彦根市にある「薩摩町の民家」の耐震診断および耐震補強の
様子です。9月24日(水)、下見に行ったときの外観の写真を
紹介します。耐震性の精密診断は後日行う予定です。
この民家は移築後70数年とのことです。小屋裏の棟木に
取り付けてあると思われる棟札をまだ見ていませんので
詳細はわかりません。
この民家の正面玄関です。東に面しています。
母屋の南側にある離れ。その西に蔵があり、南側の路地
の奥からは琵琶湖が眺められます。
離れと板塀。板塀には弁柄が塗られています。
板塀の土台の木口には銅版が貼られています。
柱と土台の仕口および延べ石との納まり。
北東側から見た全景です。
北側の路地伝いに琵琶湖へ。
同上。
手前が沖島。その右側に蓬莱山などの比良山地が眺め
られます。
それでは。
9月22日の現場の状況です。
基礎の配筋検査,および木材加工場にて木工事についての
打合せです。
あいにく雨が続き少し工程は遅れ始めています。
基礎の形状は布基礎です。標高が800メートル位の所
です。地盤面から80センチ以上の深さまで基礎底を下
げています。凍結の影響に配慮しようということです。
雨で南アルプスが見えません。
この日は早朝西宮のアトリエを発ち、午前10時すぎに
甲府駅に到着。午後から基礎のベース部分のコンク
リート打設の予定での配筋検査でしたが天候状況に
より延期になりました。
2日後にコンクリート打設の予定です。
基礎のベース部分。
鉄筋のかぶり厚さの確認。
西隣の家の向こうは南アルプス。
場所は木材加工場になります。便所の手洗いに
設える器です。建築主の知人の絵付けの器です。
径30センチ。
同上。
洗面所に設える器です。径39センチ。
同上。
木材加工場です。
今回の構造材に使われる木材は奈良の吉野材です。
その日の帰りに見えた富士山です。
それでは。