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女性の身体を知る その4:赤ちゃんを授かるために

2015年02月19日 | 妊活セミナー2015
女性の体を知る その4・・・赤ちゃんを授かるために

どういう体の状態が「正常」か、だいたいつかめてきたでしょうか。
では、赤ちゃんを授かるために大切なポイントをまとめましょう。

正常=調った体とは
1. 月経痛がない
2. 冷えがない
3. 月経周期が正常
4. 排卵期にオリモノがある
5. ストレスを発散できる


そのために必要なのは・・・
血流を良くする ホルモン分泌を活発に、正常にする 心身の緊張をほぐす 体に溜まっている老廃物や炎症を取り除く

授かりやすい体づくり
“調った体”というのは、元気な卵が育って排卵し、受精し、成長する体のこと。
卵は「卵の赤ちゃん」の状態から65日の成長を経て排卵されます。「卵の赤ちゃんの赤ちゃん」の状態から数えると、排卵までの日数は290日。元気な卵を育てるには3ヶ月~10ヶ月必要ということになります。そのため、漢方での体質改善は最低3ヶ月が目安です。
卵は精子と違い体の中で作って補充することができません。もって生まれた在庫をどんどん使って、使い切ると閉経です。そして卵の年齢はその人の年齢と同じ。25才の人の卵は25年前に製造された卵。35才の人の卵は35年前に製造された卵。鮮度が落ちると赤ちゃんになる力も弱まります。女性の妊娠力が充実しているのは21~28才結婚適齢期は人それぞれですが、妊娠適齢期は皆同じだということは忘れないでください。

治療・手術にはリスクもある
卵巣の手術をした方、ピルを長期服用している方では卵巣機能が低下するおそれがあります。また、排卵誘発剤の使用が卵巣の負担になることも。今ある卵を元気に育てること、卵巣機能を底上げすることは漢方の得意分野。焦らずじっくりケアしましょう。

月経期のケア(子宮をキレイにお掃除期)
1. 冷やさない ~生脚、薄着は禁物
2. リラックス ~たくさん笑う
3. 月経痛をなくす ~つらい生理とはサヨウナラ
4. 栄養を補う ~肉と野菜を煮込んだ温かいスープがおすすめ

《おすすめの漢方》婦宝当帰膠、冠元顆粒、逍遥丸など

低温期のケア(卵をぐんぐん育てる期)
1. 23時までに寝る ~卵は夜育つ
2. 落ち着いた生活 ~騒がしいと卵もおちおち育てない
3. 潤いをつくる ~卵が育つには“水”が必要
4. たっぷり血液 ~ホルモンが働きやすい環境をつくる
《おすすめの漢方》婦宝当帰膠、杞菊地黄丸、瀉火補腎丸など


高温期のケア(ふかふかベッドをご用意期)
1.赤ちゃんの部屋を適温に ~36.7℃以下は低すぎ、37℃以上は高すぎ
2.ストレスを溜めない ~精神の安定が着床には大切
3.生殖器の炎症はNO! ~赤ちゃんの部屋は清潔に
《おすすめの漢方》双料参茸丸、参茸補血丸、逍遥丸など


漢方では妊娠後には赤ちゃんを守るケア出産後や流産後(※流産も小さなお産と考えます)には次の赤ちゃんを授かるためのケアを十分に行います。このケアを怠ると、2人目不妊や産後の不調、産後うつなどの原因に。「妊娠しっぱなし」「生みっぱなし」ではなく、いつでも授かる体を保つのが漢方です。特に高齢の人は流産率が高いので、ケアは必須と考えてください。

次回は「男性の体を知る」です

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