Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

寝技の重要性(柔道)

2021-07-25 19:45:31 | 他スポーツ
オリンピック、やはり日本が勝てる種目ということで、柔道は見ています。4年に一回のオリンピックでしか柔道を見ないにわかファンの私は、見る度にルールが変わっていると感じます。指導三回で反則負け、同点の場合はゴールデンスコアで無限に続く延長戦、有効が廃止されているなどです。

このルール改正は、有効などの小さい技の貯金を逃げ切ろうとする優勢勝ちをさせたくない、一本を取りに行く柔道をして欲しいという意図を感じます。もっとも、オリンピックのトップレベルだと、比較的簡単に延長戦に持ち込める様子です。延長戦を合わせると、10分以上の長期戦を戦い抜ける体力レベルの高さを求められます。

今回、昨日の60kg級高藤直寿選手の金メダル、渡名喜風南選手の銀メダルを見ましたが、柔道においては地味な技になる寝技の重要性を感じます。相手を派手に投げ飛ばす、立ち技の方が見映えはいいですが、高藤選手の準決勝のカザフスタン選手相手の勝利にそれが現れていました。

この試合は7分を超える延長戦になっていました。カザフスタン相手に、直前に出した寝技が伏線になりました。相手の寝技から逃れて、主審の「待て」の判定を得るためには相当の体力を消耗するようで、カザフスタン選手は戦う余力が残っていなかったので技が決まりました。

結果的に、高藤選手は決勝戦では相手の指導三回での勝利でした。「それも自分の柔道」と本人も認めていますが、寝技の強化を怠らなかったことがこの金メダルの要因でした。惜しくも銀メダルの渡名喜選手も、準決勝は寝技での一本勝ちでした。強化のやり方はチームそれぞれですが、日本のやり方はここまで見る限りでは上手く行っている様子です。

ここまで書いたところで、女子52kg級の阿部詩選手、男子66kg級の阿部一二三選手の金メダルがありました。今のところ、日本がメダルラッシュで嬉しいですね。
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大橋悠依、金メダル

2021-07-25 11:59:17 | 他スポーツ
今朝は競泳からいいニュースが来ました。女子400m個人メドレーで、予選3位で決勝に進出していた、東洋大学OGの大橋悠依選手が金メダルを獲得しました。大橋は美人選手で知られ、一般的に筋肉質が多い競泳選手にしては珍しくすらっとした長身で、モデルでも通用するのではと思うほどです。ファンからも「かわいい」と声をかけられるほどです。

400m個人メドレーの面白さは、泳法によって得意と不得意があることです。そのため、どこでリードを奪っておくかは選手によって違った戦略があります。大橋の場合は、背泳ぎと平泳ぎが得意で、そこでリードを奪って最後の自由形は逃げ切るという戦略だった様子です。本人は「最初のバタフライが重要」と、序盤で出遅れる最悪の事態は避けようと考えていました。

バタフライでは、1レーンのハンガリー選手がトップで先行しますが、大橋も先頭集団につける泳ぎができていました。トップとほぼ差がない、3位でバタフライを終えるのは彼女にとって作戦通りだった様子です。次の背泳ぎで、少しずつリードし始め、背泳ぎで先頭でターンします。次の平泳ぎが、勝負を大きく分けました。

400m個人メドレーは、自由形やバタフライが強いパワースイマーが転向することが多く、技術が重要な平泳ぎは明らかに苦手な選手もいます。そこで大橋がきっちりとまとめた泳ぎをしたことで、リードは次第に広がってきました。最後の自由形は、アメリカの19歳の選手がどんどん追い上げてきましたが、大橋は平泳ぎの貯金が効いて逃げ切り、見事な金メダルを手にすることになります。

19歳のときに出場した大会で40位と最下位だった大橋が、五輪金メダルまで行けたことは本人も「ここまで行けるとは思わなかった」と、25歳と遅咲きのブレイクに驚いていました。もともと、世界選手権銀メダルなど、ポテンシャルは持っていた彼女なので、戦略がうまく行った故の、今回の快挙だったと思います。
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