小浜逸郎・ことばの闘い

評論家をやっています。ジャンルは、思想・哲学・文学などが主ですが、時に応じて政治・社会・教育・音楽などを論じます。

「安倍首相の平昌出席の是非」議論は無意味

2018年01月31日 17時01分03秒 | 政治



このところ、平昌オリンピックの開会式に、
安倍首相が出席すべきか、すべきでないかの議論が、
一部で盛り上がっています。
筆者は、こんな議論自体がもはや空しいと思っています。
出席してもしなくても、事態は何も変わらないでしょう。
その理由を以下に述べます。

文在寅政権が親北べったり政権というか、
北のエージェント政権であることはもはや明らかです。
また、2015年12月の慰安婦問題をめぐる日韓合意を見直すというのが、
この政権の基本的な立場ですから、
たとえ首脳会談で「合意を守れ」と釘をさしても、
ただの物別れになることは目に見えています。

一方では、「平和の祭典」という建前が、
政治利用にまみれている実態もあります。
金正恩様はこれをチャンスと見て、
いろいろと工夫なさっているようですね。
だからこそ、行くなという議論も成り立ちますし、
だからこそ、行ったほうがいいという議論も成り立ちます。

アメリカからは出席を要請されているに違いないでしょうから、
それに適当につきあっておくという外交的意義が絶無とは言い切れません。
なにしろ、ペンス副大統領も行くのですから、
そこで米韓の水面下の交渉に加わっておくのも得策かもしれません。
筆者としては、
まあ、行かないよりは行ったほうがいいかな、
くらいの気持ちでおります。

しかしいずれにしても、
これは対韓外交としての意義というレベルでは、
興奮してその是非を論ずるに値しない議論です。
それよりも、これを機会に再確認しておくべきことがあります。

それは、
あの日韓合意がどういう性格のものであったか、
その結果国際社会で何が起きたか、

以上を国民がしっかり思い出すことです。

これに関して、次の二点を肝に銘じることが最も重要です。
①間違った中韓の「歴史認識」を誘発し助長させ、
さらに、それを承認してきたのが当の日本人であること。
②この「歴史認識」は中韓を利するのみならず、
第二次大戦の戦勝国である米英豪にとってもはなはだ都合がよいこと。

①の日本人の主役は、言うまでもなく朝日新聞などの反日メディアであり、
敗戦利得を手放したくない国内左翼勢力です。
しかし彼らの言動を無意識のうちに支持し、
暗黙の承認を与えているのは、
戦後教育を受けた一般の日本人です。

戦後教育は、
七年間にわたるGHQの占領統治期間に巧妙に準備されました。
これによって日本人は、魂を抜かれ、
主権回復後もその路線を歩み続けることになりました。
自虐史観に骨の髄まで侵されてしまったのです。

多くの戦後日本人は、周辺諸国に対して、
謝罪姿勢を自ら進んでとる習慣を身につけてきました。
さらに、そういう姿勢をとっておけば、
向うは許してくれて丸く収まるだろうという、
お人好し丸出しの習性まで身につけてしまったのです。
国際社会はそんなに甘くないのだというまともな感覚の喪失です。

②の、中韓の「歴史認識」が戦勝国にとって都合がいいという点。
このでっち上げられた「歴史認識」は、
戦勝国の「正義」を揺るぎないものにすることに貢献してきました。
また原爆投下など、民間人大量虐殺行為の「悪」を隠蔽する効果もあります。
中共は、そのことをよく知っていて、
欧米が抱いている「あの戦争では日本が一方的に悪い」という、
自分たちに都合のよいイメージを大いに活用し、
日米分断を図ろうとしているわけです。

そもそも「日韓合意」は安倍外交の致命的な失敗です。
この合意によって安倍政権の対韓外交は、
河野談話、村山談話と何ら変わらない醜態をさらしました。
当時の岸田外相発言、
軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた。日本政府は責任を痛感している
は、誰が読んでも軍の強制性を認めたとしか解釈できません。
また安倍首相は「心からのお詫びと反省」発言をしています。
さらに韓国新財団に10億円の出資
これは名目上「賠償」ではないと謳ってはいますが、
国際社会はそう見ません。

