中北幸・きまぐれ雑記帳

日々の暮らしから、感じたことをぼちぼちと。

2月末の屋上菜園

2008-02-29 17:52:24 | 屋上菜園・やさい

屋上菜園の2月末です。


寒い日が続いています。 この時期の現場監理は防寒対策が
大切ですが晴れた日の朝、屋上菜園での収穫の時間は寒さで
縮かんでいる身体をほぐしてくれます。




ミミズです。




畑の畝にスコップで穴を掘り、肥料として出汁をとる時に使
った削り節を埋めます。野良猫が日向ぼっこに屋上菜園によ
く現れますので埋める様にしています。
その他に昆布、茶殻等は畝の表面にそのまま播きます。



ミミズたちがこれらの肥料を食べ、糞として土に戻してくれ
ます。



朝に収穫した野菜、大根と小蕪の小さいのん、ホウレン草、
水菜です。



屋上菜園の全景。




その日の朝食です。小蕪とホウレン草は玉ねぎ、椎茸ととも
にソテーに。



朝食後、水菜を洗って冷蔵庫へ。




小蕪、大根も同様に。



それでは。




民家の改修 その12

2008-02-26 14:06:13 | しごと

民家の改修その12です。



母屋の北側にある離れとの間にあった浴室、洗面所、便所、
渡り廊下は新しい間取りに改修することになっています。

改修前の間取りでは母屋から一度屋外の廊下にでないと、
便所、洗面所、浴室に行くことができませんでした。
母屋の耐震改修が一段落してきましたので、工事はこの部
分の改修に進んできている所です。




改修プランです。屋内の廊下で水回りへ。




右側が水回り、左側が母屋。この間は屋外でしたが新たな
水回りに改修。



逆方向から見た所で居間・食堂・台所の北壁部分。




母屋の居間側から水回りへの廊下を見た所。




居間・食堂・台所。




居間から玄関を見た所。




仏壇が置かれていた8畳の座敷。構造用合板で耐震壁に改
修した壁です。




母屋と水回りとを繋ぐ部分の梁を現場で加工している所です。
母屋と水回りの配置が並行ではありませんでしたのでこのよ
うに現場で合わしながら梁の仕口を加工しています。



玄関の右側の出窓部分。



それでは。次回まで。



民家の改修 その11

2008-02-22 12:54:55 | しごと

民家の改修その11です。


今回の改修では耐震性能の評点を1.5以上にしていきます。
現行の建築基準法の耐震性能は1.0です。より性能の高い
耐震への改修です。

この民家のある枚方市で、将来影響を及ぼすと想定される
地震は、
「直下型」では「生駒断層帯地震」で想定震度6強、
「上町断層帯地震」で想定震度6強、
 そして、
「海溝型」で「東海・東南海地震」で想定震度5強が枚方市
近郊で想定されています。


今回の耐震補強では震度6強に対して「倒壊しない」性能を
もたせます。
評点1.0以上1.5未満では「一応倒壊しない」という表現になり
一ランク下がります。


耐震補強の施工状況の紹介がしばらく続きます。


 


