのとおんなじようにな。だから話はどうしても仕組まれたコロナ、仕組まれたパンデミック、仕組まれたワクチンという一連のプロセスを全体としてどう見るか、われわれはどうやってこれに抵抗するかというところに落ち着く。

客:そういえば、及川幸久さんがYouTubeで、イギリスとノルウェーの学者の論文によって武漢ウイルスが人工的に作られたものだってことが証明されたと報じていたな。アメリカのメディアも、それを認めて、それまでの「陰謀論」規定を覆し始めたって。
https://www.youtube.com/watch?v=GpmFR8ZT4l0
https://www.youtube.com/watch?v=67-j3vP26Ck

主:うん、あれはあれで貴重な報告だと思う。もっとも、そんなことはとうの昔から知られてたけどな。でもまあ、アメリカの大手メディアが『陰謀論』説を覆したってのは、いいことだな。

ただ、ちょっと懸念するのは、いま西側諸国の住民は反中意識で固まってるよな。もちろんそれは大きな意義と根拠があることで、日本も米英やオーストラリアやインドなどと協力して、独裁的な中共帝国主義を大いに叩くべきだと思う。

だけど、この「生物兵器」の研究そのものは、もとはといえば、アメリカの国立アレルギー・感染研究所長のファウチが追求してたんだろ。彼はオバマ大統領時代に蝙蝠由来のコロナウイルスの機能獲得研究のために武漢ウイルス研究所に巨額の資金提供を斡旋してる。それがトランプ大統領時代に危険視されてアメリカ国内では禁止された。

で、俺が思うのは、及川さんがそうしてるって訳じゃないけど、受け取り方によっては、米中という二大国家の表面的な政治対立の構図の中にこの問題が回収されてしまう可能性がある。中共の責任を問うってかたちでな。でもバイデン政権が本気で責任追及するとは思えない。バイデン政権は表向き、中国と対決姿勢取ってるけど、経済関係では、トランプ政権が中共に施した制裁をどんどん崩してズブズブになってるからな。

そうすると、気になるのは、もっと大きな、国境など気にしないDSの連中がこの一連の問題を引き起こしてるっていう核心的な事実から目をそらされやしないかという点なんだ。コロナからワクチン強制への流れは、一国家など超えた巨大な勢力によって支えられている。

客:君が言ってるのは、ジョージ・ソロスみたいな、ダボス会議に出てくるような国際金融資本の主たちのことか。

主:それもあるし、ビル・ゲイツも、ワクチン推進の世界的組織GAVIも、ビッグテックも、WHOも、ユダヤ資本も、もちろん中国共産党もこの流れに絡んでる。日本の竹中平蔵もだ。彼がダボス会議の常任理事を長年務めてるってのは知ってる?

客:え、そうだったのか。国民を貧困に陥れておいて、どこまで悪いやつなんだ、あいつは。

主:「あなたはグレートリセットを受け入れますか?」って、50分くらいのなかなか見応えのある動画があるんだが、ぜひ見てほしい。竹中も盛んにやり玉に挙げられてるぜ。
https://www.bitchute.com/video/bwysKKFtCcgA/?fbclid=IwAR16wR9Liw6OckAX035xWB63HECWcVXVJ7xrb39tabEOXIAn9Y3FfQgdF84

この動画は、コロナ流行が、民衆を恐怖と混乱に陥れるために2010年くらいからアジェンダの一環としてあらかじめ準備されてたって認識のもとに編まれてて、その証拠も提出されてる。

客:そりゃ、例の80年代のジャック・アタリの構想を実現するためにか。
https://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo/e/c0f7a3d69fefa125c6e225af567bd209

主:結果的にはそういうことになるな。
だけど俺がこの動画の中で一番関心持ったのは、WHOが2009年以前には、「パンデミック」の基準を感染者数、重症者数、死亡者数によって定めていたのに、2009年以降、重症者数と死亡者数を基準から外しちゃったんで、ただ感染者数だけで、いくらでもパンデミックと名付けることができるようになったって指摘だ。