以上の三点セットで、
旧日本軍は20万人もの韓国女性をセックス・スレイヴとして扱い、虐殺した
とのこれまでの戦勝国の定説を、
オウンゴールで追認したことになります。

 その後、欧米メディアがこの「日韓合意」をどうとらえたかを見ると、
この認識が見事に裏付けられます。
山岡鉄秀氏が主宰するAJCNが、
合意直後の二〇一六年一月七日に出したレポートによると、
次のような記事が目白押しであることがわかります。

2015-12-28 The Guardian (Australia)
日本政府は、女性の性奴隷化に軍が関与していたことを認めた。
日本統治下の朝鮮半島で強制的に売春をさせられた女性の数には論争があるが、
活動家らは20万人と主張している。

2015-01-01 New York Times, To the editors (U.S.A)
生存者の証言によれば、この残酷なシステムの標的は生理もまだ始まっていない13,14歳の少女だった。
彼女たちは積み荷としてアジア各地の戦地へ送られ、日常的に強姦された。
これは戦争犯罪のみならず、幼女誘拐の犯罪でもある。

2016-01-03 Ottawa Citizen (Canada)
多くの被害者は14歳から18歳の少女で、軍の狙いは処女だった。
抵抗する家族は殺されるケースもあった。
41万人の少女や女性が誘拐され、生存者は46人のみ。
安倍の謝罪は誠意がなく、安部の妻は戦争犯罪者を奉る神社に参拝した写真を公開している。
10億円は生存者を黙らせるための安い賄賂だ。

ご覧の通りの集中砲火です。
これが戦勝国包囲網の常識なのです。
安易な「謝罪」や「責任表明」が何を呼び起こすか、
日本人は改めて肝に銘じるべきでしょう。

そもそも日本側には韓国の会談要求に応ずる必要などまったくなかったのです。
しかし応じてしまったからには、
最低限、次の三つを交渉の絶対条件として臨むべきでした。

①慰安婦問題に関してあらゆる意味で日本国には責任など存在しないことの確認
②大使館前の慰安婦像の撤去
③慰安婦問題に関するいかなる形での資金拠出も行わない。

あの反日メディア・朝日新聞が二〇一四年八月に、
はなはだ不十分ながらも慰安婦報道が誤報であったことを自ら認めました。
にもかかわらず、
安倍政権はこの合意によって、その事実をもひっくり返してしまいました。
安倍首相もまた、
占領統治時代の洗脳政策に始まる戦後教育の犠牲者です。
口では「戦後レジームからの脱却」などと言っていても、
その無意識レベルでは全然脱却などできていなかったわけです。

こういう状況ですから、
嫌韓感情から「安倍の平昌出席を認めるわけにはいかない」と言って、
毅然と拒否の姿勢を示したつもりになっても、
周辺の国際社会は「子どもの喧嘩だ」と受け取るだけでしょうし、
外交的配慮で出席して何か日本にとっての成果を期待しても、
アメリカ親分にくっついて日米同盟の堅固さを、
多少印象づけるくらいの効果しかないでしょう。

大切なことは、
短期間の時局に視野を限定して大騒ぎすることではなく、
私たち国民が日韓合意の大失敗を忘れず、
日本に対する国際社会の恐るべき名誉毀損を、
いかにして雪ぐか
に知恵とエネルギーを集中させることなのです。

なお、以上の主張の基礎になる認識は、
拙著『デタラメが世界を動かしている』で展開しております。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%81%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E5%B0%8F%E6%B5%9C-%E9%80%B8%E9%83%8E/dp/4569830404/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1517381768&sr=8-1&keywords=%E5%B0%8F%E6%B5%9C%E9%80%B8%E9%83%8E


【小浜逸郎からのお知らせ】
●『福沢諭吉と明治維新』(仮)を脱稿しました。出版社の都合により、刊行は5月になります。中身については自信を持っていますので(笑)、どうぞご期待ください。
●月刊誌『正論』2月号「日本メーカー不祥事は企業だけが悪いか」
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15 コメント