既設の梁、柱の形状に合わせながら耐震壁を造っていきます。




同上、この部分の耐震壁は面格子型で意匠上面白い壁にな
ります。



新しい柱を入れ構造用合板で造る耐震壁の部分です。




構造用合板に使用する釘は専用の物がいくつか決められて
います。打ち付ける間隔についても場所ごとに設計図に表現
し現場にて確認していきます。

この場合は75ミリ間隔で専用釘を打っています。高耐力仕様
で100ミリ間隔(釘CN65)ですので、さらに強くしている壁の
部分です。 



使用する構造用合板の種類も指定します。合板には種類を
示すスタンプが押されてあります。




基礎と柱とを緊結するホールダウン金物です。




今回の改修では2階の床の耐震補強を1階の天井側から行
います。既存の2階の梁と床板に構造用合板の受け材を設
置した所です。



同上。




下屋の部分には断熱材を入れて構造用合板を天井に貼って
いきます。



2月の施工工程表です。
今回の施工状況は2月16日(土)に撮影したものです。  



それでは。



民家の改修 その10

2008-02-19 07:29:18 | しごと

民家の改修その10です。


2月13日の施工状況です。
1階床の下地用の合板を張り詰め、壁や天井の構造補強の
工事に入りました。




構造用合板を用いた耐震壁を作っていきます。




同上




天井裏に電気の配線をしている所です。




同上




同上




新しく入れた柱と梁上の既存柱とを金物で緊結します。




8畳の座敷の押入れの上部に壁埋め込み型のエアコンを設
置するため土壁を取り除いている所です。



鴨居が取り付けられていた柱の仕口部分です。




既存柱の間に構造用合板を貼り耐震補強していきます。




雪がちらつく寒い日が続く季節です。




この時期の現場監理は防寒対策が大切です。貼るカイロを
足裏や背中、腰に貼って臨んでいます。

歳かな。

屋上菜園の2月

2008-02-13 08:07:43 | 屋上菜園・やさい
屋上菜園の2月です。

無農薬無耕運で雑草と共に育つにまかせる、ほったらかしの
菜園です。

やり始めて12年です。何年かは野菜の苗を植えつけたり種を
播いたりしなかったことがあるような本当に気まぐれな畑作で
す。

去年あたりからミミズが増えてきました。
料理で出汁をとったときの昆布・鰹節・煮干等やお茶殻は捨て
ないで屋上菜園に施していました。そんなこともあって土が作
られてきたようです。




手前が水菜です。種を播いただけでとても育てているという
ことではありませんが……。



ホウレン草、葱、春菊です。




えんどう豆だったかな。




全景




収穫した水菜、小蕪の小さいのん、ホウレン草です。



次回は3月の屋上菜園を紹介することに。  
それでは。




民家の改修 その9

2008-02-09 10:39:02 | しごと
民家の改修その9です。


2月4日の土壁の耐震補強の施工状況、柱頭柱脚に取り付
ける金物を紹介します。




土壁部分の耐震性能をあげるために構造用合板(厚さ12ミリ)
を専用の釘で打ち付けます。そのための受け材を写真のよう
に柱、梁、土台の際に土壁を溝彫りして据え付けます。



土壁を溝彫りしたところです。下地の小舞竹が見えています。




土台、柱脚部分。




柱頭部分に梁と緊結するための金物です。ホールダウンコー
ナーと呼ぶ金物です。



柱脚部分に土台と緊結するために取り付けられたホールダ
ウンコーナー。柱には背割り(割れを防ぐため)をいれていま
すので、その部分はビスが効くように埋め木をします。



柱脚部分に取り付けられた合板コーナーと呼ぶ金物。




柱頭部分のホールダウンコーナー。




玄関の土壁




同上。構造用合板の受け材が納まる様に小舞竹を鋏で切っ
ているところです。



同上。

民家の改修 その8

2008-02-06 15:53:43 | しごと

1月30日木工事の施工状況です。




1階床下の土台及び大引き材を据付た後、根太(ねだ)と呼
ぶ材を1尺1寸程度の間隔で据え付けていきます。根太は6
センチ角の桧1等材です。この根太の間に断熱材がはめ込
まれます。





同上。正面奥が仏壇のある8畳の座敷。





同上





同上





小屋裏(2階の屋根裏)の耐震補強です。鋼製の火打ちです。
今回はこの鋼製火打ちを34箇所取り付けることになっていま
したが、どうしても入っていけない所が5箇所ありました。その
部分は来年に2階を改修される予定ですのでその時に施工
することになりました。





新たに取り付けられた筋交いです。小屋裏の筋交いを雲筋
交いと呼びます。





松丸太の梁です。直径が約30センチ~45センチあります。
鋼製火打ちで補強します。





同上





2階の押入れから小屋裏を見たところ。



次回は既存の土壁部分を耐震補強していく状況、柱の上下
(柱頭柱脚)に取り付ける補強金物を紹介していきます。