Kobby loves 埼玉&レッズ

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少しずつ慣れてきた(7/21なでしこ対カナダ)

2021-07-22 23:33:44 | レディース
昨日の五輪1次リーグ、なでしこジャパン対カナダ代表の試合のビデオを見ていました。カナダは38歳のベテラン、シンクレアが未だにチームの中心で、トップ下気味の位置から飛び出してくるシンクレアの動きに日本は対応できず、前半9分という早すぎる時間でシンクレアのゴールで1点ビハインドになります。カナダは大柄な選手が多く、日本のちょっとしたトラップミスを逃してくれない、スピードも持っている相手でした。

日本は、ゴール前にいる1トップの菅澤が孤立する展開を強いられます。サイドの塩越や岩渕にボールを入れてからの打開を狙いますが、そこはカナダが厳しく寄せてくるので、なかなかクロスを入れられない、厳しい展開が前半一杯続くことになります。何か、ハーフタイムに動かないといけない展開で、予想通り菅澤を下げて田中美南を入れて1トップに置きます。

この交代で、田中美南が思い切って仕掛けたプレーからゲームが動きかけます。田中美南がゴール前でカナダGKともつれ合って倒れたプレーが、VARの結果PKになります。カナダGKはこのプレーで負傷し、なかなか起き上がることができませんでしたが、5分ほど中断ののちに復帰し、田中美南が自ら蹴ったPKを横っ飛びでセーブして流れを渡さないことに成功します。

そのGKは結局負傷交代することになりましたが、カナダのプレスは日本にとっては厳しいものでした。しかし、時間が経ってくると日本側にも対策が出始め、長谷川唯(写真)が相手MFに仕掛けて1枚はがす(一人抜く)とチャンスになってきました。なでしこが勝つときは、次第に相手のスピードに慣れてきて、テクニックを発揮できるようになる展開で、その可能性も出始めてきていました。

その長谷川唯が効きました。彼女の思い切って蹴ったロングボールから、岩渕がうまく相手DFの裏に回り込んで、フリーでゴール前に走り込んで技ありのシュートを決めて同点に追いつきます。日本の高倉麻子監督はこのゴールを見て、無理しないことに決め、長谷川唯を下げて籾木を入れて運動量を維持する交代を打って確実にこの試合を引き分けに持っていきました。

初戦の引き分けは、内容から見れば追いついた引き分けだったこともあって、希望が出てくるものだったでしょう。次のイギリス戦は相手が格上ですが、この日のように粘り強くスピードに慣れていけば、勝ち点を得ることは可能と思いたいです。
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平川忠亮引退試合

2021-07-22 23:04:00 | 浦和レッズ
今日の平川忠亮さんの引退試合、行ってきました。チケットを確保した段階で、アウェイ側立ち見スタンドしか残券がなく、一瞬躊躇しましたがどうしても見たいと思って確保しました。この試合は、浦和レッズの現役チームと、平川忠亮さんと一緒にプレーした歴代選手を集めたOBチームの対戦でした。もちろん、現役チーム側はOBに怪我はさせたくないので、組織的プレスなどはなく、スピードでは勝負せず技術だけで試合をしてきました。

また、この試合が面白くなった理由に、OBチーム側の半数ほどが現役選手だったこともあります。スタメンの3バックは坪井さん、闘莉王さん、槙野でしたが、守備は槙野と宇賀神で何とかすることになっていました。また、結果的に主役の平川とともにフル出場することになった小野伸二が効いていて、ボランチの位置で華麗にさばいて、平川や関根を走らせるプレーを見せていました。

平川の位置は、最初は右アウトサイドでした。平川自身もこの引退試合には備えていた様子で、パスが来れば走る、1対1では負けないなどができており、この試合のクオリティを保っていました。平川のクロスがアシストになってゴールが決まればいいなと思っていましたが、さすがに長い距離のキックの精度までは詰め切れなかった印象もあります。それでも、後半に右サイドから田中達也の頭に合うクロスも上げていたので、コーチとして毎日若い選手と練習しているところは発揮していました。

先制点は現役チームに入り、明本のクロスからの武田英寿のミドルシュートでした。技術だけで試合になる現役はさすがですが、この試合はジャッジが平川のために効いており、現役チームのエリア内の微妙な接触はすべてファウルでPKとなり、それを平川が蹴る約束になっていました。平川が、相手GK塩田の逆に蹴ったPKで同点に追いつきます。

この試合は90分の試合ですが、飲水タイムが15分に一回あるという、選手交代をやりやすくするとともにOBチームのコンディションに対する配慮がなされていました。この交代で那須がCBに下がって闘莉王がFWに行き、平川が左サイドのトップ下に入るという布陣変更がなされました。このトップ下のプレーで、宇賀神の左クロスを平川がボレーで合わせて、OBチームに2点目が入ります。

現役チームの、浦和での初出場となる江坂が前半終了間際に同点ゴールを決めて、前半は2-2で折り返します。OBチームの監督は堀孝史氏でしたが、森脇が監督のごとくベンチ前で大声を出していて、主審に注意される一幕もありました。後半については、明日マニアック分析で補足します。


山岸範宏


岡野雅行


堀之内聖


青木拓矢


森脇良太


坪井慶介


岩舘直


闘莉王


坪井慶介


李忠成


平川忠亮


山岸範宏


柏木陽介


小野伸二


岡野雅行


興梠慎三


槙野智章


阿部勇樹


李忠成


柏木陽介


関根貴大
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