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また尻尾に付きまして (由紀草一)
2018-02-01 16:33:44
 私は日頃こんなくだらない問題を考えるのはいやだと思っている者ですが、利口そうに、あるいは上品そうに見せかけたいわけではないので、小浜さんの驥尾に付して一言申しあげます。
 何がくだらないか。問題はあくまで「日本軍による慰安婦の強制連行」であるはずなのに、この基本中の基本が、しばしば忘れ去られるところです。
 昭和の終わりぐらいだったでしょうか。何かの市民運動に関わっていた元教え子と話をしたとき、「慰安婦問題の焦点は日本軍関与による、広義の強制連行に移ってきました」と言われました。私は、「それは問題のすり替えじゃないか」と言って、喧嘩になりました。
 当時から、吉田清治証言の嘘は、慰安婦問題推進派にも明らかだったのでしょう。彼は知らなかったのだと信じますが、「焦点」は、「移った」のではなく、積極的に「移された」に違いないのです。
 日本軍の支配下、いわゆる軍政地なら(朝鮮はそうじゃありませんよ。為念)軍イコール政府なんですから、慰安の設置を許可したり、慰安婦の移動を警護することはり、性病の蔓延を防止するために軍医が定期的に健康診断をしたり、そういう「関与」があったのは当然です。全然悪いことじゃありません。
 また「広義の強制連行」とは、吉田証言にあった「慰安婦刈り」ではなく、騙して連れてきた女性を慰安婦にしたような場合も含む、ということです。これ、「誰がそれをやったか」の主語が省かれるところがミソでして。
まあ、女中奉公だと言われていったら買春宿だった、なんてケースは古今東西にあるのですから、当時もあったでしょう。こういうことの専門業者、いわゆる女衒、がですよ。それを、日本軍が命令してやらせたかどうか。言うまでもなく、そんな証拠は一つもありません。
 要するに日本軍は、GHQに支配された日本で、アメリカ軍の要請でだか向こうの欲求を忖度してだか、米兵相手のパンパンとかオンリーとかが集められた、それ以上のことはやっていないのです。もちろん同種のことは、世界中で行われてきたことです。
 しかしこう言うと、「あなたは慰安婦の苦しみをわかろうとしない」(現にそう言われました)とか、ひどいときには「慰安婦の存在を否定する、タチの悪いリビジョニスト」だと言われたりする。それこそ全くタチの悪い言語戦略、なんて高級なもんじゃない、言いがかりなんですが、これが今世界中の各所で展開されているんですな。
 慰安婦問題推進派はのうちでも黒幕は、事実なんてどうでもいい、日本が貶められればOKなんですから、議論なんてしたって無駄です。政治家は、どこへ行っても、「この問題は韓国政府との間では最終的かつ不可逆的に解決したのだから、それについて申し上げることはもう何もない」で押し通していただきたい。できる? アベちゃん?
 あと、我々言説の徒は、真実に目を向けてくれる人が少しはいることを信じて、いろんな機会に、できるだけ言挙げするように心がけましょう。できる? 自分?
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>口では「戦後レジームからの脱却」などと言っていても、その無意識レベルでは全然脱却などできていなかった (反孫・フォード)
2018-02-02 20:38:51

 最近、改憲のことで総理は、最終的には国民が決めること、と何度か聴いたことがあります。
あの発言はやっぱり総理の根本には新自由的な ”自己責任” 観が根付いている意味に思えてなりません。