これが事実とすりゃ、このパンデミックがいかに作られたものかってことがわかるだろう。
ずっと言ってきたように、世界の死者数は1年半近くかけて1万人あたり4人だ。それも水増しされてるし、ほとんどが基礎疾患持ちの高齢者。どう考えたってパンデミックなんて呼ぶにふさわしくない。つまりワクチンは不必要なばらまきだ。

客:つまりそうやって騙して、「不要な役に立たない人間」は殺すか、おとなしい羊に仕上げるって寸法か。そういうことを奴らは何でやりたがるのかな。

主:この前も言ったけど、西洋人や中国人のエリートは、金と権力を手にすると、昔から平気でそういうことを考えるんだよ。君が言ったとおり、今度のグレートリセットってやつは、科学技術に名を借りた「ソフト・ジェノサイド」だ。

これは俺の仮説だけど、ジャック・アタリやビル・ゲイツのような西洋人のなかには、キリスト教の終末論的発想が体の中にしみこんでるように思える。

客:終末論? あのヨハネ黙示録みたいなやつか?

主:そう。もとをたどればユダヤ教の選民思想だけどな。ノアの箱舟も同じだ。つまり、恐ろしいことが起きて世界の終末がやってくるって前提をまず置いて、そこから救われる者はごく少数の神に選ばれた者だけ。

この発想はそのまま彼らが構想しているパンデミックとワクチン散布に置き換えられる。自分たちエリートだけがこの自作自演の「ハルマゲドン」から逃れられる。なぜなら彼らは愚かな大衆とは違って限りなく覚めているから。

客:うーん。グレートリセットはノアの洪水か。そうすると、ナチス・ドイツがやったことも同じパターンだってことになるかな。

主:なるね。あれも極端な選民思想だろ。ユダヤ人との一種の近親憎悪だ。でもジャック・アタリが言ってるとおり、そんなに露骨な方法は採れない。民主主義や大衆社会がこんなに力を持っちゃったからな。だから近代医学、遺伝子学、AI技術という現代の「魔法の杖」をかつての「神」に置き換える。

客:その説が当たってるとして、そういう世界改造意志みたいなものの根っこには何があるのかな。

主:それは大衆社会に対する飽きと嫌悪だと思うよ。彼らは民主主義的な価値を表面では重んじてるように見せながら、深層では大衆ののさばりにうんざりしてる。つまり彼らはエリートであることの孤立感に耐えられないのさ。こっちはそのとばっちりを受けてるって訳だ。

客:なんだか胸くそが悪くなってきたけど、この前君が言ってたドイツのライナー・フュルミッヒの運動以外に何か抵抗の兆しはないのかね。

主:それはあちこちであるよ。イギリスではBBC前で大々的なデモが繰り広げられているし、アメリカのテキサス州では、117名の医療従事者たちが、ヒューストンの病院ネットワークを相手取って、解雇をちらつかせながらの「実験的な」Covid-19ワクチン摂取を強制されたくはないと主張して訴訟を起こしてる。
https://www.rt.com/usa/525209-houston-emplyees-vaccine-mandate/?fbclid=IwAR1vsLlVhnKRZ0kVDwGCqe_-jLiXpsobzO2qIy7V3KoW7l33WReRGYRRbiU

学術面でも、ファイザーワクチンの研究に関わったカナダの研究者が、ワクチンに入れられたスパイクタンパクのmRNAが毒性を持つ事実を、日本の極秘文書から割り出して内部告発してる。
https://ameblo.jp/ja-narisuto-x/entry-12678215398.html?fbclid=IwAR3IaGGr4gJa8S8P0no5zzw5NskwMldjS92Bn0wbn-56Dj8ZWpyJ1dkB3Bk

客:日本は相変わらずのようだが。

主:俺もそう思ってたんだけど、最近はそうでもなくなってきたぞ。相当多くの医師がコロナパンデミックやワクチンやPCRに疑問を呈してるし、
https://www.facebook.com/photo?fbid=1274812966219888&set=gm.1098474793897271
徳島大名誉教授の大橋眞氏のように、積極的な発言をしている人もいる。
https://www.youtube.com/watch?v=zTrHel8ZnmQ

客:そうか。欧米ほど派手じゃないけど、静かに広がってるんだな。希望は持てるな。これでワクチン接種拒否がもっと広がるといいけどな。

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