こぐま経済研究所ブログ

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差金決済取引で大和が銘柄拡大 日本株2.6倍に

2010-08-27 16:05:33 | 日記
大和証券は30日から、あらかじめ預けた証拠金の数倍の金額の先物を売買して差益を狙う差金決済取引(CFD)の取り扱いを強化する。取引できる日本株の銘柄を現在の2.6倍の271銘柄に広げるほか、取引手数料も無料にする。少ない元手で大きな利益を狙う個人投資家が増えてきていることに対応する。

CFDは証拠金を元手に為替を売買する外国為替証拠金(FX)取引の株式・債券版。高リスク取引を好む投資家の間で売買が増えており、ネット証券も顧客の開拓を進めている。大和はCFDで日本株の主要銘柄を売買できる体制を整え、他社に劣らない品ぞろえを訴えていく考えだ。

大和の日本株のCFDは証拠金の最大4倍まで売買できる。倍率を上げるほど、わずかな相場変動でも損失が膨らむリスクも高まる。

日経 27日朝刊
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FX取引やCFD取引に活路を見出そうとしている証券会社が増えてきたような気がする。国内市場の低迷で個別株の売買手数料では収益が上がらないため、昨年はハイリターンの投資信託拡販を中心に収益を稼ぎ、今年は差金決済取引へとシフトしてきました。為替証拠金取引は、わずかな値動きでも利益が稼げるハイリスク・ハイリターン商品。本来の市場原理に基づく適正価格が歪まないことを願っています。



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