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男性の身体を知る その1:男性不妊とは?

2015年02月20日 | 妊活セミナー2015
男性の身体を知る その1・・・男性不妊とは?

WHOが行った7273組のカップルの不妊原因調査によると、原因が女性のみは41%、男性のみは24%、男女ともにありは24%。不妊の約半数は男性側にも原因があることがわかっています。

~男性不妊ってどんなもの?~

1.精子の異常(造精機能障害

正常な精子の基準は、
◆精液量: 2.0ml以上
◆ph値:7.2~7.8
◆精子濃度: 2000万以上/ml
◆総精子数:4000万以上
◆精子運動性:前進50%以上
◆正常形態精子:30%以上
◆白血球:100万未満/ml


となっています。この基準に満たない場合は乏精子症、精子無力症、精子奇形症、無精子症などの造精機能障害に当てはまり、男性不妊の90%を占めます。

健康な男性の一回の射精あたりの精子数は数千万~5億ぐらい。そのうち、膣から子宮までたどり着くのは数千~数十万、さらに卵までたどり着けるのは数十~数百。精子は受精のために卵の周りの膜を溶かす酵素を出しますが、一匹の酵素では膜はとても破れません。数十、数百匹のアタックでようやく破れた部分に入り込んだ運の良い精子、そのただ一匹だけが受精します。精子数が少ないということは卵にたどり着く精子も少なく、受精の突破口を開くアタック回数も少ないということです。
SEXが問題なく行えても精子が正常かどうかはわかりません。赤ちゃんを授かりにくいときは男性も精液検査が必須なのです。

2.その他の異常

男性不妊の8人に1人は性機能障害(ED)性欲減退によるセックスレス、勃起障害、射精障害、ホルモン分泌不全などがあり、ストレス降圧剤・向精神薬・消化性潰瘍治療薬などの薬剤が影響している場合もあります。
他に、副性器障害精路通過障害など器質的な問題も男性不妊の原因です。

その2につづく

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