 でもそう考える私がオカシイのでしょうね。脱線したコメントですみませんけど、お邪魔してしまいました。失礼しました。
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議論は無意味では無いと思う (wazou)
2018-02-05 23:00:26
そもそも、この日本国は古来からあの朝鮮半島人との関わりで国難と言われる程の被害をもたらされています。
日本人は怨嗟の念など水に流す性質をDNAレベルで引き継いでますので、無意識に何度も同じ行動を繰り返します。
輪廻とも思えるほどこの遺伝子は無くせない。
また、この日本にあの朝鮮半島人の遺伝子を持った子孫が生きながらえていることも同様。
よって、何度もあの朝鮮半島の紛争に巻き込まれて行く運命であると感じます。
福澤諭吉先生が喝破したとおり、日本人は朝鮮半島人との関わりを断つべきだと思います。
d(^_^o)
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由紀草一様へ (HIROMITI)
2018-02-08 10:12:23
強制連行してきた朝鮮人の女衒に日本軍が金を払ったとしたら、それはもう、日本軍が強制連行したのと同じでしょう。
この国は戦争に負けたのですよ。その国に歴史の真実を語る資格があるでしょうか。裁きも批判も、甘んじて受け入れるしかないじゃないですか。たとえそんな事実がなかったとしても、です。
われわれはいつからそんないじましい国民になってしまったのでしょう。あなたたちは「潔さ」というものをなんと考えているのですか。われわれは、身も心もすっからかんになって戦後の歩みをはじめたのではなかったのではないですか。
戦後のドイツだって、すべてを甘んじて受け入れ、謝ったじゃないですか。そりゃあドイツだって、ユダヤ人にいいたいことはあるでしょう。でも、全部自分たちが悪いと謝った。
中世の百姓一揆の農民のリーダーたちは、事の後には、粛々と首を切られる刑に付いた。正義の戦いだったと腹の底から信じていたのに、です。それが、日本列島の伝統です。
歴史の真実なんか、どうでもいいのですよ。そんなことは、100年200年後、あるいは500年1000年後の人たちが考えることですよ。いま生きている日本人は、まだまだ当事者であるほかない立場ですよ。
まあ、戦争になればそういうこともあるということくらいは、世界中が承知していることですよ。小浜氏は「批判断罪の集中砲火を浴びている」というけど、謝ればそれでいい、という言説だっていくらでもありますよ。大切なことは、意地汚くあいまいな「真実」を拾い集めて言い募ることではなく、「けりをつける」ということなのですよ。それが、世界の共通認識というものでしょう。
「腹を切る」というのは、そういうことでしょう。
あなたたち「ネトウヨ」のいじましさ・意地汚さにはうんざりなのですよ。強制連行はなかったと主張することが、日本人としての身の処し方なのですか。それがあなたたちの日本人としての矜持なのですか。笑わせるんじゃないよ。
河野洋平氏は、強制連行の事実があろうとなかろうととにかく謝るのが日本人としての身の処し方だと判断した、それのどこがいけないのですか。国を背負っているものとしては、そういうしかないのであり、あなたたちのように駄々っ子みたいなことをいっているわけにはいかないのですよ。
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Unknown (nanba)
2018-02-11 20:00:47
基本的な事実認識・状況分析としてはほぼ完全同意。だが一部異を唱えたい。
いわゆる自虐史観はアメリカ占領統治時代に巧妙に仕込まれ、それが今日まで効力を保っている…本当にそうか?
世の中の事象を、遠い過去から説き起こすことで立体的に説明しようとするやり方は、ややもすれば「もっともらしさの罠」にはまりこみがちでもある。

世の中・人間は(ある意味)もっとド単純なものと考えてもよいのではないか。
我々は百万の同胞・非戦闘員を虐殺されておきながらアメリカ人を憎んでいない。ただただ、眼前の平穏が日米同盟に依ってあるせいだ。
台湾人の熱烈な親日ぶりは、なにも日本統治時代を慕ってのことではない。ひとえに、目の前に中共という共通の敵がいるせいだ。

本日ただいまの現実の利害から全てが出発する。
いまこの瞬間の平面的なスナップショットの中に全てがある。過去の歴史的事実の意味づけは全てそこから自動的に、逆算的になされる。

…何が言いたいかというと、今日にして国内外にますます反日プロパガンダが猖獗を極めるのは、遠い昔のGHQの工作の巧妙さや、日本人の認識不足のせいというよりも、やはり今現在存在する利害関係の直接の反映であるということ。
すなわち「2、中韓のみならずアメリカ以下戦勝国にとって好都合な嘘だから」それが全てであり、その余はほんの枝葉である。

