Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

追撃の3ラン(中村剛也)

2021-07-13 22:40:26 | 他スポーツ
最近、西武ライオンズは元気がなく、今日もロッテ戦を6-7で落としました。それでも、先発松本が2回までに7失点した最悪の立ち上がりを、中継ぎ投手陣で粘って、1点差まで追い上げられたことは次につながると思います。その追撃の3ラン本塁打を放った、今日4番に入っていたホームラン打者の中村剛也選手を取り上げます。

中村は現役選手では最多となる、6回の本塁打王の実績を誇ります。通算本塁打数も400を超えており、既に歴史に残る打者です。今日こそDHでの出場でしたが、可能な限り三塁手として出場してきた実績があります。中村の愛称「おかわり君」は、二軍時代の寮でご飯を大量におかわりしたことからついた愛称で、同じようにメタボ体型の山川は「おかわり君二世」とも呼ばれます。

中村は大阪桐蔭高校からドラフト2位でライオンズに入団してきました。当時の大阪桐蔭は、現在ほど全国レベルの強豪ではなかったですが、大学を卒業するよりも早く一軍に定着します。入団2年目の2003年から一軍出場はありましたが、彼のブレイクは2005年の交流戦で、当時三塁手のレギュラーだったフェルナンデスを押しのけて三塁手で起用され、交流戦期間だけで12本塁打を放って大きくアピールします。

当時の中村は、メタボ体型の割には足が速く、守備がこなせるというのが売りでした。のちに監督として中村を指導した渡辺久信氏は、中村を可能な限り三塁手で起用することにこだわっており、指名打者に定着すると打てなくなれば外国人選手を補強されて選手寿命が短くなると、彼が37歳になる現在までプレーできることにつながる気遣いをしていました。

彼の本塁打王6回の中には、2008年に46本、2009年に48本、2011年に48本と高いレベルで達成しています。ホームランを打つことに関しては天才的と言われており、外野に飛球が飛ばせれば半分は本塁打になります。全身をバランス良く使って、ボールに力を伝えるのが上手いので、傍目からは何がすごいかわかりにくく、軽く打っているように見える打者でもあります。

もっとも、本塁打を打てるのは三振数の多さにもつながっており、安打数はようやく1500本と名球会は厳しいです。それでも、既に偉大な選手であり、ライオンズにいる限りは悪い扱いはしないでしょう。ここまで来たら、本人が納得いくまでプレーして欲しいと、彼の今後の活躍を願うばかりです。
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上手く行ったボランチの回収(7/12U-24日本対ホンジュラス)

2021-07-13 16:19:44 | ワールドサッカー
昨日のU-24日本代表のホンジュラス戦、ビデオを見ました。この試合は概ね日本のペースでプレーできた、いい試合だった印象です。ホンジュラスは4-4-2の布陣で、縦パス主体で前にボールを出してきました。これに対し、森保監督のサッカーは攻守を明確に分けるスタイルで、1トップ3シャドーは思い切って仕掛けていい反面、ダブルボランチには確実に守ることを期待している様子です。

そのダブルボランチがこの日は非常に効いていました。ホンジュラスの攻めは日本がボランチのところで回収できるので、日本はほぼマイボールの時間が続き、特に右MFの久保建英のところがよく使えていました。得点にこそならなかったものの、久保建英の仕掛けからのクロスは、ホンジュラスに対してゲームを優位に運ぶ原動力になります。

先制点はFKでした。FKに対してキッカーの位置に田中碧と久保建英を立たせておいたことで、ホンジュラスの守備は混乱していたようで、久保建英の入れたクロスにDFの吉田麻也が合わせて1点をリードします。セットプレーの守備はホンジュラスの課題で、日本がCKをショートコーナーにすると反応が遅れるので、何度かセットプレーからチャンスをつかめていました。

日本は左サイドを仕掛け、三好のスルーからFW林が見事なポストプレーを見せて、フリーになった堂安(写真)のゴールで2点目を入れて、このまま終われば会心の内容のゲームになる前半戦でした。しかし、日本にも課題は出ました。それは後半の戦い方です。前半にできていた、ボランチのところでの回収が次第にうまく行かなくなり、ホンジュラスの攻撃を許す場面も出てきました。

そのワンチャンスで、ホンジュラスに縦パスを通されて、クロスをフリーの相手選手に送られました。結果は日本のオウンゴールでしたが、こういう時間を我慢することが、今後の本大会での戦いでは求められます。しかし、メンバーを交代させてFWに前田大然を入れてスピードで攻めると、最後はゴール前でフリーになった堂安の2点目のゴールで、3-1とこの試合を勝ち切ることができました。

それでも、今回の五輪代表は、守備陣をオーバーエイジで補強して安定感が出ています。堂安、久保建英のシャドーの強さも持っており、1トップの林も、ゴールこそ取れなかったもののポストプレーで味方を生かしました。観客がいないのは寂しいですが、1968年のメキシコ五輪の銅メダルを超える結果も期待したいところです。
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2021-07-13 11:19:19 | 埼玉
近所の散歩で見かけた「鴨」です。家の近くには結構、田園地帯も残っているので、こういう自然を感じる写真も撮れます。
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武藤雄樹、柏完全移籍

2021-07-13 09:14:50 | 浦和レッズ
昨日、浦和FW武藤雄樹選手の、J1柏への完全移籍が発表になっていました。柏から浦和に江坂が完全移籍しており、トレードのような格好です。彼の思い出はたくさんあるので、それを綴ってみます。武藤は2015年、ベガルタ仙台から完全移籍で浦和に加入してきました。仙台時代は2トップの一角で、仙台時代のゴール数は年間4点が最高で、浦和はどういう使い方をするのだろうと注目していました。

当時、浦和を率いていたミハイロ・ペトロヴィッチ(ミシャ)監督は、武藤を3-6-1のシャドーで起用してきました。この位置が武藤の代名詞になります。武藤の良さは運動量の多さで、相手がマークしてこないシャドーの位置から忍者のように飛び出してゴールに絡む動きが秀逸でした。また、守備もよくこなしてくれるので、ミシャサッカーが押し込まれたときの5-4-1でも我慢できる一人のキーマンでした。

浦和1年目の2015年は、13ゴールの活躍で、点の取れるMFとしての評価を確立しました。この武藤の活躍で、それまでトップ下だった柏木をボランチで起用することが可能になり、柏木の持っているゲームメーカーとしての力を後ろから発揮する、新たなオプションが可能になりました。また、武藤の良さに、ミシャ解任後の堀監督の4-1-4-1でも対応が効いたことがあります。

堀監督がACLを優勝した2017年、武藤の位置は右のMFでした。彼の持っている守備にも帰れる運動量の多さで、押され気味の試合を耐えることが多かったACLの消耗戦を耐え抜き、チームを優勝に導いたのは今でも感動的です。もっとも、武藤は守備がこなせるものの、あまり守備をさせてしまうと点が取れなくなります。このあたりから、武藤のゴール数が次第に減ってきました。

それでも、武藤はオリベイラ監督にも大槻監督にも信頼され、多くの試合で起用されてきました。交代枠が5つになったコロナ禍の特別ルールもあったと思いますが、浦和の2度のACL決勝で、武藤の力は効いていました。そんな武藤も32歳になり、ロドリゲス監督になってから出番が減ってきており、移籍で出場機会を得たいという思いもあったと思われます。

まだ、彼が相手選手として試合に出てくるのは想像できませんが、これまでの浦和への貢献は絶大です。仙台時代からは想像できないほどのブレイクも果たし、楽しかった浦和時代だったのではないかと、想像しています。
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