Kobby loves 埼玉&レッズ

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O-Ringenの記憶

2021-07-16 22:51:47 | 他スポーツ
私は大学時代、オリエンテーリングというスポーツをやっていました。日本の中でもそれなりに面白いレースはありますが、オリエンテーリングの本場、スウェーデンでは1万人が参加する世界最大のオリエンテーリング大会の「O-Ringen」が毎年開催されています。1994年と遥か昔ですが、この大会に私も参加してきました。

当時のO-Ringenの開催地はスウェーデン北部のエーンシェルドスビークでした。あとで知った話ですが、このエーンシェルドスビークは1960年に第一回パラリンピックが開催された街でした。そのため、田舎町にしてはスポーツ施設がたくさんあり、宿舎の近くにあったプールで、日本人の仲間同士でリレー対決などをして盛り上がったことを思い出します。

O-Ringenのすごいところは、何もない草原地帯に、テント張りの建物を作って、臨時の街「O-Ringenシティ」を作ってしまうことです。ここにはレストラン、衣料品店、スーパーマーケット、競馬場や、当時の1994年アメリカW杯で3位決定戦を戦っていたスウェーデン代表の映像を放送していた映画館のような建物もありました。何か困っても、この臨時の街で、大抵のものは買うことができました。

スウェーデンのオリエンテーリングは日本とはだいぶイメージが違いました。日本のような森林地帯はそれほど多くなく、走りにくいごつごつした岩場が多かった印象です。また、日本よりは遥かに北で、磁北に近いことから、コンパスの針が止まりにくいという難しさもありました。それでも、5日間大会で5レースをこなし、全部完走して帰って来られたのはいい思い出です。

当時の宿舎が小学校の教室で、床にマットを引いて寝袋で寝たので、レース数が重なってくると疲労が溜まってきて苦しくなった印象もあります。もう、今ではこんなことはできないですが、若かった自分の、永遠の記憶です。もう一度スウェーデンに行くとすれば、ちゃんとしたホテルに泊まって、普通の観光旅行のついでに朝ジョギングするくらいでしょう。











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