中韓なんか相手にいくら毅然として相対しようがしまいが、国内オールドメディアやアホサヨク人士をしゃかりきになってぶっ叩こうが叩くまいが、大勢に影響ない。
我々が歴史の事実をつきつけなければならない先は中韓なぞではなくアメリカだ。そしてアメリカは最終的にはそれを受け入れない。
ひとえに「名誉のために、アメリカとのケンカをも辞さないのか?」というのが我々に問われていることだ。
中共の策動どうこうとは別に、アメリカとの現行の関係の形を敢えてこちらから毀傷せずして、彼らに「不都合な真実」を飲み込ませられる筋書きはない。

ここにおいて自分としても歯切れよいことは言えなくなる。
アメリカというのはこの世で最も獰悪なモンスターであり、臆病と言われようとこいつだけは理屈抜きに敵に回しちゃいけないのではなかったか。
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Unknown (nanba)
2018-02-11 20:32:19
要するにですね、我々があくまでも日米同盟でやってきたのは「中露が怖くてアメリカに守ってほしいから」ではない
「アメリカが怖いから」予めアメリカの傘下に入っておくのがその本質だったわけじゃないですか。

名誉を守るため、真実を顕わすためには中韓でもアサヒシンブンでもなくアメリカに真っ向から楯突かざるをえない。
そればっかりはもうしんどいからあれこれ姑息な弥縫策を弄さざるを得ない。それが自民政権の選択であり日本人多数の選択ですね。
ウヨクサヨクはいつでも観念的に従米批判をしていれば済むけども。

安倍政権の慰安婦合意はまったくもって正しくはないが、正しさのためにどんな犠牲を厭わないわけではない立場からすれば
諸手を挙げて賛成でもないが、ばっさり切り捨てることもできない、宙ぶらりんな思いですよ。

小浜先生はそのあたりスッキリ整理がついているのですか。
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nannbaさまへ (HIROMITI)
2018-02-12 00:08:14
僕には気がつかなかったことをいろいろと補足していただきありがとうございます。

「ド正直」ということ。
さしあたって僕はそれを「魂の純潔に対する遠い憧れ」という言葉で考えています。
おっしゃるようにアメリカの政治経済は、駆け引き一辺倒で強欲で獰猛だと思っています。もしかしたらこれにはバックにその道の達人であるユダヤ人がいるからかもしれない。
キリスト教原理主義に染められているのも、けっきょくユダヤ教のもととなる旧約聖書の権威を守ろうとする力がはたらいているのではないかという気がしています。
で、それでもアメリカを相手にするためには、駆け引きの技を磨くことと同時に、アメリカにはない哲学や美意識の言葉を持つ必要があるのではないのか。
「お望みならもう一度戦争してもかまわないですよ、こっちは国なんか滅びてもかまわないのだし、われわれは、国を守るために戦うのではなく、人類の理想である魂の純潔に殉じるために戦うのだから」……というようなことを誰かアメリカに言ってくれないかなあ、と夢見ています。
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Unknown (nanba)
2018-02-12 00:31:27
魂の純」まで読んだ。

いつもネチネチわけのわからない一人よがりなポエム書いてる人よね。

話が濁るからこっちに粉かけないで。
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Unknown (nanba)
2018-02-12 00:38:35
ああ、補足がどうとかって本当に皆目わけがわからなかった(から数行で読むのをやめた)のだが
「基本的な事実認識・状況分析としてはほぼ完全同意だが〜」という私の書き出しが直前の自身のコメントに対するものだと思ったのか?
ブログ記事本文に対してに決まってるだろう。
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Unknown (HIROMITI)
2018-02-12 13:58:56
これはまた失礼しました。
そういうことだったのね。
お世辞をいって、損をした。
あなたも「国を守る」とか「生き延びる」ということにしがみついているわけね。
政治オタクというのは、これだから。
政治家でもない人間が知ったかぶりしてカッコつけてもしょうがないでしょう。
人が生きる上で、あるていど「捨て身」にならないとどうしようもないということ、偏頗な言いぐさであることはわかっているけど、これは「やまとごころ」と「倫理の起源」の問題であるわけで、そういう問題提起をしたいのですよ。
失礼しました、すみません。
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