中北幸・きまぐれ雑記帳

日々の暮らしから、感じたことをぼちぼちと。

民家の改修 その5

2008-01-10 16:04:11 | しごと

民家の改修・その5です。




12月26日午前9時よりコンクリート打設開始です。その30分
前の状況です。




同上




手前の青い車は生コンクリートを運んでくるミキサー車。その
先の車はポンプ車で長く伸ばせるコンクリート配管の管を備え、
コンクリートを圧送する車です。




同上





その日の打設する前の生コンクリートを採取し、仕様通りか
をチェックしている所です。硬さの程度(スランプ値であらわし
ます)、温度、空気量、塩分濃度など。そして、右側にある6
本の筒に採取された生コンクリートは1週間後と4週間後の
コンクリート強度を調べるための試験体です。実際に使われ
たコンクリートが仕様通りの強度に達しているかどうかを調べ
るのです。 



右側の灰色の作業服の二人の職人が配管チューブで生コン
クリートを打設していきます。手前の職人はバイブレーターと
いう道具で生コンクリートが隙間なくいきわたる様に振動を
加えている所です。



打設状況に応じて配管の位置替えをしています。鉄管です
ので大変です。




同上




肩に担いでいるのはゴム製の配管チューブです。かなりの
重さです。




同上





年末年始のスケジュールの確認です。



□■□



12月28日。2007年最後の現場の状況です。



26日にコンクリートを打設した後27日、コンクリート表面に散
水をしビニールシートで覆い常に湿潤に保つ様に養生します。
急激な乾燥はひび割れ等を生じさせ耐久性に影響がでてく
るからです。
粘土で作った器を乾燥させていくのと似ていますね。




同上




同上




2008年1月7日からの現場再開までの約10日間は良い養生
期間となりました。寒い風に吹きさらしにならないように建物
周囲はシートで囲みます。気温が氷点下になると予想される
場合は凍結を防ぐため暖房器具を持ち込む場合もあります。




次回は基礎の立ち上がり部分の施工および柱、土台などの
木造部分と基礎を緊結する金物の施工状況を紹介します。